Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ステレオソースの録音について

2020年01月03日 | ピュアオーディオ

ステレオ録音が始まったのは1960年頃からだと思う。現在2020年である事を考えると、実に60年も経っている。実に半世紀以上もステレオ録音がある。当初は2トラ38のマスターテープ録音がメインであったが、その後マルチ録音に代わり、デジタル録音へと変わって来た。何を言いたいかと云うと、「その時代時代で録音が変わり、音数が変わって来ている」と云う事。

再生側としては、かけるソースの中の「情報量」が違う訳で、また録音の仕方でもその情報量は変わってくる。復刻盤は初回盤に比べたら殆どの場合「音質劣化」している。LPの時代でさえ、ヨーロッパの初回プレスと国内盤では明らかに「音質差」(情報量差)が有った。

ステレオだからと云ってもソース1枚1枚で「録音の仕方」や4Mが違うので、その「情報量」や「質感」・「音場表現」は変わってくる。

加えて再生側にも千差万別の再生装置が有る訳で、しかも再生される「部屋」も全く違うので、「評論」等非常に難しい問題だと思わざるを得ない。

結局は「個人の好み」の問題で、本人が良いと思えばそれで良い事だと思う。人生は長い。若い時の経済状況と、歳を重ねて経験を積んで経済状況が変化してくる場合が殆どだと思う。人は成長する。ステレオ装置も成長していくと思う。その時点時点で個人が満足できれば良いのが「オーディオの趣味」だと思う。