Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

UREI#525の活眼

2011年11月23日 | ピュアオーディオ

RCA箱システムのチャンデバ UREI#525が本日16時30分頃「活眼/覚醒」したようです。昨日も今朝も、低音はそこそこ出ていたのですが中高域は「ふん詰まった」状態でした。それが、低音はシャープに引き締まり、アタック感の合わせがピタリと合い、中高域もヌケています。音のキレがまったく違います。

Rcabox1

先月の22日に交換して使い出していますので、1ヶ月チョッとかかりました。その間、毎日10時~18時まで鳴らしっ放しでした。延べ時間にすると220時間を越えています。しかし気持ちの良いサウンドになりました。昨日までのいやいやながら苦行していたサウンドから解放です。

Rcabox2

チャンデバと一緒にSPケーブルも、ベテルギウスからシリウスSPに交換していましたので、活眼したサウンドは、スケール感が大きく、音数も今までにない量になっていました。音が弾んでいます。

Urei_5251

今回のチャンデバの活眼はどうも内部の「電源トランス」が活眼したようです。電源トランスでないと、低域・中域・高域の全ての帯域には効かないと思います。この電源トランスへの入力線もゴールドスターに交換していますので、この関係で思いっきりふん詰まったのでないかと推測されます。

Urei5252
(電源配線交換前)

Urei5253
(電源配線ゴールドスターへ交換)

電源ケーブルで機器の性能が決まる事はお話したと思います。内部の配線でも同じ事が言えます。特に電源ラインは重要だと認識しています。(既に他の機器で同じ内部配線交換で激変を確認済)・・・質感が非常に良くなりますね。

これで「苦行」から解放される様で一安心しました。「活眼」は本当に突然やって来ます。


線の太い音

2011年11月23日 | ピュアオーディオ

オーディオをやられている方とお話をすると「線の太い音」を求めている話を良く聞きます。「線の太い音」を求めていらっしゃる方のケーブル類を見て見ますと細いケーブルを使われている傾向が有る様に感じます。

「線の太い音」が出るアンプとしてSS誌等で評価されていた ハーマン・カードン サイテーションXXを購入して使っていた事が有ります。しかしこのアンプはなかなか使いずらいアンプで、マルチアンプシステムの低音として使っても、中高音と繋がりにくい独得のサウンドのアンプでした。その頃は中高域にアキュフェーズのアンプを使っていました。XXのサウンドはどんなサウンドかと云うと、「音の塊」と「曇った音」が合わさった様な・・・繊細な音は苦手でした。回路的にもNFBがいっぱいかかっていました。

音数(情報量)は細い線(ケーブル)でも十分出て来ます。「線の太い音」はこれにエネルギー感が付いて来ないといけません。エネルギー感はケーブルの断面積に比例して出る傾向が有ります。

自分でケーブルをブレンドして1本のケーブルに仕立て上げる事をして来ました。1本で周波数特性・情報量・エネルギー感を満足させる事は非常に難しいと思っています。1本のケーブルで全てが出せればそれに越した事がないのは当然ですが、そうは簡単には行かないようです。

情報量をとにかく多くして、エネルギー感を付けてやれば、圧倒的な音数と「線の太い音」を獲得できるようです。私個人の場合、とにかく「音数」を増やす方向と周波数帯域の拡大で挑戦して来ました。音数(エネルギー感も)が増えれば必然的に「線の太い音」になってくれるようです。