ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ウルトラマンネクサス 第5話「適能者-デュナミスト-」

2022-09-23 08:10:31 | ウルトラマンネクサス
ウルトラマンネクサス 第5話「適能者-デュナミスト-」

 第5話と第6話は、これまで謎に包まれていたウルトラマンの変身者=姫矢准の過去に迫るお話です。より詳しくは第6話内で語られますが、第5話内においても「姫矢さんは元新聞社勤めのカメラマン」「情報屋の根来さんと知り合い」ということが明らかに。
 根来さんは多発する不審な事故から情報操作の匂いを感じ取り、独自に追跡中。いくら記憶処理の部隊が活動しているとはいえ、事故そのものを隠すことは困難でしょうし、根来さん以外にもこうした疑問を持つ人は多いのでしょう。ただ、あまり深入りしすぎると、ビーストの目撃者同様に記憶処理をされることになるわけで……

 そんな折に出現したのは昆虫型ビーストのバグバズン。人気の多い昼日中に出現し、車ごと人間を捕食。車だけを器用に吐き出しています。バグバズンの歯の隙間に一体何が挟まったのかは……考えたくもありませんね(汗。
 そしてウルトラマン(アンファンス)とバグバズンの戦いが繰り広げられますが……「真昼間から」「割と元気そうに」「一切の邪魔なく」「地上で戦うウルトラマン」。他のウルトラマンでは当たり前の光景ですが、ネクサスだととんでもない違和感ですね(苦笑。大体「夜に」「具合悪そうに」「ナイトレイダー等に邪魔されながら」「不利なフィールドで戦わされるウルトラマン」がネクサスというイメージなので(汗。

 意思があるかのように噛みついてくる尾に奇襲をかけられつつも、善戦するウルトラマン。しかし吉良沢の判断により、凪と孤門くんが乗るクロムチェスターαの攻撃を受ける羽目に。この時の、ウルトラマンが孤門を見つめる瞳が凄く良いんですよ……第1話で孤門くんを見下ろす瞳、今回の瞳、ラフレイア戦におけるアイコンタクト、そして最終回の瞳……ネクサスは要所要所で「瞳」が凄く印象に残る作品でもあります。
 なお、吉良沢はウルトラマンが味方だと分かったうえで、この行動を取っています。吉良沢は何をしたかったのか。そもそもあの部屋で何をしているのか。それについては……本編内で語られましたっけ?手元の書籍では「未解決、判然としない謎」の一つとして「吉良沢はあの部屋で何をしていたのか」が挙げられているため、具体的には語られていないのでしょう。これ、どのタイミングで話して良い話題なのか、扱いに迷いますね……
 
 ナイトレイダーの攻撃を受けながらも、自分のやるべきことは変わらないと言わんばかりに、バグバズンにのみ視線を向けるウルトラマン。しかしトドメを刺しきれず、遂に孤門くんと凪にその正体を知られることに。容赦なく銃口を向ける凪と、その前に立つ孤門くん。凪もブレませんが、孤門くんも自分が信じたウルトラマンを信じ続ける揺るぎない心を持っているんですよね。考え方こそ違えども、似た者同士な二人です。

 果たして姫矢さんの運命は……といったところで、また次回。
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ウルトラマンネクサス 第4話「亜空間-メタフィールド-」

2022-09-22 07:06:37 | ウルトラマンネクサス
ウルトラマンネクサス 第4話「亜空間-メタフィールド-」

 集結しつつあるペドレオンに対し、イラストレーター・吉良沢優の指示のもと、殲滅作戦にあたるナイトレイダー。「水際で街を守る」任務を与えられた孤門くん、ナイトレイダーに入ってから一番の笑顔で「はい!」と答えていました。これまで「ウルトラマンを攻撃する副隊長」「人質の犠牲もやむなし」という過酷な作戦ばかりでしたから、その気持ちも分かります。ですが、孤門くんが任されたのは最終防衛ポイント。最も重要な任務を与えられたという責任感や重圧は、あの笑顔からは感じられませんでした。
 また、吉良沢がイラストレーターと呼ばれる理由は明かされませんでしたが……今後明かされる機会ってありましたっけ?単に作戦を思い描くからだけではなく、彼にはある重要な役割があるのですが……とりあえず成り行きを見守っていきましょう。

