Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

この写真が分かる方は少ないだろう

2022年02月18日 | ピュアオーディオ

この写真を見て分かる方は少ないだろう。オーディオマニアでも90%の方は実物を見た事もないだろう。


JBL #375の蓋を開け、ダイアフラムを取り去ったコンプレッションドライバー本体の写真です。古くなると、この表面に錆などが出ている場合も有りますので、その場合は磨いてやる事が必要です。その為、確認が必要なのです。


一般的にはこんな姿で見た事が有るでしょう。白いリングの後ろ側の蓋を外して見た事のある方も居るでしょうが、大部分の方は「コンプレッションドライバー+ホーン」のシステムを使った事の無い方が多くなっていると思います。

コーン型やドーム型のユニットと違って、とんでもなく「音変換効率」が良いユニットで、能率が118db有ります。だから、1Wのアンプでも十分な「音量」が得られます。

KT66(6L6)球について

2022年02月17日 | ピュアオーディオ

6L6G球も色々集めて聴き比べをしていました。レイセオン球やハルトロン球、RCA球等も使っていました。


こちらもRCAの軍用6L6メタル球です。一見コンデンサーと見違えそうですが、外側のガラスがより強度の強いメタル製になっています。ただ中身は同じ仕様ですので、落としたりすれば中身が壊れることに変わりは有りません。


寿命や信頼性が高いので、サブシステムのモニター用のメインアンプで10年間使いました。これでタンノイⅢLZやSP-LE8T・ALTEC#614等を鳴らしていました。なかなか音の厚みのあるサウンドを出していました。

CDプレーヤーの聴き比べ

2022年02月16日 | ピュアオーディオ

CDプレーヤーも沢山の機種の聴き比べをしました。写真ではスチューダーA730とワディア#6の聴き比べをしていた時のモノです。2009年頃です。


こちらはスチューダーA727です。ルボックスB226も使っていました。


ワディア#2000が最初の高級機でした。自宅用も含めて2セット使っていました。


スチューダーA732も使っていました。スチューダーのCDPはどれも良かったですね。他に東芝SD-9500やSD-7500も使っていました。







JBL D208システムの最初期

2022年02月15日 | ピュアオーディオ

サブシステム用にJBLのユニットを使って、シンプルなスピーカーシステムを準備していました。1950年頃の20cmフルレンジユニットD208(8Ω)です。


プレートを見れば、JBLの最初期型だと分かるでしょう。


D208だけでは高域が不足するだろうと思って、同じJBLのLE20を準備していました。(LE8Tの例から)


LE20も懐かしいユニットです。


サブバッフルを自作して(フロントからD208を取り付けは出来ない為)サンスイSP-70の箱を利用して仕上げました。ユニットの収まりは良く、見てくれは良いのですが、LE20では高域が出ない事が分かり、ツイーター彷徨いが始まりました。

ハイルドライバーの入手には苦労しました

2022年02月14日 | ピュアオーディオ
2009年にハイルドライバーを入手しましたが、「運送事故」で4セットもオジャンになりました。


御覧の様に本体が割れてしまう「運送事故」に会いました。多くはUSAのイーベイで落札をお願いして発送していただいたのですが、3セットを一つの箱に入れて発送したために、ハイルドライバーの強力な磁力で引き付けあい、「衝突」して割れてしまった様です。その後に衝突しない様に厳重に梱包して送付してもらいましたが、運送屋さんの取り扱いが酷かった様で、この1セットも割れて到着しました。その後また1セットを発送していただき、やっと奇麗な1セットが手に入りました。



最初に国内で入手した1セットを除くとトラブル続きでした。

2008年頃のサブシステム

2022年02月13日 | ピュアオーディオ

2008年頃のサブシステムです。ALTEC A7や614モニターがいなくなり、SP-LE8Tをモニターに採用しました。


RCA Wフロントロード箱システム用にアキュフェーズM-100を使っていました。


この頃はアンプやSPの出入りが激しくて、月単位でアンプやソース機器が変わっていました。

VT-62ppモノラルパワーアンプの音も良かったが・・・

2022年02月12日 | ピュアオーディオ

2008年頃は管球アンプを何台も仕入れて、比較試聴をしていました。写真の最下段は、VT-62ppモノラルパワーアンプ×2台を低域用に使って、オール管球アンプで3ウェイマルチアンプシステムの実験をした時のモノです。サウンドは重厚で良い質感でした。


