Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オーディオ全盛時代は団塊の世代が主役

2024年09月10日 | ピュアオーディオ

日米のオーディオ全盛期は1960年~1990年くらいだろうと思う。特に1970年代以降は「団塊の世代」が主役だったと思う。その団塊の世代も70代の中盤に入っている。写真の様な1960年代のJBLを鳴らしている方はもう殆どが70歳以上になっている。自分も含めて、段々数が減少して行く事だろう。


大型システムの数が少なくなり、本来の「オーディオの醍醐味」を経験する事も少なくなって行くだろう。私の息子の世代ではiPhoneで、イヤホンで聴くのが主流になって来ている。ノイズもなく簡便な装置で楽しめるのだから、それはそれで良いと思う。


「オーディオ」に情熱を傾けて作り上げたシステムのサウンドは、iPhoneのサウンドの世界とは違う。もうオーディオ業界自体が崩壊している。当時盛隆を誇ったメーカー達も廃業や身売りして衰退してしまっている。もう2度とオーディオ業界の繁栄期は来ないと思う。



「オーディオ業界」の繁栄は団塊世代に引っ張られていた。団塊の世代は第二次世界大戦後の荒廃した戦後から復興している時期にあたる。物がない時代を経験し、音楽に飢えていたと思う。これからの若い方達は、モノが溢れた時代に育っている。多様な人生観が有る事だろう。

自宅2階のシステムで悪戦苦闘している

2024年09月09日 | ピュアオーディオ

自宅2階のシステムで「悪戦苦闘」が続いています。先週初めは「もうすぐかな?」と期待していたが無理の様だ。「活性化」は入口から出口までの沢山の「ゲート」(素子)を押し開きながら進んで行きます。まだ先は長い様です。


不具合の症状は以前と殆ど変わりません。鳴らし始めは、Rchから正常に音は出ますが、知らないうちに音が出なくなります。Lchは5分以内に「ボツッ」と云う音と共に音がで始めます。そのうちに同じ様に「ボツッ」とノイズが出てからRchから音が出ますが、その内、Lch・Rch共に知らないうちに音が出なくなり、またノイズが出て音が出だす・・・を繰り返します。両ch共に音が出ない時も有りますし、両ch共に正常に音が出て来ることも有ります。今は「ただ鳴らしてやる」事だけです。毎日4~5時間鳴らしています。今年中に「正常」な音の出方で安定してくれれば・・と思っています。焦っても何ともなりません。気長に待つ事だけです。

オリンパスシステムにALTEC#515Bウーハーを・・・

2024年09月08日 | ピュアオーディオ

JBLオリンパスシステムのウーハーは本来LE15Aが使われています。1970年以降のS7やS7R・S8やS8RではシリアルNo#20000番台以降のLE15Aが使われており、「粘る様な低音」が特徴です。この「粘る様な低音」は「バタ臭い」音です。それで、同じJBLでもプロ用ユニットの#2205や2220を使った事も有りますが、「イマイチ音が軽い」感じで「合わない」と感じました。そこで強力なウーハーで有名なALTEC#515Bを入手して取り付けました。ただ取り付けには「互換性」が無く、#515Bはバッフルから少し浮いています。


この状態で試聴しましたが、いつものヴォリューム位置(0.5W/ch)では#515Bは鳴ってくれません。2W/chまで上げたら、素晴らしい低音が出て来ました。この#515Bウーハーの能率は100db有ります。そのユニットで2W/chだととんでもない「爆音」になります。シアター用のSPユニットですので、広い部屋で2W以上のパワーを入れて鳴らす事を前提に造られている様だと感じました。

結果は「没」と判断しました。その後ガウスのユニットも試しましたが、JBLのプロ用ユニットを変わらない様に感じました。結局JBL#LE15Aの初期型を目指してユニットを探しました。結果的にはLE15(Aが付いていない)のブルーフレームのシリアルNo#1000番台のユニットを手に入れ、現在に至っています。初期型程「コストダウン」されていないと感じました。初期型LE15とLE15A(7000番台以降)は別物クラスに音質が変わっています。

マーク・レビンソン No29Lの内部写真

2024年09月07日 | ピュアオーディオ

マーク・レビンソンのNo29Lの内部写真です。完全モノブロックで作られています。シンプルなデザインが好きです。作りが良いのが分かります。


リアパネルも電源の3Pインレット、RCAソケット、XLRソケットと充実しています。出力は50W/chと小粒でしたが、私には十分すぎるパワーです。


このNo29Lを使うなら自宅のシステムだろうと思い、管球アンプと比較試聴をして、この管球アンプを追い出せず手放してしまいました。もう少しじっくりと聴いて判断すればよかったと反省しています。当時、「2000Hrの鳴らし込み」のノウハウを持っていなかったのが悔やまれます。

アコースティックサスペンション・・・AR3Aを鳴らしたが使いこなせず・・・

2024年09月06日 | ピュアオーディオ

アコースティックサスペンション(密閉型エンクロージャー)で有名なAR社の3Aを鳴らして見た事が有ります。ウーハーのエッジが破れていたものを購入し、エッジの張替えを専門業者さんに綺麗に張り替えてから使い出しました。この時の初期サウンドは「音のこもり」が激しくて、聴くのが辛かった記憶が有ります。その後、半年あまり鳴らし込みましたが、「音のこもり」が取れなくて手放してしまいました。この頃は「内部配線」には手を付けず、オリジナルで聴いていました。



多分に「鳴らし込み」の時間が足りなかったのだろうと思いますが、密閉型特有の「音のこもり」なのでは?と云う疑問が今でも残っています。以後、「密閉型エンクロージャー」は使わない様にしました。不幸な出会いだったのかも知れません。