 ここで凪の過去の一部も明らかに。幼い頃に母親を探していた際、人間がビーストに変貌する姿を見てしまったから……そうした経験があるからこそ、人間である姫矢さんが特異な力を持っているのを見て、ビーストだと認識したと。
 そんな過去を思い出しているとは露知らず、凪に何故姫矢さんのことを報告しなかったのか尋ねる孤門くん。前回といい、割と物怖じしないところがありますよね……疑問に感じたら、すぐに相手に尋ねるのは良いことですが、私だったらあんなピリピリした凪にはとても話しかけられないなと(苦笑。

 ともあれ、ペドレオンとの決戦が開始。勝負は一瞬……かと思いきや、ペドレオンは肉体のみならず、戦闘能力をも進化させていました。予想以上の苦戦を強いられる中、近くに警官隊の姿が確認できたため、詩織が攻撃を躊躇うシーンが印象的です。人質を巻き込んでの攻撃を命じられた和倉隊長もそうでしたが、彼らも決して犠牲を出してまでスペースビーストを倒したいわけではない、出来ることなら救いたい。全員が凪のように非情に徹せられるわけではないのが伝わってきます。


 残るは孤門くんが乗るクロムチェスターαただ一機。リコの家族が幸せな夕食を満喫する時間を守るべく奮闘しますが……ここで前回忠告されていた「残弾の管理」が活きてきます。
 そんな孤門くんの危機に駆け付けたウルトラマン。メタフィールド内で遂にペドレオンとの戦いが決着!ネクサスはドラマも良いですが、戦闘シーンも良いんですよ……使用頻度が少ない技もありますが(汗。今回使ったオーラミラージュ(ペドレオンを止めた技)、ネクサスハリケーン(ペドレオンを埋めた技)は今後使われなかったような……使われなかったというか、使う余裕が無かったと捉えるべきか。
 そしてトドメのオーバーレイ・シュトローム!いやーいつ見ても最っっっ高にカッコいいですね!腕をクロスさせる際の力強さがたまりません。それを見た孤門くんの「すっげぇ……」という、視聴者の声を代弁するかのような率直な感想もまた良き……


 ペドレオンとの戦いは終わったものの、TLTの仕事はここから。いよいよ記憶処理に関する部隊も動き始めたところで、また次回。
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「映画トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!」を見て

2022-09-21 07:54:46 | トロピカル~ジュ!プリキュア
 2021年の映画「映画トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!」を視聴しました。

 本作の舞台は雪に包まれた美しい国・シャンティア。女王シャロンから戴冠式の案内を受け取ったまなつたちは、シャンティアで花咲つぼみらと親交を深める。そしてローラは同じ女王を志す者としてシャロンから指輪を送られるが……といった感じで展開されていく、心を救う物語でした。

 メインはローラであり、ローラとシャロン、えりか、まなつの関係が中心に描かれています。女王として国や民を想うシャロンはもちろんのこと、えりかとは「思ったことをすぐに口に出して喧嘩になりがち」という共通点が。
 この点において、えりかが自分の性格を把握したうえで、喧嘩してしまったローラも平気なフリをして強がっているだけでは、と心中を察する場面があったりと、同年代ながらも先輩として頼もしく成長した一面を見せてくれたことが嬉しかったです。
 それでいて、相変わらず自由な一面も健在なのが最高に可愛らしかったですね。久々に見たマリンの変身シーンは、相変わらず最高でした。頬に手をあてる仕草がチョーイイネ!

 そしてまなつ。まなつとローラは性格こそ異なるものの、ローラが迷っている時に隣にいてくれる頼もしい存在。いざという時にまなつが隣にいてくれることのありがたみが描かれていました。ああやって自分の行動を尊重し、時には代わりに泣いてくれるような友人は得難いものでしょう。
 
 そんなローラたちと対峙する相手は……ゆりさんがシャンティアを「奇麗すぎる」と評していたことから裏があるんだろうなとは思っていましたが、想像以上にハードな過去の持ち主でした。規模は違えども、ローラとは似た境遇の人物でした。そんな相手を前に、冒頭では注目を浴びたい、歌うにしても相応しい大きなステージを求めていたローラが……という、冒頭と終盤の展開の対比も良かったかと。
 

