自分が8年間やってきたテーマは、「オーディオの基礎的項目の見直し」です。
1)ケーブルで音質が変わるか?
2)SPは既成品で十分か?
3)SPやプレーヤーのセッティングは必要か?
等、基本的な事を確認して発展させてきました。最初は「ケーブルで音質が上がる?」事に疑問を持っていましたが、色々なケーブルを入手して試して見ると、「音が変わる」事が判りました。判ってしまえば簡単な事ですが、やって見ないと理解できない世界かもしれません。今なお「ケーブルに懐疑的な方」を探すのに苦労はしません。
80年代以降「メーカー品の完成SP」を或る雑誌で奨励した事で、アセンブル的なSP作成(自作)が廃れて行ったように思います。もっともパーツが売れない為に、手に入りにくくなったことも一因と思います。ならばメーカー製の完成SPで十分か?と云う疑問が湧きます。その確認の為に、JBLの基本的3ウェイのシステムにツィーターを追加する事から始めました。追加するユニットにより音質が合う合わないが有ります。上手く有った時は音数や空気感が大幅に改善されます。これもやって見ないと判らない世界と思います。
SPやアナログプレーヤーのセッティングは40年以上前から云われている事ですが、CDPも同じ様に「振動」の影響を受けています。理想的なセッティングとは?と自分なりに考えて対処して来ました。
8年も毎日色々な実験や対策をやって来ましたので、基礎的な項目の見直しは一通り完了しました。今後は機器のグレードアップをする度に音質アップを確実にして行けると思っています。