怪奇大作戦セカンドファイル第3話にして最終話「人喰い樹」。
単なる特撮ドラマでなく、社会派ドラマであることを印象付けた第3話。最も恐ろしく、最も面白かったのがこの作品。
冒頭でさおりの友人の血管が植物の根と化していくシーンは本当に怖かった。その直後の赤い文字での「人喰い樹」という文字。恐怖を煽る効果は抜群だった。
自然を愛するあまり、植物との一体化を望んだ青年・榛名。その願いを叶えたのは恋人の楓。人間と植物の一体化。極論だが、そうしなければ植物の気持ちは分からないかもしれない。環境破壊が叫ばれている今、数々の異変は自然の人間への復讐なのだろうか。
科学により発展してきた人類。その反面滅び行く自然。それを科学で復活させようという人類。何とも皮肉な話だ。人類は科学により進歩し、科学により滅んでいくのかもしれない。
問題を解決したのは榛名が愛していた音楽「G線上のアリア」だった。杉に埋め込まれた榛名と楓の遺伝子。それらが共通して愛していた曲。これの伏線が序盤での牧と楓の会話にあったのだろう。
しかし何かと謎が残る解決法だった。まずこの病気にかかるのはスギ花粉症の人のみ。私も花粉症だが別の種類なので効果は無いだう。あとは・・・上手くいえないがどこか腑に落ちない点があった。
「人間は花粉よりも凶暴でしぶとく、悪意に満ちた存在」牧が言ったのは人間の本質だろう。
これにて怪奇大作戦セカンドファイルは終了。今回は牧中心だったため、他の人物の陰が若干薄くなってしまった。
これの直後に放送されたのが「美女と花粉」。しかもその後には「人喰い蛾」。そういえば「ゼウスの銃爪」と「恐怖の電話」、「昭和幻燈小路」と「京都買います」と連想付けることが出来る作品が選ばれている。NHKのセンスはいいなぁ。
単なる特撮ドラマでなく、社会派ドラマであることを印象付けた第3話。最も恐ろしく、最も面白かったのがこの作品。
冒頭でさおりの友人の血管が植物の根と化していくシーンは本当に怖かった。その直後の赤い文字での「人喰い樹」という文字。恐怖を煽る効果は抜群だった。
自然を愛するあまり、植物との一体化を望んだ青年・榛名。その願いを叶えたのは恋人の楓。人間と植物の一体化。極論だが、そうしなければ植物の気持ちは分からないかもしれない。環境破壊が叫ばれている今、数々の異変は自然の人間への復讐なのだろうか。
科学により発展してきた人類。その反面滅び行く自然。それを科学で復活させようという人類。何とも皮肉な話だ。人類は科学により進歩し、科学により滅んでいくのかもしれない。
問題を解決したのは榛名が愛していた音楽「G線上のアリア」だった。杉に埋め込まれた榛名と楓の遺伝子。それらが共通して愛していた曲。これの伏線が序盤での牧と楓の会話にあったのだろう。
しかし何かと謎が残る解決法だった。まずこの病気にかかるのはスギ花粉症の人のみ。私も花粉症だが別の種類なので効果は無いだう。あとは・・・上手くいえないがどこか腑に落ちない点があった。
「人間は花粉よりも凶暴でしぶとく、悪意に満ちた存在」牧が言ったのは人間の本質だろう。
これにて怪奇大作戦セカンドファイルは終了。今回は牧中心だったため、他の人物の陰が若干薄くなってしまった。
これの直後に放送されたのが「美女と花粉」。しかもその後には「人喰い蛾」。そういえば「ゼウスの銃爪」と「恐怖の電話」、「昭和幻燈小路」と「京都買います」と連想付けることが出来る作品が選ばれている。NHKのセンスはいいなぁ。