 さて戦闘面。サンシャインとコーラルの○×バリアコンビ、マリンとラメールの水コンビ、ムーンライトも参加した全員おしりパンチなど様々なものが見られました。個人的には、戦うべき相手を察したハートキャッチ組の覚悟の決まりっぷりが印象的です。
 そして目玉は映画限定フォーム!特にパパイア!主に髪形の変化であそこまで可愛さが増すとは思わなんだ……え?エクセレントロピカルスタイルの時も髪伸びてる?……気づかなかったです(汗。でも映画限定フォームの、ゆるふわっと伸びてる感じの方が好きかな。

 その他に印象的だったのは、ブロッサムたちが囚われたシーンです。私個人としては少々物足りなさを覚えたものの、あれは見ている子が不安になり過ぎないための配慮だったんだろうなと。大人でも楽しめる物語とはいえ、子供の心を置き去りにしてはならない。そんなことを感じられるシーンでした。


 長かった冬は終わりを告げ、あたり一面に花が咲き、真夏の太陽のように歌が人々の心の花を照らす。良い映画を見せてもらいました。


 ……余談ですが、「笑顔」と聞いた時はスマイル組を連想し、もしシャンティアに来ていたら漫才を披露していたんだろうなーと考えてました(笑。
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守備範囲外のおもちゃたち

2022-09-20 07:52:04 | 日々の生活
 先日おもちゃ売り場に立ち寄った時のこと。いつものようにライダー、戦隊、ウルトラマン、プラモのコーナーをブラっとして帰ろうかと思ったのですが、急いで帰る理由も無かったので珍しく他のコーナーも見回ってみました。

 そこで目に留まったのがプラレール。私が昔遊んでいたのはプラレールのように線路を走らせるものではなく、ミニカーに近い感じのおもちゃだったように記憶しています。個人的にはプラレール以上にヒカリアンの方に強く魅かれていたなぁ……結局一つも買えなかったっけ。

 で、今回見つけたプラレールですが……めっちゃ種類あるんですね!?ウルトラ怪獣のソフビ並みにズラッと並んでいて驚きました。加えてあたりを見回すと、線路や駅など、繋げて楽しむであろうパーツがズラリ。思っていた以上の展開の幅広さに驚かされました。そういえば「わしゃがなTV」でもお寿司を運ぶプラレールを紹介してたっけ。もっと細かく見ていけば、更なる驚きがあったことでしょう。
 今となっては自分のお金で買おうと思えば買えますが、子供の頃にこんな光景見せられたら、延々とどれを買ってもらうかで迷ってしまいそうですね(苦笑。予算や個数が限られていたとしても、決められない自信があります。

 たまには普段手に取らないおもちゃの見て回るのも楽しいなーと思った今日この頃でした。そういえば以前、ミニカーを買うために並んでいる方もいらっしゃったなぁ。種類によっては「いつでも手軽に買える」とは限らないのかな……まぁ最近のポケモンカードもそんな感じですしね……
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「着せ恋」続編制作決定の話

2022-09-19 07:17:04 | 2022年アニメ
 祝!アニメ「その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする」続編制作決定!公式サイトでのお祝い画像には笑わされました。お面の下で困惑している五条くんが見える見える…

 にしてもいやー嬉しい!1月から放送されていたアニメでは原作5巻までが描かれたため、続編となると新たなコスプレイヤーとの出会いが描かれる6巻から、文化祭の模様が描かれる8巻までのアニメ化でしょうか?原作ストックがあり、かつあれほどまでに盛り上がる話なのに、それを避けてアニオリをやるというのは考えづらいですし…
 個人的には2期でも良いのですが、新たなコスプレイヤーとの出会いをOVA、新たなコスプレから文化祭までの一連の流れを映画……の流れが、話数的には収まりが良いように思えます。
 が、ここで気になるのはジュジュ様と心寿ちゃんの出番です。以下、若干のネタバレ入ります。



 原作通りの展開かつ続編が原作8巻までの範囲ならば、ジュジュ様と心寿ちゃんの出番はありません。一応、文化祭編における問題の解決にあたって、ジュジュ様や心寿ちゃんが役立てるであろう場面はあるにはありますが……衣装作りを通じて様々な人と交流を深めていく五条くんが見たいので、あまり2人の出番が多くなりすぎると五条くんの世界が狭まってしまうため、あまり好ましくないかなと。
 何よりも、推しである成蘭ちゃんの活躍がカットされたらマジで困りますし(笑。ジュジュ様たちは文化祭を見学に行くとか、ちょっとしたアドバイス程度の出番になるか、あるいはアニメ2期という形ならば、文化祭前に乾姉妹とのアニオリ編を挟んだりしそうだなーと。

