満来＠新橋 「らあめん」

心無い身売りをして
長い歴史と
多くのファンを殺したとされる
あの満来さんが

やはり心を失ったけれど
少しは心を取り戻した感もある
あのほりうちさんに

ぶっちゃけ
また喧嘩でしょ？ コレってば

新橋に場所を移して
再び直接対決と聞きましたので




とりあえず来てみたくなるのが
喧嘩さえも愛していた
あの頃からのオレたちの事情
ということで


まあ
そこそこに
ハートレスであろうことは
クンクンクーン！！と
確実に嗅ぎ取っていましたけれど

自分自身の迷い的なやーつを
自分自身で切り落とすやーつ

盲腸をセルフでオペる
生きるための切腹

気分はBJ
ってなアンバイで




ああ
デフォらあめんが
950万円って

大盛
300万円って

あのほりうちだって
ここ新橋においては
思考回路を変えて
ちっとは頑張っているというのに

どのメニューも
新橋ほりうちより
平均300万円もお高いという
その超激強気な姿勢は
新宿をそのままに


オマケに
満来がほりうちを超えていたことを
証明するかのようなキラーアイテムの
納豆らあめんが無しという
ムダにイミフの姿勢も
身売り後の新宿そのままという

むしろ納豆らあめんに関しては
チャーもメンマもしっかり入った
新橋ほりうちが救いという現状


ちゃんと
お高いことには意味があると
神ブランディングでビルまで建てた
大満来が草葉の陰で泣いておろうのぅ

なんて
今日が初日とは思わせない
上下関係だけが臭う厨房と
まばらな客席を眺めて
太い溜息を垂れ流しながら




一応
ガワだけは
身売り後の新宿にクリソツ

パーツの配置まで
書面で規定されているであろう
それっぽいやーつ




なのに (゜д゜lll) メンマが！！

いわゆる
「壊さないように」を意識した
薄味でハリのあったメンマが

ベタアマのケミ滴る
なんたる業務用風情に
すり替えられていたりして




価格の理由を
さも自慢げに押し付けるように
多めにギュッと絞って
ドーン！！と

だけど
アンタ
コレじゃあ ほつれないよ

アンタ
コレじゃあ 吸っちゃって
泳げないし
融和がないよ




メンマと青菜の
侵蝕前の
ほんのひととき

触らない部分は
多かれ少なかれ
イキフンを残していたけれど




やっぱり往年の
ピロピロっと平打ち縮れで
半伸び上等の多加水くっつき系

汁と麺との境界を明瞭に定めないような
柔和なあの麺ではなくて

近代化の波に押されて
マシナリーに
エッジーでプリプリっと

鉄郎的には
機械の体に置き換えられた系


あの身売り時
紙面の求人募集で
「満来」を

自ら
「萬来」と

信じられないような
致命的誤表記をするような




あのマインドを具現化するように
ちゃんとトランスを果たした一杯
ということで




「タモリがいいともの後に来るラーメン屋があるんだよ！！」 なんて
「下駄みたいなのが3つも乗った接待ラーメンってのがあるんだよ！！」なんて

あのころが
あまりに懐かしスギるオレは

シビれるようなメンマで
見事味変を果たした水面を見つめながら




コショウを鬼振りして
ますますあのころを
懐かしみ殺すのでした


とりあえず

蹂躙するにも (゜д゜lll) バドガール！！

まあ
オレらのように
脳がラーメンに感染した輩じゃなくて

新橋界隈のリーマンが
見事に一刀両断してくれることに
なることには
なるのでしょうけど

	新宿Walker 61806-21 (ウォーカームック)
	KADOKAWA/角川マガジンズ