SPケーブルの長さの問題でアンプ配置を変えたり、アンプを入れ替えたりと遊んでいました。VT-62ppモノラルパワーアンプの欠点は、低域用には向かない点と、発熱量が半端ない処ですね。冬場なら暖房になりますが、夏場はクーラーを入れても暑いくらいです。パイオニアM4並みの発熱量が有ります。

モノラルパワーアンプは3セット使いましたが、低域用でもステレオ仕様で十分だと判断に至りました。

自分の中では最高の管球アンプは?

2022年02月11日 | ピュアオーディオ


色々な球を使った管球アンプの中で最高の音質は、プリアンプは自宅システムのマッキントッシュC22モドキアンプ、パワーアンプはOLYMPUSシステムで中域用に使っているSTC4033L(3B252B)シングルアンプだと思う。


このプリとパワーアンプを使った時の自宅システムのサウンドが最高だったと思う。但し、自宅システムの7SPユニットシステムでは「ローインピーダンス」になるので、JBLユニットのみの4SPユニットシステムになる。

STC4033Lシングルアンプは古いオイルコンデンサーや、オイル入り電源トランスを使って有るので、「オイル漏れ」が唯一の難点です。電源トランスはメーカーで眠っていた同型トランスに交換しました。(数十年も眠っていたトランス) 使って有るパーツ類も古い物が多く、故障しても交換部品が無い状態なのが辛い。

管球アンプの比較試聴(6L6G - KT66)

2022年02月10日 | ピュアオーディオ


KT66(6L6)のシングルアンプの聴き比べを2008年頃はしていました。GEC KT66とRCA等の6L6or6L6Gの球を差し替えて見たり、アンプ自体の比較試聴等を楽しんでいました。


整流管一つでコロコロサウンドの質が変わって来ます。作りの良い欧州の球が良いですね。


6L6Gの欧州の球でプッシュプルアンプもドライブ力が有りますね。


こちらはGEC KT88orGE6550の球の比較です。


6L6GppパワーアンプをGE6550(KT88)様に内部の回路を変更して現在に至っています。RCA Wフロントロード箱システムの低域用に5年ほど使っていました。プッシュプルになると「重厚」なサウンドになりますね。



50年前のアンプ達を今買うなら

2022年02月09日 | ピュアオーディオ


オーディオを始めた頃、高嶺の花であったアンプ群を使って見たくなり、アキュフェーズC200+P300と、パイオニアC3+M4の2セットを購入したのは、2018年頃です。


50年前のアキュフェーズとパイオニアのアンプは、今なお根強い人気が有る様で、それなりのお値段がします。50年前の一般家電品で有ればまず購入する事はないだろうと思う。使って有るRCA端子類はチープですね。時代を感じてしまいます。


どちらもまともに動く様にメンテをして使い出しました。外蓋を開けて内部の配線材やパーツの具合を確認しましたが、アキュフェーズはフラックスの残差が多く、Tr端子の脚が黒ずんでいました。その点、パイオニアの方が良い作りの様に思いました。


個人的にはC3+M4ならば今でも通用する音質が有ると思います。高級感は今でも有りますね。但し、電源の「直出し電源ケーブル」を使わずインレット化して、高級電源ケーブルを使いたいですね。RCA端子ももっと強度のある端子に交換しないといけません。それらへの手当てをして、2年半して「活性化」させたサウンドはメインシステムで使えるグレードになりました。サブシステムで使うにはサイズや重量・発熱量や電気代がかかりすぎるので、使いズラさを感じて手放しました。


A級アンプのM4の発熱量は半端ないですね。