昨日の説明では判り難かったと思いましたので、再度別の見方で述べて見たいと思います。良く調教されたシステムでは「柔らかい音」を出していると思います。この「柔らかい音」が私の言う「球面波」と読んでいる伝播の仕方です。
「柔らかい音」を出す為には、①SPユニットの特徴 ②アンプの選択 ③出力・音圧と能率の関係を理解してシステムを組むべきと思います。
#375等の2インチスロート(4インチダイアフラム)のドライバーから「柔らかい音」を出す為には、出力の小さな良質なアンプの方が有利と思います。Tr型とppタイプ管球型では出力数値は大きく違いますが、殆ど変わらない音圧を感じます。シングルタイプの管球アンプではppタイプの約半分くらいの音圧になるようです。
Tr型アンプでも各メーカーによって音色やドライブ力が違うように、管球式でも回路やパーツ、作り、球(初段管・出力管・整流管等)で大きく違ったサウンドになります。それらの中から最適なものを見つけ出すのは至難の業かもしれませんが、それを意識してやる事はできます。