Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

WADIA 170i トランスポート がやって来た!!!

2009年06月20日 | ピュアオーディオ

WADIA 170i トランスポート がやって来ました。早速開梱して設置です。

Wadia_170i1

170iのアナログ出力を使って最初の音出し確認をしましたが、とても使い物になりません。先日開発した「スバル」のアナログ出力のサウンドに遠く及びません。

次にSD-9500のDACを使ってデジタル出力のサウンドを確認しましたが、こちらは「大当たり」でCDPが要らないと云えるくらいのサウンドです。

Wadia_170i2

デジタルケーブルは、間に合わせでBelden#8412+ノイトリックの安物RCAケーブルを使っています。

組み合わせるDAC次第で「音質」が決まる様に感じます。今回のSD-9500も相当な実力を持っていますので、DACの実力がそのまま引き出される感じです。

もう中級CDPは非常に苦しい立場に立ったと云うのが率直な感想です。ipod+wadia 170ⅰ+DAC の組み合わせで数千曲の連続演奏が可能なのですから。

170ⅰ専用デジタルケーブルを作って見たいと思います。本体重量が1.1Kgですので「シリウスクラス」の重量級ケーブルは使えません。BELDEN#88760+フルテック最高級ロジウム仕様RCAプラグのケーブルを準備中です。

Wadia_170i3

出来ましたので早速交換です。8412に比べ音数や周波数レンジの上下の伸び、実在感等が上がっているのがすぐに判ります。音のキレ・ヌケはシャープで早いです。

このサウンドを聴くとハイエンドクラスに近いサウンドで、高級CDPの存在価値さえ疑いたくなります。

パソコンが使えて、DACを持っているなら、ipodとwadia 170i トランスポートを加えると「自動演奏システム」が出来上がります。それも音楽鑑賞に堪え得る十分な音質を持って。

音質とCPを考えると先日作成した「3.5mm アナログケーブル」が良いですね。170iトランスポート+DACのサウンドには少し及びませんがほぼ互角の音質グレードを持っています。170iトラスポートは組み合わせるDACの出来で、音質が大きく変化しそうな感じです。


最近のSPの傾向と不満な点

2009年06月20日 | ピュアオーディオ

最近のメーカーオリジナルのSPの完成度は確かに上がっている。JBLの最高級SPはそのままではうまくならない事が有名であったが、最近のDD-6000(エベレスト)当たりは結構まともな音で最初から鳴ってくれる、

アバロンのダイアモンド当たりもそのままでけっこうな音質で素晴らしいと思う。

ただJBLを除く各社の中・高域は「コーン型」のユニットを採用されており、低域も20cmクラスのW仕様となっているものが多い。

個人的にはこの中・高域の「コーン型」の質感がまず気に入らない。低域も20cmクラスで30Hzや40Hzクラスを本当にに出そうとすれば「能率を犠牲」にしなければならず、反応の悪さと、ドライブするアンプに高額商品を要求しています。

ソナスのSPも大型のものを聴いた事が有るが「中型SP」の範疇であり、これで500万円くらいのプライスが付いているのにビックリします。

はじめから「完成品」みたいに作られている事はメーカーとしては自信が有っての事でしょうが、メーカーの技術内容が偏った物である場合は「手の付けられない」不具合を共有しています。

ビンテージSPに対して最新のSPが、その「出来栄え評価」としての再生音で勝っているとは個人的には到底思えません。

オリジナルのSPを作成できる「アッセンブル」のスキルを持つユーザーに対しては、選択の「対象外」にならざるを得ません。まだまだメーカー製で「満足」出来るSPは非常に少ないか、無い状態です。

アンプも大して音質向上もしていないのに「価格のみ」が一人歩きして高額化を突っ走っています。

オーディオの常識には一部は正しいと思いますが、根本音的な部分で「常識が違う部分」が有ります。

数千万円のシステムで最高の技術を投入できれば最高の音質が得られます。これは必然の理ですね。

でもそういう数千万円掛けられる方は一握りです。しかも「頭が固い」状態の方が多いです。またお金持ちほどケーブルもとっかえひっかえしますので、「未知の領域」に踏み込む事が出来ない方が多いのも事実。

中級程度のシステムで「勘所」を押さえ、「苦行」を積んだ方のシステムのサウンドは数千万円かけた方の遥か上のサウンドを出す事も出来ます。面白い物です。