Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

昨日は久しぶりに「音楽会」

2018年08月07日 | ピュアオーディオ


やっと一連のケーブル作りも終わったので、昨日は一日ゆっくりと休んでの「音楽会」をしていました。まずMD機からのソース。フライブルグ・バロックオーケストラ演奏のハイドン:交響曲第70番とモーツァルト:5つのコントルダンス・モテット「踊れ喜べ幸いなる魂(昨年のFMライブ録音)

このMDは昨年録音したのだが、録音と演奏が非常に素晴らしい。以前から機会が有れば良く聴いていたMDです。今回は「聴こえていなかった音」が沢山聴こえます。音数が増えていますね。また質感が更に良くなっている。ハイドンのストリングスは弦楽器のゴーイングの癖などをうまく使って有るが、それが実際に目の前で引いているかのような質感で鳴ってくれる。音楽にメリハリが有り、躍動感が有り、楽器の質感が今まで聴いた中で最高の演奏。MDである事を忘れてしまう。CDと遜色が有りません。

次が、DATのソース。いつ録音されたのか分からないが、2002年以降の録音だろうと思う。既に録音済のモノを某オクで大量に仕入れた中の1本。ハイドンの交響曲21番~28番の8曲。(アダム・フィッシャー指揮/ハイドン交響曲全集から)個人的にはこのDATのソースがデジタル録音では最右翼の音質と思っている。CS放送の録音だがノイズは一切ない。かなり高度な機器を使って録音されていると推測できる。音質も厚みが有ってCDと遜色ない音質である。

DATはケーブル交換前は単純に「お守」をする為の「どうでもよいラインケーブル」を¥3000円程度で購入して使って居た。今回のケーブル交換で、まだ唯一シリウスグレードにしてはいないが、ゴールドスターXLR ケーブルにグレードアップしている。CDラインで使っていたケーブルを流用している。このケーブルで先に聴いたMDと遜色ないサウンドを出している。質感もしっかりした音で、音色も質感も申し分ない。

最後にCDライン。いつも聴く「浅田真央さんのスケーティング・ミュージック」から2曲目の「SAYURIのテーマ」曲。スケール感が以前より大きくなりましたね。音量も音圧アップで大きくなっているので、いつものボリューム位置より下げて聴きます。それでも音数の増加や空気感の表現の仕方等「音楽性」がかなりアップしています。以前もかなり満足した音質でしたが今回は更にその上が有るのだと思い知らされました。

「CDの中の音をすべて出す」と云う観点では以前のゴールドスタークラスで十分な情報量が有ると思います。今回のシリウスシリーズではその上のサウンドを出してくるが、「余裕」が有りすぎる様な一面もある。まだ鳴らし込みが出来ていない状態でこの差が有る事自体が「グレードアップ」の成果だと思う。