9月3日(月) 晴 JR木曽平沢駅からJR洗馬駅まで
中山道の街道歩きを重ねています。第15回です。前回、終了したJR木曽平沢駅からJR洗馬駅までを歩きました。
木曽路を歩いていて、知ったのはこの場所が御嶽海の出身地だと言う事です。6月24日、上松町に入りました。町内の家々に「益々 輝け 郷土の星! 御嶽海」「郷土の星 めざせ横綱!! 御嶽海関」と書いた貼紙が掲げて有りました。そして、7月の名古屋場所で初優勝となりました。上松町や木曽町を歩き、御嶽海の地元として盛んに応援したいるのを感じました。
こうして、ブログをアップさせていますが、歩いたコースを振返りますと、中山道と中央線が何度も交差している場所を見ました。立体交差でガード下を潜る時も有りましたし、踏切を渡った時も有りました。最初に気づいたのが第13号仲仙道踏切です。そして、数が減り第2号踏切まで来ました。踏切りでこんなサイトが有るのを知りました。https://grandtech.web.fc2.com/fumikiri/google/JR_chuou1g.html
歩いていて、数が減っていくことが面白いと思いました。
それに中山道は木曽川とも平行しています。木曽川に架かる橋のサイトも発見しました。http://hiro66.sky-zet.com/kiso_bridge.html大きな川が段々細くなり、ついには分水嶺を越え、逆方向に流れるようになりました。
中山道歩きを重ねていて、季節が移り変わってきました。路傍で見かけた萩や尾花。桔梗に女郎花。これらは秋の七草です。こんな花を見かけることに季節の移ろいを感じました。
JR木曽平沢駅 ― 漆器の町 木曽平沢 ― 長瀬 ― 「道の駅」 木曽ならかわ ―
桃岡橋 ― 押込一里塚 ― 中央線弧線橋 ― 贄川宿 ― 贄川関所 ― メロディー橋 ― JR贄川駅 ― 中畑 ― 若神子一里塚 ― 片平 ― 片平橋 ― 桜沢 ―
明治天皇桜沢御膳水碑 ― これより南木曽路の碑 ― 境川橋 ―JR日出塩駅 ―
日出塩一里塚 ― 第2仲仙道踏切 ― 本山宿 ― 本山宿本陣跡 ―
本山宿そば切り発祥の地 ― 牧野 ― 牧野一里塚 ― 洗馬宿高札場跡 ― JR洗馬駅
中津川駅
(07:35)
快速列車(快速列車と言っても、多治見からは各駅停車です)で中津川駅に着きました。
ここで、松本行きの普通列車に乗り換えます。
既に松本行の普通列車が2番ホームで待っています。
夏休みが終わり、沿線の高校へ通学する高校生が多く乗車していました。
車窓から。
宮ノ越駅を出て、左手に巴渕が見下ろせます。
広かった木曽川がこんなに細くなりました。
渕と言うだけ有って、よどんだ流れです。でも、水は澄んでいました。
(09:27)
まもなく列車が奈良井駅に到着します。
次は木曽平沢駅に停車します。
車窓から。
奈良井駅を出てから、トンネルを通過しました。
そして奈良井川の橋を渡っています。
川の流れが逆方向になりました。
前回、あの堤防を歩きました。
JR木曽平沢駅
(09:33)
木曽平沢駅に着きました。
この駅で下車したのは私だけでした。
駅前のポケットパークのような場所です。
斜面を利用して水が流れるようにして有りました。
右手には清潔なトイレ。
まだ、整備されて歳月が経っていない感じがしました。
(09:33)
木曽平沢の街を歩きます。
街の並び。
全てが漆器のお店。
漆器店がズラーと並んでいます。
漆器店の入口。
どの店も同じような郵便受けが設置して有ります。
屋号を表示しています。
平沢の街の北の方まで来ました。
木曽平沢は漆器の街として発展してきましたが、この木曽地方は米が収穫でき難い場所だったようです。
それで、漆器を制作して生活の糧としたようです。
漆器の街 木曽平沢
中山道を歩いて来て、振返りました。
狭い木曽谷の底に有る街。
そんなイメージがしました。
「道の駅」 木曽ならかわ
(09:55)
平沢の街を出て「道の駅」 木曽ならかわへ来ました。
ここで、寄り道してみます。
道の駅の外観です。
木曽の木製品。
お酒などが並んでいました。
こちらは、ならかわ市場です。
店内に入ってみました。
地元の農産物を販売していました。
ここで買ったのがナイアガラです。
1房250円でした。
帰宅して食べましたが、程よい酸っぱさと甘さ。美味しかったです。
この味で250円は安いと思いました。
(10:13)
前方から特急が来るのが見えました。
名古屋行きの上り しなの6号です。
この先、国道19号線の歩道を歩きました。
19号沿いの歩道を歩きます。
贄川宿まで2.5キロと表示しています。
(10:20)