 あぁ、あと6巻に登場するコスプレイヤーさんの声に一番似合いそうな人は誰だとか、アニメ1期では残念ながら出番が無かった宇佐見さんに今度こそ出てもらいたいとか、色々な想いが生まれつつある今日この頃。原作最新刊も今週末発売とのことで、そちらも楽しみにしております。
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第29話「とむらいとムラサメ」

2022-09-18 10:27:01 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ 第29話「とむらいとムラサメ」

 あ、おやっさんが罪を数えた場所だ。

 ソノイの遺体はムラサメによって元老院に届けられ、ムラサメは褒美として「自由」を望むことに。元老院にしてみれば未だに「脱走」扱いのようで、マザーの関与は元老院でも把握していないのでしょうか?そもそもマザーとは一体何者なのか。獣人に襲われていたアノーニを助けるように指示していたところを見るに、脳人・ドンブラザーズ共通の敵というわけでもなさそうです。
 加えてムラサメが「どう生きればいいのか悩む者」としてジロウと親交を深めることを、最初は良く思っていなかったものの、結果的にはムラサメの声にも耳を傾けるようにする、と理解を示していました。マザーはムラサメをどのように成長させるつもりなんでしょう。

 また、ムラサメとジロウの会話の過程で、ジロウの二面性が発現した理由も明らかとなりました。人との付き合いで大事なのは優劣をつけたり、前後を決めることではなく、共に笑いあえることなのでしょう。
 親の言うことは大事だけれども、子供の自分が決めたい時だってある。みんなと仲良くしたいけど、競争して超えたい時もある。ムラサメやジロウは決して特別な存在ではなく、人間なら誰でも持っている感情を、分かりやすく描いた存在なんだなと感じた話でした。


 一方タロウはソノイの葬儀に出席し、ソノイの鎧と戦う羽目に。中身の無い相手など敵ではない……かと思いきや、なるほど、だから敵であるはずのタロウをわざわざ招いたと。考えてみれば元々ドン家は脳人の一族。その力がソノイに分け与えられることに不思議はありません。
 となれば、しばらくタロウは変身不能。ソノイとのなんやかんやを経て、パワーアップだな!……と思ったらあの展開には驚かされました。

 葬儀が執り行われる一方で、人間世界での状況は混沌が極まってました。ジロウとムラサメの和解までは良い話だなーと思っていたのに、そこからは何も知らないまま暴れさせられる犬塚翼さんを筆頭に、色んな要素が詰め込まれて、目まぐるしく戦況が変化。それでいてまとまっている気がするのがドンブラザーズの恐ろしいところですね。

 ムラサメは予想通り獣人を倒せる存在ではあったものの、獣人の戦闘本能までも取り込んでしまう様子。ジロウと話している時はそういった様子が見られなかったため、ムラサメの意思が休んでいる間は暴走するのかな?
 そんなムラサメ=ニンジャークソードを封じ込めたのが何と……いや、その使い方は予想外にも程があります。獣人が人間を模した生命体ならば、より人間に近づけるために、人間の感情が詰まったアレを使うことで落ち着かせるとか、そんな理由でしょうか。

 また、以前も狭山と交戦していたみほが、今回再び登場。次回のサブタイトルと合わせて考えると、彼女は獣人の中でも穏健派、同族を狩る獣人なのかもしれません。まさかこっちの話まで進むとは思わなんだ。


 そんな中登場した今回のヒトツ鬼は爆竜鬼。どっからどう見ても暴れた数だけ優しさを知るような人には見えませんね(汗。エンブレムを武器として扱うという、何とも大胆な……あ、いやゼンカイジャーの方がもっと自由でしたね……本当なんなのあの戦隊……


 色々動きがあり、目まぐるしく状況は変わっていったけれども、何故か全部スッキリ腑に落ちたところで、また次回。本当すげぇ作品だな……
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仮面ライダーギーツ 第3話「邂逅Ⅱ:ゾンビ狩り」

