Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

マイッタなあー!!ALTEC#612システム

2010年05月12日 | ピュアオーディオ

自宅のSP-707Jシステムは3年かけて作り上げてきました。ウーハーにD130の16Ω仕様とテレフンケンを使い、中域に#375+ゴールドウィング+ハイルドライバー(amt1)、高域に175DLH+2405+デッカリボン+ビクターリボンとSPユニットだけで8個も使ったシステムと本日完成したALTEC#612A(#605B)のシステムのサウンドが非常に似ているのです。当然「音楽表現力」も近似の感じです。

まず「漂うような音の出方」が似ています。612AはSPセッティングも正確なポイントを抑えていませんし、SPケーブルもWE 14GAとはるかに格下のものを使っているのに707Jシステムに近いサウンドを出してくるのです。これが凄いと思わずには居られません。ユニットは同軸2ウェイとは言え「一発」なのです。

「軽い低音と反応の速さと深み」も予想を超えて近似な感じです。612Aの箱とユニットのバランスが良いのでしょう。

中域は自宅の707Jの方が分厚い感じはしますが612Aの方も遜色ないように思います。#375のエネルギー感には及ばない事は判っていますがなかなかどうして聴き応えが有ります。

高域は707Jが100KHzまで出せるようにしているのに対し22KHzまでとかなり低いところまでしか出ませんが、可聴帯域はカバーしていますので不足感は感じません。

「空間再現性」も612Aは良い感じです。仮セッティングでも十分に感じれますので専用トレールにセットさえすれば前後左右への音の広がりが更に出てきますので「ステージ」を意識できそうです。

「Trail仕様化」して初めてサウンドを確認して見て本当に驚いています。これをすべて「オールルシファー」のケーブルで接続し、専用アンプでドライブし、専用トレールでSPセッティングをしたならどんなサウンドを出してくれるか楽しみです。


ALTEC 612Aの「Trail仕様」 SP完成

2010年05月12日 | ピュアオーディオ

ALTEC 612A SPが完成しました。早速音出し確認をしています。

612a1

前回ALTECオリジナル配線で確認した時のサウンドとは全くの別物になりました。反応が早くバランスが良く聴いていて心地よくなります。音のヌケ・キレが抜群です。予想通り低音の不足も感じません。614箱より612A箱はかなり横幅が大きくなりますのでこの辺が効いているようです。「箱の作りや材料が良い」のでしょう・・・パワータップのケースによる音質の変化と同じ事が云えそうです。

612a2

ルックスも「再塗装」と「サランネット張替」で奇麗に仕上がりました。

612a3

まだ「専用トレール」が入荷していませんので「仮の音出し確認」です。SPケーブルもWE 14GAを使っています。これから1週間ほど「馴らし運転」をして行きます。ネットワークがまだ「大容量伝送」に対応できていませんので「馴染ませてやる」事が大切です。

この時点で「音の軽さと深み」が十分音楽を楽しめるグレードに仕上がっています。エンクロージャーがUSA製でよく乾いた米松合板製で有る事と、使っているユニットが#605Bでありながら604-8G以上に味わいのあるサウンドです。ALTECのユニットは604-8G辺りから大きな「コストダウン」を感じます。そのコストダウン前のユニットですので性能的には互角かそれ以上の味わいを感じます。

612a4

ネットワークは8ΩのN1200-8Aを使っています。本来は#605Bは16Ω仕様ですので16Ωが良いのかも知れませんが特段不具合もなさそうです。

専用トレールは来週入荷の予定ですので、入荷後正規のSPケーブル(SCS-34)で再確認します。アンプの方も専用アンプを予定しています。こちらは本日出来上がったとの連絡が有りましたので明日引き取りに行きます。