Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

RCA箱システムに62Aライントランス

2010年01月30日 | ピュアオーディオ

昨夜自宅で取り外したWE62A入りのライントランスを、事務所の「RCA箱システム」に91Aトランスと交換しました。

ものの見事に「グレードアップ」しました。音の拡がりやヌケが一段と良くなっています。

WEのライントランスも沢山の型番を同じ仕様でライントランスにして「音質比較」をして来ました。その結果、WEのトランスは型番で「どのような音質傾向」が有るかが判って来ました。

①15A~50Aのグループと②62A~93Fまでのグループ、③111C以降のグループで「音の傾向」が揃う様です。同じグループでも型番の若い方が「高音質」になります。

①のグループ、②のグループ、③のグループでは大きな「音の傾向」の差が有ります。

①のグループでは音のヌケ・キレ・ノビが素晴らしく透明感が高いです。ワイドレンジ。カミソリの刃の様な切れ込みとSN感。(純鉄コア)

We_15a2

②のグループでは①のグループに比べ全てがチョッとナローに感じますが、中域の厚み等独得のバランスを持っています。(純鉄コア)

93f

③のグループは「パーマロイコア」のトランスになります。ワイドレンジ感は出ていますが中域の厚みが薄く、音楽の躍動感が前述①②のグループに対して薄く感じます。②のグループに比べると全てがナローに聴こえます。

111c

③のグループでも2Kg/個のボリュームが効いているのか「スケール感」が違います。他社のトランスと比べると段違いの実力です。

ハイエンドを目指されるならせめて②のグループの「ライントランス」を使っていただきたいと思います。