2022-09-18 09:35:23 | 仮面ライダーギーツ
仮面ライダーギーツ 第3話「邂逅Ⅱ:ゾンビ狩り」

 ゾンビ……仮面ライダー……とくれば当然思い出されるのは仮面ライダーゲンム。何であの人、令和になって新フォームもらってるんですかね…

 さて、前回のデザイアグランプリの優勝者の権限により、世界のスターとなった英寿。その目的は誰かを探すこと、あるいは見つけてもらうことにありそうでした。その点において「運命の人」を理由に配信を行う祢音には何か感じた様子。故にライバルでありながらも、彼女の窮地に駆け付けたかのではないかと。

 そんな祢音がデザイアグランプリに参加したのは、お金では叶えられない「運命の人に出会える世界」。裕福ながらも掟が厳しい家庭の産まれとのことですから、他人に決められた相手ではなく、運命の相手を追い求めているのではないかと。
 願いそのものは可愛らしく思えますが、その気持ちは真剣そのもの。景和の「諦めなければ叶う」という根拠のない励ましに「気持ちだけで何とかなるって本気で思ってるの?」と、普段の可愛らしい雰囲気から一転、冷たさを感じさせる態度が印象的でした。

 仮面ライダーバッファ=道長に言わせれば、今の英寿の世界も、祢音の世界も「チャラチャラした世界」。ですが、その裏に隠された真の願いや想いは本人にしかわからないのでしょう。
 そして奏斗の願いも明らかになりましたが、あれこそ「叶えられる世界の限度」に引っかかりそうな願いですね。


 ……といった感じで話は進んでいるのですが……ギーツは間違いなくカッコいいし、映像も見ごたえはあるのですが、全体的に地味というか、物足りなさを覚えてしまいます。後ろがドンブラザーズというのを差し引いても、今のところは大人しい作品かなと。
 そんなこんなでまた次回。
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デリシャスパーティ♡プリキュア 第28話「コメコメの力をみんなに…!パーティキャンドルタクト!」

2022-09-18 09:05:45 | デリシャスパーティ♡プリキュア
デリシャスパーティ♡プリキュア 第28話「コメコメの力をみんなに…!パーティキャンドルタクト!」

 スピリットルーからスペシャルデリシャストーンを取り外し、捕獲箱に付け替えたナルシストルー。新たな捕獲箱から誕生したのはゴッソリウバウゾー!……この上があるとすれば「ネコソギウバウゾー」でしょうか?
 ゴッソリウバウゾーはスパイシーが展開したバリアを避けての拘束攻撃、フィナーレの浄化技を耐え切る力を有しており、そこにナルシストルー自身も参戦となれば手に負えない。敗北を喫したゆいたちには、ナルシストルーから自分の弱さに悩み、苦しむ時間が与えられることに……

 なるのですが、こんな時でもゆいは「はらぺこった」とご飯を振る舞い、みんなに笑顔が戻ることに。辛い時でもお腹は減るし、お腹が減っては良いアイディアは出てこない。どんな時でも食事の大事さを説くのは素敵ですね。ナルシストルーの作戦は完全に裏目ってしまうことになったかと思いきや、食事中のゆいはどこか不安が和らいだような、ホッとしたような顔を見せており、彼女なりに敗北を気にしていたようにも思えます。

 そして再戦。捕獲箱からスペシャルデリシャストーンを外すことを念頭に行動するものの、作戦はすぐにバレて再び窮地に。ナルシストルーはフィナーレの蹴りを腕で受け止めるのではなく、追撃を避けるために腕で絡めとっているあたり、戦い慣れてる感じがしますね。基本ウバウゾーに任せっきりでしたが、彼が本格的に参戦していたら、もっと早期に窮地に陥っていたのではないのでしょうか。
 
 大きくなってもゆいたちの役に立てないことを嘆くコメコメ。ですが、みんながコメコメに感謝の気持ちを伝えた時、新たな力が覚醒!「いただきます」「ごちそうさまでした」など、食事への感謝の気持ちを大事にする本作らしいパワーアップだったかと。
 それにしても新衣装、めっちゃ可愛くて良いですね!個人的にはフィナーレのウェディングドレスっぽい衣装も良いなぁ…!プレシャスの着物や魔法使いっぽいスパイシーも良き。ヤムヤムはちょっと大人びた感じになりましたね。

 戦いに敗れ、居場所を失ったナルシストルーは自らフィナーレに倒されることを望んでいたかのようでした。あれは自分が楽になり、かつフィナーレの心を傷つけるための作戦だったのでしょう。そんな彼の考えを察したかのように動くマリちゃん。やっぱ頼もしすぎますね…
 

