自宅のSP-707Jシステムは3年かけて作り上げてきました。ウーハーにD130の16Ω仕様とテレフンケンを使い、中域に#375+ゴールドウィング+ハイルドライバー(amt1)、高域に175DLH+2405+デッカリボン+ビクターリボンとSPユニットだけで8個も使ったシステムと本日完成したALTEC#612A(#605B)のシステムのサウンドが非常に似ているのです。当然「音楽表現力」も近似の感じです。
まず「漂うような音の出方」が似ています。612AはSPセッティングも正確なポイントを抑えていませんし、SPケーブルもWE 14GAとはるかに格下のものを使っているのに707Jシステムに近いサウンドを出してくるのです。これが凄いと思わずには居られません。ユニットは同軸2ウェイとは言え「一発」なのです。
「軽い低音と反応の速さと深み」も予想を超えて近似な感じです。612Aの箱とユニットのバランスが良いのでしょう。
中域は自宅の707Jの方が分厚い感じはしますが612Aの方も遜色ないように思います。#375のエネルギー感には及ばない事は判っていますがなかなかどうして聴き応えが有ります。
高域は707Jが100KHzまで出せるようにしているのに対し22KHzまでとかなり低いところまでしか出ませんが、可聴帯域はカバーしていますので不足感は感じません。
「空間再現性」も612Aは良い感じです。仮セッティングでも十分に感じれますので専用トレールにセットさえすれば前後左右への音の広がりが更に出てきますので「ステージ」を意識できそうです。
「Trail仕様化」して初めてサウンドを確認して見て本当に驚いています。これをすべて「オールルシファー」のケーブルで接続し、専用アンプでドライブし、専用トレールでSPセッティングをしたならどんなサウンドを出してくれるか楽しみです。