自宅のメインシステムの初期の頃

2024年09月05日 | ピュアオーディオ

自宅のメインシステムSP-707J+αシステムの最初期の写真です。この時点で菱格子の中はD130(16Ω)+175DLHが入っています。外付けで#075とDECCAリボンツイーターをパラって使っていました。ネットワークはN500(500Hz)クロスの2ウェイネットワーク方式です。


ドライブするアンプはプリにマッキンC40、パワーアンプはムラードEL34ppモノラルアンプでした。その後、SPユニットも追加、アンプ遍歴を繰り返します。このシステムでもかなり良い処まで追い込みましたが、如何せん#375を使ったシステムには敵いません。当時オリンパスシステムで#375を使っていました。

自宅2階のシステムの「活性化」が視野に入って来た

2024年09月04日 | ピュアオーディオ

自宅2階のシステムの「活性化」が視野に入って来た。両chが正常に鳴り出す時間が増えて来た。アンプのSW ONから30分程度が不安定だが、それ以後は随分と良くなって来た。両chが鳴り出す前に「静寂感」を感じる様になって来ました。8月の1ヶ月間は「故障」ではないか?と思えるような時も在りましたが、何とか乗り切って、前に進んでいる様です。



本当の「活性化」(覚醒)は突然やって来ます。前日までの「質感」から大幅に良くなって来ます。今回は「アンプの活性化」で、SPの活性化が残ると思う。SPだけなら3ヶ月以内にヌケ切るでしょう。9月中か10月にはかなり良くなっていると思います。

アンプ遊びを20年前はしていた

2024年09月03日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムの3ウェイマルチアンプ。当初はオールアキュフェーズで決まり、と思っていたのですが、色々と不満が出て来て遍歴を味わう事になった。低域にM-100モノラルパワーアンプ、中・高域にA-20Vパワーアンプ。この時の不満点は、「高域が出過ぎ」、単に音量だけの問題ではなく、質音も含めた総合判断。JAZZ系のキレの有る高域にはドンピシャリのサウンドであった。JAZZをメインに聴くのであれば不満は無かった。


中高域の滑らかさと音の厚みが欲しくて、管球アンプを試して見た。質感は圧倒的に管球アンプが良い。但し、低域は管球アンプではドライブし切れない。メリハリが鈍くなる。通常聴く音量はM-100のデジタルメーターで0.5W/chぐらいだと知った。出ている音量からすれば、極端に小さな出力で十分である事を知った。低域のSPユニットにもよるが、50W/ch有れば十分と認識した。本当は20W/chで十分だと思う。意外と出力は要らない。M-100の500Wの出力は何のための出力なのだろう?

後日、パイオニアのM4を使ったのもその為である。サトリのミニアンプは10W/chである。これでJBL#4343をドライブできた。



自宅2階のシステムの活性化方法

2024年09月03日 | ピュアオーディオ

自宅2階のシステムは、アンプ類の「活性化中」である。色々と不具合が出て来ている。しかし、正常と異常が同居している。異常が出ているからと云って「故障」している訳ではない。両chから正常に音が出ない症状で、RchもしくはLchから、又は、全く音が出ない症状である。



約1か月間「観察」していて、不具合はSW ONから1時間以内が特に激しい。安定しない。片chからしか音が出ない、両chから音が出ない症状で、嫌になってくる。しかし、この「活性化」が終わらないと「活性化して正常な動作」にはならない。必然的に「通り道」なので避ける事が出来ない。1時間以内に「不具合」は多発する。しかしその後は「正常」な動作をする。これを故障と考えるのは早計だと思う。これは「良いケーブルを使う」と起きる「不具合」なのだ。アンプ内のすべてのパーツがケーブルから送り込まれる信号に対応できるようになれば収まる。基本、RCAケーブルとアンプ内配線(パーツのリード線・プリント基板配線)では、伝送容量が違い過ぎる。ケーブル類>アンプ内配線・パーツの不等式が成り立つ。ただ、アンプ内配線がそのままかと云うとそうではない。送られてきた情報量に完全ではないが対応できるようになる。対応できるようになった時が「活性化=活眼・覚醒」であり、次元の違う再生音になる。


先ほど、「1時間以内に不具合が集中している」と述べたが、それは、先週までの事で、現在は30分以内に変わって来ている。少しづつ良い方向へ変化はしている。こんな時のこのシステムへの対応は、「1時間は不具合が起きる」事を前提に、1時間は聴く必要はない。現在MDをかけて、1枚分が終了するまでは「流し」をしている。正常になってから、聴きたい曲を流す様にしている。もう少し時間がかかるだけだろうと思う。

こんな「不具合」を待てるかどうかが、「音質アップ」の極意である。


アメリカ系・ヨーロッパ系のスピーカー

2024年09月02日 | ピュアオーディオ

色々なメーカーのスピーカーを使って来て思うのは、アメリカ系・ヨーロッパ系のスピーカーではなく、各メーカーの「音」で有ると云う事。スペンドールBC‐Ⅱはスペンドールの「音」なのだ。英国の音ではないと思う。


現在鳴らし込みを続けているSP-LE8Tも、JBLのユニットなので「JBLの音」がします。各メーカーの技術の差や考え方の差が「音」として特徴を持っている。また、口径の大きさ、箱のサイズ、方式も「音」の出方や質感に効いて来ます。1960年代以前は、手の込んだ「家具調」のスピーカーが多かった。もう1系統はユニットをむき出しにした「シアター系」が有った。「さも音がここから出ますよ」と云わんばかりのスタイリング。それを「かっこ良い」と感じた方はシアター系のスピーカーを家庭に持ち込んで使っている。ALTECのA7等その例だろう。

要は、自分がどんなオーディオ装置を求めているかだと思う。また、過去の経験でどんな装置を聴いて来たかも影響するだろう。