
メインSPが完成すると本来は「SP探し」は終了するはずだが、メインSPが出来たからこそ「SP遊び」が出来る余裕も生まれます。

そんな訳で色々なSPを他にも試しています。フォステクスEF-83、103等の8cmユニットや10cmユニット、アンペックスの可搬型SP、アルテックの408、テレフンケンRB46等は2セットも集めていた。タンノイⅢLZ等々。早々日本で有名なP-610も若い頃に自作箱で楽しみました。

その中で「良いなあ・・・」(特徴の有る)と思ったのが、女性ヴォーカルならALTECとテレフンケン・アンペックスモニター。アルテックは濡れた様な艶やかなヴォーカルで、テレフンケンは乾いたコーン紙が張り詰めたサウンドを出してくれる。まさに「ドイツの音」と云った感じがする。ひと分けヴォーカルが良かったのがアンペックスの可搬型SP。中には楕円Wコーンのユニットが一個だけだったが、低音・高音は出ないけど、中音の充実したサウンドは魅力的だった。

ミニSP遊びをして気付いたのは、20cmウーハー以上でないと「低域」がもの足りないと云う事。だから今は20cmフルレンジか20cmウーハーを使ったSPしか興味が無くなっている。8cmや10cm、16cmぐらいのユニットでは低域のレンジを感じれなく、イライラしてくる事が有る。