 戦闘中、フィナーレがプレシャスに告げた「大丈夫か?少し休んでいろ」がカッコよすぎて惚れ直したところで、また次回。いよいよセクレトルーも本格的に動き出しそうですし、ブラペの正体に気づく時も近いかな?
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ウルトラマンデッカー 第10話「人と怪獣」

2022-09-17 11:47:34 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンデッカー 第10話「人と怪獣」

 今回は怪獣の専門家・カイザキ副隊長に焦点が当てられ、人と怪獣の関係性はどうあるべきか、どうしたいのかが語られることとなりました。

 サドラやキングゲスラを倒しては撤退を繰り返す未知の怪獣。カナタたちはカイザキ副隊長の指示のもと、現場周辺の調査にあたることに。未知の怪獣を前に調査に熱が入るカイザキ副隊長を、ムラホシ隊長はもちろん、カナタたちも心配する……こういった隊員間の、戦闘時以外での交流を丁寧に描いてくれるから、デッカーは好きな作品です。新生GUTS-SELECTは学校のクラス、あるいは家族のような温かさが感じられますね。
 
 そんなカイザキ副隊長は怪獣被害に遭った過去があるものの、調べていくうちに怪獣が必ずしも悪ではないことを知ったとのこと。かといって人間が悪とも限らず、人が生きていくうえでは已むを得ない開発もあるという視点を持ち出したのが印象的です。人と怪獣、どちらかの側に偏り過ぎるのは危険でしょうからね。
 人と怪獣、どちらが正義で悪か、そう簡単に割り切れる問題ではない。この話を聴いたイチカの反応は、友好的な怪獣・エレキングと身近に接した経験があるが故のものでしょう。あのエレキングだって、普段は大人しいけれども、ひとたび暴れ出せば人間の生活を脅かす「悪」となる。しかしその暴れることにも理由があるとしたら?暴れるから「悪」だと決めつけていいのか?……こうした迷い、悩むことも大切ですね。

 互いにとって最も良い選択肢は「共存」となるのでしょうけれども、それもまた簡単な話ではありません。同じウルトラシリーズだと「ウルトラマンコスモス」の世界においても、人どころか同じ怪獣とさえ共存するのが難しそうな毒ガス怪獣エリガルがいました。「ウルトラマンX」においては、スパークドールズ化していたゴモラと友好的な道を築けそうでしたが……こちらも一筋縄ではいかない、険しい道でしたね。
 なお、ゴジラシリーズでは「怪獣総進撃」において、ゴジラをはじめとした怪獣がさも当然のように管理下に置かれています。ゴジラが正義の味方であった時代とはいえ、相当に凄いことしてますよね、アレ……

 一方、共存とは異なる道が「支配」であり、それこそが今回の事件の鍵を握っていました。首謀者は首謀者なりの「平和」への持論があり、新創獣ネオメガスは、コントローラーが破壊されない限りは支配下に置かれていたため、ある程度の安全性は保障されていたように思えます。
 しかし、それが果たしてスフィアや他の怪獣への対抗策としてだけ使用されると、誰が言い切れるのか。スフィアに限らず、気に入らない敵対組織を滅ぼしたり、なんなら他の星に攻め入ったりするかもしれません。どこかモンスアーガーに近しい存在のように感じますね。
 デッカーとの戦いにおいては、制御下を外れて本来の力を発揮していました。もしもどこかの国や組織がネオメガスを敢えて暴走させたなら、その暴走を止めるには同じ暴走ネオメガスを差し向けるしかないでしょう。それで倒せたとしても、後には暴走ネオメガスが残り、それを倒すために……という堂々巡りが始まりそうです。


 そんなネオメガスとデッカーのバトルは、非常に見ごたえがあるものでした。組み合っている最中からセルジェント光線のチャージを始める様がとにかくカッコよかった……かと思いきや!その後のシチュエーションがこれまた熱い!「支配」されていたネオメガスに対し、「共存」するデッカーとハネジローの力で倒す、という対比も見事でした。ソフビでの遊びがめっちゃ捗りそうなシチュエーションだったなと。

