Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オーディオ仲間の友人の死

2009年09月08日 | 写真・カメラ・林道ツーリング

昨日思いもかけない訃報に接しました。もうかれこれ30年も「オーディオ同好会」として毎月各家庭持ち回りでやっていました。私の20代からの仲間が亡くなりました。・・・・・・。

「友引き」の暦の関係で今夜「お通夜」、明日が「告別式」です。今夜のお通夜に現在残った仲間と一緒にお通夜に言ってきました。享年54歳。私より2歳も若いのです。

「おい、順番が違うぞ!!」と言いたい気持ちでいっぱいです。早過ぎます・・・・。

彼は30年前に「サウンドトレール」を作っていただいた「恩人」です。私が書いた図面を元に最初のトレールを作ってもらいました。彼は木工関係の法人の二代目さんで、その関係でその法人さんに今も「トレール」等の製作をお願いしています。

彼は若い頃は750CCのバイクに乗りまわしていたし、JBL#4343BをマッキンのC29とパイオニアのM4でドライブしていました。ラックや小型SPを自作で綺麗に作っていました。

若い頃はよく「同好会」で各地の音楽イベントやブルーノートに行きました。家族も一緒に旅行に連れて行ったことも有ります。それらの思い出が走馬灯の様に思い出されます。

ここ8年程は病魔に犯され入退院を繰り返していましたが定例会には入院していない時は必ず出席するほどオーディオが好きでした。ご冥福を祈りたいと思います。


事務所の「奥の部屋」のサウンド

2009年09月08日 | ピュアオーディオ

事務所には「モニタールーム」と「奥の部屋」が有ります。モニタールームにはRCA箱システム、D130 3ウェイシステム、SP-LE8Tを置いています。奥の部屋には「オリンパスシステムとBC‐Ⅱシステムを置いています。
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先週から今週にかけて「奥の部屋」のシステムに「手」を入れています。まず最初はBC‐Ⅱそのものの「内部配線」を「化け物シリーズ」から「ルシファーシリーズ」の配線にグレードアップしています。これで大幅な「音質のグレードアップ」を果たしました。ついでにパワーアンプをTrail仕様6L6シングルアンプからTrail仕様 6RA8pp(KMQ8)に交換しています。アンプの方はほぼ互角なのですが球の違いで質感が変わりました。
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今までは「オリンパス」を聴いてからこのBC‐Ⅱシステムを聴くと「落差」が大きすぎて相当の割り切りが必要でしたが、現在はBC‐Ⅱ独特の高域を聴いてからは逆にオリンパスにもっと「音色」が欲しいと思えるほどになりました。当然大きな「落差」は感じなく、いつでもメインで聴けるグレードと思います。
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オリンパスシステムには先日#8000番台のLE15Aウーハーを#1000番台に交換しています。こちらは「ユニットの素姓の良さ」をジワジワと感じています。今まで「雑味」に感じていたCDがすんなり聴けるのです。全体のサウンドの質そのものが変わったように感じます。確かに「品位」が上がっている為か「アバレ」や「雑味」(ざつみ)を感じなくなりましたので聴きなれたCDが違って聴こえます。

どちらのシステムもまだ「馴染んでる」最中ですのでまだまだ良くなっていくと思います。

「奥の部屋」のシステムのサウンドクオリティが上がっていきますと今度は「モニタールーム」のサウンドクオリティが気になります。こちらはRCAシステムのD130×2をLE15A+D130の組み合わせ実験をします。D130 3ウェイシステムは内部配線を「ルシファー化」する予定です。ここまでやれば一息できます。

8月エンドに修理に出したEMT#981もようやく修理を終えて帰ってくる見通しが立ちました。今週末には返ってくるようなので非常に楽しみにしています。


システム調整の方法

2009年09月08日 | ピュアオーディオ

ステレオシステムでリスナーが一番気にするのが「ピーキーな音」ではないだろうか?この「ピーキーな音」に対する対策方法は大きく二つに分かれると思う。

一つは「加算方式」な考え方にのっとった方法。もう一つは「減点方式」。加算方式はどちらかと云えば「ポジティブ」(能動的)であり、減点方式は「ネガティブ」(受動的)な方法だと考えています。

私はサラリー時代も含めて「ポジティブ」に「付加価値」を求めるように考えていました。オーディオシステムにも「ポジティブ」に取り組むのを基本にしています。その為「CDに入っている情報を全てSPから出す」方向を志向しています。その結果、ケーブルの大きさが非常に大きくなってしまいました。情報量を増やしていくと自然に「ピーキーな音」はなくなっていくのです。サウンドはSPの外側にも広がっていきます。音場は部屋の外に広がります。

片や、「減点方式」でケーブルの線径を小さくして行く方向を目指して行かれる方も多く見かけます。耳に付く音を一つづつ消し去っていかれている訳です。全体のバランスを中心に考えられてのことだと思いますが、この方式の方のサウンドを聴かせていただくと「音痩せがひどく」音が広がらないのです。SP間に音像は結ぶのですが中身が希薄で演奏者が並んでくれません。音場が部屋の中だけになります。

まだ、「減点方式」で対策されている方は「音質追求」の姿勢が有るので「問題意識」はお持ちだと思います。これに対し「ケーブルはどれでも一緒」などとおっしゃる方は「事実を知る事を怖がられている」様にも思います。

問題はどこかで「情報量」と「全体のバランス」が取れればよいのですが、好循環・悪循環が起こってくる事です。ケーブルの線径を大きくしていい結果を得た人はどこもかしこもケーブル径が大きくなり、それにつれて機器の方もそのケーブルが使える機器に限定されてくるという事になってきます。ケーブルの線径を小さくすることで良い結果を得た人は、より細い線径のケーブルにのめり込んで行きます。そう云う方を何人も見てきました。とどのつまり「自分が納得できれば良い」の一言で片づけられます。(主観的)

「良い音」には客観性があると思っています。自己制御して「客観的にも主観的にも良い音」を求めて行きたいと私は考えています。