Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オーディオ趣味の本質は「音質」に有り

2018年08月03日 | ピュアオーディオ
現在電源ケーブルのグレードアップ中である。着実に進捗を重ねている。オリンパスシステムが残り2本/12、自宅システムが残り4本/6。週内には残りが半減しそうである。

話は変わるが、「オーディオの趣味」の本質は「音質」に有ると思う。どんなに高価な機器(高級機)を並べても、「出て来る音」が貧弱では「可哀想」としか言いようがない。中級機をうまく鳴らして、感動する様なサウンドに仕立てている方もいらっしゃる。

また、過去の名器に拘り、うまく鳴らし込んで楽しいサウンドを出していらっしゃる方もいる。各人各様のサウンドである事は間違いないが、本質は「音質」に有ると思う。

「良い音質」は音楽から感動を感じ取ることが出来る。弦楽器のこする表現がリアルで有ったり、まろやかさで有ったり、聴く人を引き付ける「音質」が有れば十分聴くことが出来る。

「お金で買える」音質ならお金持ちには敵わないが、音楽を聴く真の音質なら「スキル」を持った人でないと辿り着けない。お金で高い機器さえ買えばよい・・・と云う発想は「コレクター」の趣味であると思う。こんな方は殆ど「前進志向」がない。端的に申し上げれば「古い常識に固まった」ままである、年齢も60歳を超えるとなかなか柔軟な考え方が出来ない。変える事等まず無理。

常に柔らか頭で柔軟に、そして謙虚に事実を受け止め、「目標」(イメージが出来ている)に向かって行く事が、良い音質を手に入れる心構えだと思っている。だからどんなに良いサウンドになっても達成率は80%。残り20%は常に残して置く。技術屋の考える事に100%はない、常にもっと良い方法は?もっと良い材料は?もっと良い機器は?・・・そしてそれらを選択・改善する人の感受性こそが「真の音質」の核心に向かっていけると思う。