Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

その時代でないと手に入らないモノ

2022年02月08日 | ピュアオーディオ

オーディオ機器のメーカーの寿命は、殆どが30年以内に終えてしまっている。形的には残っていても、作るユニットは変わっており、その時代でないと手に入らないモノが沢山ある。その中でもピラミッドのリボンツイーターは希少性が高い。



このリボンツイーターユニットは殆ど流通していない。PYRAMID T-1H リボンツィーター は別冊SS誌の「ツイーター比較試聴」で紹介されていた。1975年当時で、ペアで¥20万していたと記憶している。

このユニットの特徴は、リボン型にもかかわらず「エネルギー感」が有ると云う事です。一般のリボン型とは違い、#375までは行かないが、エネルギー感が有る。非常にSN比も高い。本当はオリンパスシステムで使いたかったが、デッカリボンとの相性が悪く外してしまった。もう少し長く使って居たら残っていたかもしれない。

JBL N500ネットワーク

2022年02月07日 | ピュアオーディオ

自宅システムで使っていたJBL#N500(500Hz)ネットワークです。現在は3ウェイマルチアンプにしてしまったので、ストック品になってしまいましたが、まだ所有しています。ついでに#3105(7KHz)のネットワークも所持してします。


内部を開けて見ました。


リアパネルです。いたってシンプルな構成です。


リアパネル下のチョークコイルが奇麗に並べて配置されています。これが、#3152(500Hz)や#3160辺りになると、乱雑な並びになります。初期型のN500では丁寧な作りですが、コストダウンが進んでくると、「作り」も雑になってくる印象です。

管球アンプの内部配線の変更

2022年02月06日 | ピュアオーディオ

自作管球アンプの内部配線の交換は、色々な配線を試して音質確認をして進めてきました。硬く太いケーブルですので、一般の配線なら2時間くらいで終わる作業が1ヶ月も掛かります。根気のいる作業です。


十数台も交換して来て、現在残っているのは6台になりました。写真の配線は「ブルースーナー」を使っての配線です。現在はこの配線よりもっとグレードの高い配線に代わっています。


配線の交換をしている写真です。左側がブルースーナー配線で、右側が現在も使っている配線です。違いは「音質」で分かります。映像の世界では有りませんので、「音」が良い配線を使うべきです。

WEのREP ライントランス

2022年02月05日 | ピュアオーディオ

WEのREP ライントランス#15Aを入手した時の写真です。1個約2Kg有ります。重量級のライントランスです。


入手した時点で使える様に配線がして有りました。


回路図も本体に印刷されています。


それを特注した木箱に入れ固定し、配線した写真です。こちらの中身は#50Aです。15Aと50Aは非常に似たサウンドになりますが、15Aの方が彫が深く繊細で豪快です。63A以降はまた別の音色になります。111cでは91Aに音質や質感で勝てません。91Aは63Aに全く歯が立ちません。63Aでも50Aを聴いたら別次元のサウンド(質感・音色)でかないません。


自作の手配線の途中です。伝送を担う配線ですので「断面積」もかなり音質に影響して来ます。


仕上がりは至ってシンプルな木箱になります。これでCDからアナログ的なサウンドが出て来ます。

WE310Aプリアンプ

2022年02月04日 | ピュアオーディオ

WE310Aプリアンプも使っていた時期が有ります。元々は神奈川県のガレージメーカーのキット品です。WE310Aには2種類の球が有ります。太メッシュ品と細メッシュ品になります。どちらも入手して聴き比べをしましたが、個人的には細メッシュ品の方が音質が高いと感じました。


太メッシュ品は音の粒が大きいと感じました。曲やジャンルによっては太メッシュ品が良い場合も有るでしょう。


WEの球でプリ+パワーアンプを組んで使っていた頃も有りました。低域は管球アンプではイマイチですね。

最近は欲しいモノが無くなって来た

2022年02月03日 | ピュアオーディオ


オーディオ三昧も20年以上続けて来ると、欲しいものが無くなって来た。オーディオを始めた頃は、ブックシェルフタイプのSPしか買えなかったし、置けなかった。現在では当時憧れていたJBL#OLYMPUSシステムをアレンジして、3ウェイマルチアンプにして、アンプやソース機器も吟味して使っている。特にケーブル類は特殊な銀線をアセンブリーして自作し、グレードを合わせて使っている。


当時「菱目格子」のSPに憧れていた。手の込んだ作りになっているから。JBL#4343等のプロモニターでは布製のサランネットになっているのが一般的であった。安上がりに出来ている。菱目格子で国産SPではサンスイSP-707Jが有名であった。

菱目格子のSPは、JBL#L-101(ランサー101)が有名である。今でも手元に置いて置きたいSPだと思っているが、OLYMPUSシステムを持っているので、菱格子の作りがOLYMPUSに及ばない。

グレートハイルドライバーのサウンドは?

2022年02月02日 | ピュアオーディオ

HL88(蜂の巣ホーン)の横にあるハイルドライバーは、ESS社のamt1と云うスピーカーの中・高域用ドライバーです。あまり売れなかったスピーカーだと思います。amt1のオリジナルのサウンドは、1970年代に聴く事が出来なかったSPですが、この中高域ユニットのサウンドを聴けば分かるだろうと思います。



amt1の低域は25cmコーン型で普通のサウンドすると思いますが、このハイルドライバーは「無色・無臭」の様なサウンドで、エネルギー感が殆どありません。型式的には「リボン型」の範疇に入ると思います。

ただこのユニットの特徴は、800Hz~24KHzの再生帯域が有り、耐入力が200W以上有ります。個人的に、JBL#375の「スッ飛んで来る音」を「分圧」させるには格好のユニットなのです。#375と並列接続で使います。そうすると、#375の質感はそのままに「圧力」(飛んで来る音)が無くなるのです。更に横方向や奥行き方向の質感が得られます。

CDからアナログ的なサウンドを出す為に

2022年02月01日 | ピュアオーディオ

CDからアナログ的なサウンドを出す為に、「ライントランス」を使っています。トランスもサイズや重量を変えて、色々なトランスを使って来ました。



その結果、WEの1個2Kgの大きなトランスを使った時が最良だと判断しました。WEのライントランスと云っても、111C(117C)、91A、63C、63A、50A、15Aと段々若いNoになって行きました。現在手持ちは、50Aと15Aを使っています。


XLRソケットの仕様にして、オールバランス伝送で使う様にしています。CDPだけだと二次元の世界ですが、これを使うと3次元のサウンド(アナログに近い?)になります。