ひびレビ

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相棒シーズン12 第9話

2013-12-12 00:00:21 | 相棒シリーズ
相棒シーズン12、第9話はカイトと結婚の約束をした女性の物語。


カイトが小西と結婚の意味も分からずに、その約束をした時の思い出を語ったシーンにて。「でも、ありますよね?子供の頃のことなのに、妙に鮮明に覚えてる思い出。死ぬまでずっと忘れないだろうなって予感がする思い出」。この台詞がとても心に残りました。それでも子供の頃、特に恋愛関係の思い出は鮮明に残っているものがありますね。

そんなカイトの幼馴染が殺害された事件でしたが、事件を追えば追うほど、結婚の約束を交わした子とは思えぬ人物像が浮かび上がってきました。犯罪行為に手を染め、気性が激しいためか勤め先でも問題が起こり、挙句の果てには自分を愛した男性の、自分のためにした殺害をネタに脅迫行為・・・どこでどう間違ってしまったのでしょうか。
子供の頃、カイトと結婚の約束をしたり、手紙の中で結婚を語る彼女はとても楽しそうでした。そしてまた、写真に映る彼女も綺麗でした。けれども今の小西ではありません。

最初、カイトは小西の引取りを考えていましたが、最終的には源と夢路、カイトよりも小西を知っている2人に任せることになりました。カイトが知っているのは、あくまでも思い出の中の小西だけ。彼女のこれまでのいきさつは色々ありましたが、それでも現在の彼女を良く知っていたのはあの2人でした。
思い出は思い出。今も彼女が、思い出の頃のままの人物であるとは限らない。例えば、中学校の時に好きだった人が、成人式で変わっていたように。

愛した者ために犯した殺人であっても、罪は罪。どれだけ愛していても、越えてはならない一線というものがあるでしょうに。酒田は一途というよりも、周りが見えていないだけではないかと。一途だったら、古畑と面と向き合う強さぐらいもっていて欲しいものです。
小西からの金銭の要求に応えられなくなった酒田でしたが、その一方では金銭にまるで不自由していない源の姿がありました。「僅か1000万のために人を殺すかね」と言っていましたが、世の中には1000万どころか、300万円を支払えず、小西から見放されそうになっていた人もいたわけで。金銭感覚の違いが恐ろしい・・・

夢路が可愛らしかったところで、今年の相棒はこれで終わり。カイトは相変わらず優秀だと思いますが、今回の酒田に対する思いや、就職事件の時に見せたような熱さも好きです。今後はどんな風になっていくのかなと思っていたら、次回の正月SPでは指名手配されるようで(汗。
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