 
 「共存」という大それたことは言えない。出来ることをやるだけ。カイザキ副隊長の今の1秒が、遥かな明日において、人間と怪獣の未来を変えていくのだと感じた第10話でした。ストーリーも、戦闘も見ごたえある良い話でした。


 次回はいよいよ登場新兵器!……ですが、案の定不穏な雰囲気が漂っています。「ウルトラマンZ」におけるウルトロイドゼロと同じような展開になるのか、それとも……
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ウルトラマンネクサス 第3話「巨人-ウルトラマン-」

2022-09-16 07:25:42 | ウルトラマンネクサス
ウルトラマンネクサス 第3話「巨人-ウルトラマン-」

 土曜の朝っぱらから、車のフロントガラスに捕食されかけてる人間が落ちてくる描写をする。それがネクサス…!

 さて前回ウルトラマンに発砲した凪。孤門の制止は当然意味をなさず、ペドレオンがウルトラマンとの交戦中に噴出した可燃性ガスにより、その手は止まることとなり、第3話にして遂にウルトラマンと怪獣(スペースビースト)とのバトルが描かれます。当時はこのシーンが見られただけでも嬉しかったですね(苦笑。一応アンファンス(銀色)からジュネッス(赤)に変身したものの、その活躍は別空間で行われたため、今回はお預け。序盤はとことん焦らされますね。
 この時、ペドレオンが飛翔体に変貌するシーンは、「ゴジラ対ヘドラ」に登場したヘドラのオマージュのようにも思えます。今でこそ「対ヘドラ」は大好きな映画ですが、初見時は放送時間も相まって途中で寝落ちしてましたね…(汗。


 それはそれとして、一連の戦いを見た孤門くんの口から出た「ウルトラマン」という呼称。何故か不意にその言葉がよぎった理由については……本作を最後まで見れば恐らく察することが出来ると思います。
 ウルトラマンを素直に信じる孤門くんの一方、和倉隊長は判断材料不足故に懐疑的であり、凪は「同じビーストが餌を奪っただけでは」と敵対心剥き出し。ネクサスに限らず「ウルトラマン」を知っている視聴者からすると、「何言ってんだ!」と思いたくなるシーンではありますが、彼らの立場で考えれば割とまともな発想ではあるんですよね。むしろ安易に信じすぎる孤門くんの方が危険に思えます。

 そんな孤門くんに「目の前にあるものが、全て真実とは限らないの。その単純なおつむで良く考えることね」と厳しめに突き放す凪…ですが、ここで食い下がるのが孤門くんの良いところ!「単純なおつむ」とバカにされたことに怒るのではなく、「目の前にあるものが全て真実とは限らない」の意味を尋ねようとする姿勢が大好きです。ここで食い下がったからこそ、凪も言葉の意味を教えてくれたのではないかと。

 改めて見ると凪は凪なりに、言い方や態度こそ厳しいものの、自身の経験から得た大事なことを孤門くんに叩きこもうとしていたのだなと感じます。実際彼女から教わった「残弾数の管理」は第4話に関わってきますしね。ただ、この頃の凪の良さが、当時の私に理解出来ていたかというと……ウルトラマンを攻撃した県も含めて、なかなか受け入れがたかったですね(苦笑。
 また、和倉隊長も孤門の真っすぐさを危なっかしく思いつつも、彼の適性を推し量ろうとしていたのも印象的です。個人的に和倉隊長といえば、第10話で孤門に檄を飛ばすシーンが大好きです。あと最終回。あれを一目見ただけで正体を察するの、本当に大好きなんですよ……

 そして、ビースト事件の被害者は全て事故として処理される、事実が隠蔽されていることが明らかに。凪曰く「知られれば大混乱が起きる」とのこと。しかし映画「ULTRAMAN」を見た後だと、また違った印象を受けると思います。第3話放送時点では映画はまだ公開されていなかったものの、今ではネクサス本編より先に見ることが出来ますし、映画「ULTRAMAN」との世界観の違いや繋がりを考えながら見るのも楽しいですね。


 「あの男」とは誰か、孤門くんを見つめる視線は何者か、「諦めるな!」と発した姫矢さんは孤門の幼い頃の恩人なのか。色々と謎は深まるばかりですが、次回ようやくペドレオンとの決着!……しかし、今見ると、この流れで「リコとの他愛ない会話は心許せる現実」と何一つ疑いもせず信じている孤門くん、やっぱ危なっかしいですね……
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