Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

Reference 3a Master Control Monitors swiss made のSP

2009年09月01日 | ピュアオーディオ

先日、福岡のお客様から「Reference 3a Master Control Monitors swiss made」のSPの修理依頼を受けました。(リファレンス 3a マスターコントロール スイス製・・・販売は1994年)
20cmのウーハーとドームツィーターのシンプルなシステムです。
これが「なかなかよく歌う」SPでもってこられたご本人さんの愛着が判ります。私も欲しくなりました。
Rifarence_3a1

そのままの状態で1日鳴らし込んで不具合点を確認しましてから修理に出しています。
不具合の内容は「片chのウーハーノイズ」との事でしたが当方でチャックした処、「コーン紙とダンパーの角度が垂直でない為、内側のコーン紙エッジでマグネットと接触」しているものでした。他にもマグネットの接合不良等もあるようです。エッジも交換しないと「ヨレヨレ」でしたので2個とも「オーバーホール」が必要と判断し修理を依頼しました。運良く、同じ材質のエッジが有りましたので「ウレタンエッジ」は避けられました。
Rifarence_3a2_2
ウーハーを外して修理に出していますので現在はこんな状況です。
Rifarence_3a3_2

背面はバイワイヤリング対応になっています。バスレフポートも背面に有ります。

このSPは色々調べて行くと、1994年に販売されたのみで翌年にはメーカーが消滅しているようです。外層は「ピアノ塗装」で上品です。

私も欲しいと思っていろいろ探すのですが同じものは見つけられませんでした。鳴りの良さは1級品です。

修理の方は現時点では完了しているそうで、本日かの地を発送ですので明後日には入荷する予定です。完全な形で「音出し確認」が出来そうですので楽しみにしています。取りつけましたら完全な形の写真を掲載します。ウーハーのコーン部分の材質が素晴らしいですね。


自宅707Jシステムのウーハー パラレル化 その後

2009年09月01日 | ピュアオーディオ

8月23日のブログで 「神様は時々うれしいプレゼントをくれる」 と書きました。その翌日から「ウーハーのパラレル化」をづっと続けています。

CDP(D732)の「活眼/覚醒」のおかげで、今までウーハーのパラレル化をすると「音色の違和感」やスケール感の「違和感」を覚えていましたが、それらの不満点が一挙に解消されました。
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SPのウーハー部に耳を近づけますとD130もRB46も一緒になっています。それで今までの不満点がほとんど感じられません。個人的にはこれでもう十分と言えるくらいだと思っています。

中央側のRB46に引っ張られる事なく、D130が軽々と音を出しています。今まではどちらかといえばRB46の低音に引きづられていたようなサウンドでしたが、RB46の存在が消えています。「音数」の多さのメリットだけを享受したようになりました。

200907295

パワーアンプの6L6Gシングルアンプの質感・音色・バランスも非常に気に入っています。完全な「ノイズレス」で高SN比の世界で、弦楽器の「艶やかで糸を引くような」滑らかさはご機嫌です。

自宅のこのシステムでは後は「CDPのグレードアップ」だけの予定です。現在EMT#981を修理に出していますのでこれが帰ってくれば入れ替えをします。更にもう1セット秘かに狙っています。