ニセコ移住を夢見て

ニセコに魅せられて移住を決意した夫婦のアクセクストーリー

レコードプレーヤQL-A2の修理(1)

2016年02月25日 16時43分42秒 |  └ 電子工作
吹雪などで外に出られない日は昔聴いたレコードのデジタル化を進めています。
33回転のLPレコードから収録を始めていますが、曲の途中で急に回転が早くなり数十秒間続いた後、元の33回転に戻る現象が起こっています。 
最初にスピード切り替えスイッチの故障を疑いました。

機械を開けて中を調べる時にあると便利なのが「回路図」
しかしプレーヤ付属の取扱説明書はユーザ向けですから当然回路図は書かれていません。
昔の家電製品は町の電気屋さんが修理したので、必ず回路図が付いていたものです。

修理者用のサービスマニュアルをWeb上で検索しましたが、メーカーのビクター(現JVCケンウッド)を含めても日本語サイトでは見つかりません。
そんな中で、外国のサイト(Manualslib.com)に、JVC QL-A2のサービスマニュアルがありました。
日本メーカーを含めた世界の電機メーカーのマニュアル類が集められています。
全部英語で書かれたマニュアルですが、英語の翻訳にはWeb上の翻訳サイト(Google翻訳)を使いました。
便利な世の中になりました。

サービスマニュアルには回路図の他に、組立て構造図、調整手順、トラブル対処方法、部品リストなどが載っていて非常に便利です。

ターンテーブルを外してアームやカートリッジを保護しながら本体を裏返しにします。

11個のネジを外すと裏ぶたは容易に外れます。
内部はクォーツロック機能を持つダイレクトドライブなのでかなり複雑です。
赤丸内がスピード切り替えスイッチです。

スピード切り替えスイッチ端子にテスターを当てて抵抗値を試験します。
スイッチを閉じるとゼロΩになるはずが10Ω位あり、しかも数値がフラフラ変動しているので多分接点の接触不良のようです。

スイッチ内に接点復活剤を吹き付けて数回スイッチを動かします。
スイッチを閉じるとゼロΩ、スイッチを開くと50数kΩになるので接点は回復したと思われます。
元通りに組み立て直し、レコードを回して聴いてみると正常になりました。

これまで約50枚ほどのLPレコードをデジタル化(MP3形式で)し、不具合はありません。

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ところが、ドーナツ盤(45回転)の収録で問題が発生しました。
安定した回転を示すはずのストロボが揺れ動き、音程も音揺れ(ワウ)でフラフラ。
モーターの制御がクォーツロック方式ですからこの現象は起きないハズですが・・・



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