長瀬集落に入りました。
木曽路が国道に着いたり離れたりしています。
国道から離れると、旧街道らしい道となります。
前方に橋が見えます。
中央線の第2奈良井川橋梁の下を歩きます。
その先は桃岡橋です。
押込一里塚
押込一里塚に来ました。
ここにも中学生が書いた説明板が設置して有ります。
右下に白いプレートで「長野県地域発元気づくり支援金活用事業」と表示しています。
木曽ユネスコ協会が中学生の力を引出す事業として取り組んだのでしょう
(10:36)
国道を歩いています。
本当は右上の柵のところを歩かなければなりませんでしたが、間違えてここを歩いてしまいました。
路傍の可愛らしい石仏。
これまで、何人もの旅人の姿を見守ってきたのでしょう。
贄川宿
(10:49)
贄川宿に来ました。
ひっそりとしています。
中央線の上を通過するメロディー橋です。
鉄パイプが下がっており、続けて叩くと木曽節の曲になります。
贄川関所
国道から中央線越しに見える贄川関所です。
ここでも、丸に一の家紋の幕が下がっています。
丸に一の家紋は山村氏の家紋です。
山村氏がこの関所で木曽から出て行く木材を取り締まっていたのでしょう。
先を急ぎますので、今回は前を通過しますが、何時か来たいと思います。
JR贄川駅
(10:55)
贄川駅の前を通過します。
車が全く通らない国道19号線。
この後、数分して中津川行きの普通列車が来ました。
(11:18)
民家の中を伸びる中山道です。
国道沿いの古そうな民家の庭先。
明治天皇櫻澤御膳水の石碑が建っています。
この旧家で天皇が休んだのでしょう。
(11:31)
19号の歩道を歩きます。
左側がコンクリート壁になっていて、下を奈良井川が流れています。
これより南木曽路の碑
国道沿いに是より南 木曽路の石碑が有ります。
境川橋
(11:35)
歩いて来て、振返りました。
木曽路の石碑。それに東屋が有りました。
橋の上を歩いていますが、この橋。境橋と言うようです。
尾張藩領と信濃の境なのでしょう。
国道が右に曲がって行き、中山道は細くなって先へ伸びています。
(11:55)
跨線橋が見える日出塩駅の横を通過しています。
この建物。
日出塩公民館と表示しています。
中央線の踏切を渡ります。
踏切りの数字が第2仲仙道踏切となり、数字が減りました。
(12:06)
中山道が国道と分かれます。
本山宿の表示が前方に見え、宿場に向って行きます。
本山宿
本山宿の宿場内。
ひっそりといています。
中山道本山宿の説明板です。
本陣跡に設置して有りました。
(12:34)
中山道が県道になっていますが、曲がりくねっていて昔の街道らしい姿をしています。
白いソバ畑が広がっていました。
牧野一里塚
牧野の一里塚に来ました、
(12:46)
洗馬宿へ入って来ました。
こちらの宿場もひっそりとしています。
洗馬宿の説明板。
宗賀農林漁業体験実習館の壁に貼られていました。
この説明板。
もともとは本陣跡に有ったようです。
大火にあって、往時の建物が残っていない。この説明で分かりました。
洗馬駅への道。
ここを右折して駅へ向かいます。
JR洗馬駅
(12:54)
洗馬駅に着きました。
ここもひっそりとしています。
今日の歩行歩数です。
16キロ余りを歩きました。
まだ、13時前。
区切りを付けようと、洗馬駅までにしました。
(13:12)
13時13分発の中津川行きが入線してきました。
秋の七草
秋の七草 ~女郎花、尾花、桔梗、撫子、藤袴、葛、萩~
秋の七草は上に書いている通りです。今日は女郎花、尾花、桔梗、萩を目にしました。それに前々回の時に木曽の桟の南で葛を見ました。葛が秋の七草に入っているのを知らなかったのです。
新しく知る事が面白い。
感想
6月9日に第10回で、中津川駅から馬籠宿までを歩きました。その途中に「これより北木曽路」の石碑が有りました。今回、JR木曽平沢駅からJR洗馬駅までを歩き、「これより南木曽路」の石碑の前を通過しました。回を重ねて5回、木曽路を踏破しました。
中山道が中央線と国道19号線。木曽川と並行しているの確認できました。特に、中央線とは何箇所かの立体交差、それに踏切が有りました。踏切りの番号が減ってくるのを実感したのです。
今日の経費
JR那加駅からJR木曽平沢駅までとJR洗馬駅からJR那加駅まで。
青春18キップ 2,370円
パン 108円
牛乳 98円
お握り 200円
缶ビール 286円
ピーナツ 138円
合計 3,200円
kオジサンの中山道旅日記 その16
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