昨日作成したプロトタイプ2種の試聴を「オリンパスシステム」と自宅707Jシステムでやって見ました。
BELDEN#88760を使ったケーブルのサウンドもスーナーケーブルを使ったサウンドもほぼ満足できるレベルと判断しました。本格CDPに迫る音質です。
特にBELDENとスーナーの価格差分が「音質」に出ているか?の点は、ものの見事に格差が有ります。スーナーケーブル仕様のモノを聴くとBELDENには戻れません。
かといってBELDEN#88760のサウンドが「ダメか?」と云うとそうでも有りません。こちらは「これで本当にipod!!!」と云わせるだけの音質が有ります。
どうして2種類出すかと云いますと、線径の太さが気になるからです。スーナーケーブルを使ったアナログケーブルはΦ11㎜になります。「曲がり易い・柔らかい」と云ってもそれは他のスーナーに比べての事、BELDENの細さに比べればやはり大きいし曲がり難いと言わざるを得ません。
どちらのケーブルもケーブルの強度が有りますので「なかなか曲がり難い」事は変わりません。簡単にipodが浮き上がります。
音質について、BELDEN製はワイドレンジで過不足のない情報量で中級CDPのサウンドに匹敵するでしょう。カッチリとした質感で「威圧感」の少ないサウンドです。
これに対しスーナー製は「音数」や「音色」が本格CDPに近い音質です。いつまで聴いても聴き疲れしない「質感」を持っています。それでいて「出るべき音はすべて出す」と云う高い再現性を持っています。弦楽器の艶やハイハットシンバルの質感がうまく出ます。
「ヴァイオリンの音色がうまく出ない?」とお悩みの方に是非使っていただきたいと思います。
試聴をしていて感じたのは、「オリンパスシステム」や「707Jシステム」は非常にパーツの交換に敏感だと云う事です。モニタールームのD130 3ウェイシステムよりもグレードの差を明確に出して来ます。どちらもオール・ルシファーシステムである事が効いていると思います。
オリンパスも707Jシステムも非常に「定位」が良く、とても7つのSPユニットを使ったサウンドとは信じられないくらいに「フルレンジ1発」のサウンドに近いものです。
今回のipod用のアナログケーブルは非常に満足度の高い商品が出来ました。モニタールームではCDPを使う事が大幅に減少しました。ipodで十分な音質が得られる事が判り、毎日ipodで音楽を流し続けています。