ヤフオクでipod用のアナログケーブルを3種類4セットを購入して聴きましたが、「音は綺麗」なのですが「パワー感」や「音数」の面で個人的に不満が有りました。
もちろん「ipodの音はこんなもの」とあきらめればそれで済む話ですが、何とか自分の装置でCDPの代用に近い音質が欲しくて「自作」をして見ました。
最初の自作「Belden#9497」を使ったケーブルをRCA箱システムに繋いで聴いています。改めて聴きますと「音数、力感」は申し分なく、これでもう少し高域が伸びていればと思いますが、これがipodの音とは初めて聴く人は信じられないグレードだと思います。
ケーブルの音質を決めるのは「ケーブルの種類・性能・断面積+プラグの質+半田材の質+作り手の情熱」と思います。
このBELDEN#9497のアナログケーブルの音質は、RCA箱システムにマッチしているので個人的には相当お気に入りです。ゴリッとした質感が出てきます。
私の場合「最高に良いモノを作りたい」と思いますので、ケーブルにもその使い方にも、プラグにも半田材にも「最高クラス」のモノを使います。
これが単純に「音質の差」となって表れて来るものと思います。
次に作ったのが「WE14GA+16GAケーブル」。本当は14GAケーブルのみで作ろうとしたのですがミニステレオピンジャックに線径が大きすぎて入りません。やむなくミニプラグ側のみ15cm程16GAを使いその先を14GAの太線にしています。
このケーブルの音質は「スーナー5芯」と遜色ない音質です。もともとこの14GAのケーブルは安価ながらすぐれたSPケーブルです。ただ、大量に入手するのは難しいケーブルですので手持ちの量で試作程度に作るくらいしかできません。現在の手持ちは多分100mくらいは持っていると思います。
14GAで作ったケーブルはD130システムで使っています。
今回紹介した2種類とも「一般に販売されているケーブル」とは全くグレードが違います。これはこれで十分楽しめる「音質」が有ります。
どちらのケーブルも「音の厚み」が有り、「ドラムのバチを叩きつける様」が表現できます。シリウスケーブルのシステムを聴いた後でも違和感なく音楽を楽しめるます。
しばらく使い続けますとプラグ類の馴染みで音の出方・感じ方も変わって来ますので今までの「音質傾向」は参考程度にお考え下さい。
「スーナー5芯」ケーブルはオリンパスシステムと自宅のシステムに取りつけました。しばらくはそのままで楽しみたいと考えています。