昨年10月に45年前のアンプ「ケンソニック:C200+P300」を、今年2月に「エクスクルーシブ:C3+M4」アンプを購入しました。
どちらのアンプの組み合わせも、プリとパワーアンプは別々の方から購入しました。いずれのアンプも購入当初は「まともな動作」をしませんでした。電気は通電していてもまともな音や機能がしていない状態でした。眠っていたアンプ(死んだアンプ)だったと思います。
音が出ていると思っていたら、片chから音が出ていなかったり、突然ノイズを発生させたりと色々な不具合を体験させてもらいました。・・・これで本当に正常なサウンドが出て来るのか?心配になりました。
毎日「鳴らし込み」を2時間以上して、半年ほどは安心して使える状態ではありませんでした。8ヶ月経過したころからやっと安定してきた様です。現在では何の不安もなく使える様になってきました。
一度眠ってしまったアンプを生き返らせるには最低「半年」(2時間以上×180日・・・累計400~500Hr)の「鳴らし込み」の時間が必要だと云う事です。ケーブルを上級グレードに交換しても同じくらいの累積時間が必要な事が判っています。
古いアンプには「生き返る確率」も有ると思いますので、その面で行けば運が良かったのかもしれません。くれぐれも半年かければ生き返る・・・等と安直に思ってはいけません。お陀仏になるアンプも有る事を知って置いてください。
沢山の機器をお持ちの様ですね。良好な状態での維持も大変と察します。
古い機器の活性化に時間が掛る事は、私も同感です。
ところで、活性化に時間が掛る最も大きな要因、部品は何だとお考えですか?
私は、特に電解コンデンサだと思っています。
電解コンデンサは、長時間通電しないと電気化学的に不活性になり、再活性化に時間が掛ります。耐圧に対して印加電圧が低いほど時間が掛る様です。
真空管アンプの場合は、真空管ですね。これも長時間(10年以上?)使用しないと再活性化に時間が掛ります。オールド・ビンテージ管を入手した時はその様に思いました。
↔活性化に時間が掛る最も大きな要因、部品は何だとお考えですか?>
当方の経験では、「電源部」(電解コンデンサー・電源トランス)と思っています。
電源ケーブルをグレードの高いものにすると、必ず「ふん詰まり」したサウンドになります。
一番最初に電気の流れる「電源部」が「ふん詰まり」しているからだと思っています。
最低半年はかかります。
真空管は古典管辺りだとおっしゃる通りだと思います。
機器尾を沢山持っていると「お守」で時間を取られ、
音楽を聴くという本来の目的とかけ離れて行くような気がしています。
「最後は1セット」になるのでしょう。
>機器尾を沢山持っていると「お守」で時間を取られ、
音楽を聴くという本来の目的とかけ離れて行くような気がしています。
「最後は1セット」になるのでしょう。
その通りですね。
私も古い機種を入手しては、中を覗いてメンテや改造したりで時間を取られています。
音楽を聴くというよりは、それによる音の変化を楽しんでいる様な。。。
オーディオで「音質アップ」していると、機器やケーブル類やセッティング等でごろごろ音が変化します。
それを知っているから、ついつい「音遊び」に嵌ってしまいます。
困った小癖を植え付ける趣味ですね。
本来の目的である「音楽を聴いて楽しむ」を今後は意識して行きたいと思っています。
”古い機器の活性化”・・・、私は、機械全般に、知識がないので、古い機器は、修理するにも、メーカーに部品がなかったり、あちこちガタがあると思ってしまい、よみがえらせる事等、全く頭にありませんでした。
・・・しかし、しき様のブログを拝見すると、知識と技術と情熱があれば、古いアンプの場合には、低い確率かもしれないけれど、リユースして楽しめる事もあるのだな~と、感心させられます。
寒くなって来たので、休憩時には、温かい飲み物で一息いれて下さいね~♪
45年前の「家電製品」を現在使おうとすると、機能不足で使い物にならないでしょうが、オーディオ機器はチョッと違います。その時代でないと出ない音が有ります。
ただいずれにせよ、「古い家電」ですので、予備パーツもなく、生き返らなかったら「おジャン」です。遊びだから出来る事です。
今回はほぼ生き返ったのでありがたいです。
これから寒くなりますので風邪など召されませんようにお気を付けください。