花咲くいろは 第25話「私の好きな喜翠荘」
前半は良い意味で、見ていて嫌になった話でした。菜子の言うようにこれまでの喜翠荘とは思えませんでした。手は抜かない、変わらないサービスを提供する。でも食事はバイキング。喜翠荘のゆっくりした感じが好きという人もいらっしゃいました。「喜翠荘は変わる」。だからといって、ぼんぼり祭を疎かにしたり、これまでの雰囲気を一変させなければお客さんを受け入れられない。これは良い事とは思えません。新規の方を受け入れられても、常連さんは・・・?
結果として、女将や緒花母の協力を得て事なきを得ましたが、おそらく来年もこのようにはいかないでしょう。女将が「これ以上お客様をとるな」といったのは、これ以上予約を受けてしまうと、これまでのようなサービスを提供出来なくなってしまうからだったのではないでしょうか。
菜子だけじゃなく、みんな喜翠荘が大好き。夢を持ってる人に着いて行く事が夢になる人もいる。女将の夢についていき、そして喜翠荘で働く事が夢になる。誰かの夢は他の誰かの夢にもなり得るのでしょう。
大好きだけど、すれ違う気持ち。若旦那たちは女将に勝とうとした。女将は勝敗なんか気にしておらず、お客様のために行動しようとしていた。ここら辺にまだまだ若旦那が未熟な部分を感じさせてくれました。これから頑張っていけばいいのでしょう。
仕事は勝ち負けじゃない。旅館ではない仕事場ではノルマなどの勝ち負けはあるかもしれませんが、ここではお客様のために。女将に勝つために、なんて意地を張らず、素直に助けを求める。全てはお客様のために。自分達の戦いの都合に、お客様を巻き込んではいけないでしょうね。
さて次回は最終回。花咲くいつか。