続きます。
K君は警察官になってよかったと言ってました。なんせ制服支給です。サラリーマンならスーツは自腹ですが、警察官ならタダ。中・高・大と学生服で通したK君には堪らない好ポイントです。黒い警察官が来ているコートが革製でなく、定価6000円のビニール製だったのにはガッカリしてましたが・・・・・・。
それに自宅は警察の宿舎です。東京の芝浦にあります。2DKです。家賃は確か2万円弱との事です。
バブル当時、芝浦で2DKなら家賃は20万円前後だと思いますが、その10分の1程度の家賃で住める訳です。これは羨ましいです。ケチ名人のK君には絶叫ものの好ポイントです。それを聞いて私も警察官になろうかと思いましたからね。
趣味の盗撮・・・・じゃなかったカメラもK君に幸運をもたらしました。カメラ屋の女性店員と結婚し、子供も二人出来ましたからね。
彼はケチです。モテるタイプではないです。でも警察官。つまり公務員。これは結婚条件としては好ポイントです。公務員でなかったらかれK君は結婚できない可能性が高かった。万事上手くいっていた。
ただ、彼は私同様真面目でも勉強は不得意。大卒警察官は毎年昇級試験がありますが、何時の間にか後輩が上役になっていたと言うか、バンバン追い抜かれていってるみたいです。まっ、これは初めから覚悟はしていた様ですけど・・・・・。
ここで事件が起きました。K君は中野の交番勤務だったのですが、機動隊に回されたのです。
K君の身長は175センチはありました。背は高い方です。しかも2年ではあったが合気道部に所属していた。どうもこれが決め手となった様です。彼はショックを受けてましたね。
「交番勤務の時は放火魔を捕まえた、自殺しようとしていた人を説得して止めた」と彼は語っていました。人の役に立った。世の中の役にたったと喜んでいたのです。それが機動隊勤務となったのです。生きがいは大分落ちた旨語っていました。
毎日、訓練です。機動隊の防具を身につけて走り回るのです。
そして当時彼がしていた仕事は皇居の警備です。その頃、何者かの集団が天皇を攻撃する噂がたっていて、その警備をしていたのです。
警備といっても機動隊員が数百メートル間隔で立っているだけです。棒を持って防具を着込んでです。季節は夏。そして真夜中から早朝までの勤務です。8時間ずっーと立っているだけの仕事です。私には出来そうにないです。
K君曰く、頭を無にして立ってはいられない。色々考えるそうです。何でこんなことしているのかとか、自分の人生、これで良いのかとか。
私もただ立っているだけというのはキツイですね。或る意味、拷問です。天皇を守る為に警備しているのですが、天皇と自分ではこれほど命に差があるのかと考えちゃいます。
ただ立っているだけでお金が貰えるのであれば、証券マンより良いじゃないかと思ったりもしますが、人生を無駄に過ごしている。それを強制的に考えさせられる。これは辛いです。精神が歪むと思います。
K君の話でも休日、機動隊仲間と飲むと皆荒れるそうです。喧嘩に発展するそうです。それだけ何もしないで立っているのは辛い。思い悩み精神的に参ってしまう様です。
それでも家族が居れば耐えられるのかも知れませんが、守る者がいない独身の私には無理です。自殺しそうになると思いました。
K君の話だと、共通の友人で警視庁に入ったA君は虐めに合っているそうです。警察という堅い組織です。束縛が多いのです。だから大人になっても虐めをする者が出る。
警察は世の中に絶対必要ですが、素養が無い者を入れてしまうのは問題だと思います。やはり人が人を取り締まるのには、多少なりとも無理があるように思いますね。
尚、今回の話はデリケートな部分を書いてしまっさたので、フィクションと言う事でお願いします。
フックションです、フィクション。全て嘘っぱちです。変に騒がないでくださいね。
ではでは。
K君は警察官になってよかったと言ってました。なんせ制服支給です。サラリーマンならスーツは自腹ですが、警察官ならタダ。中・高・大と学生服で通したK君には堪らない好ポイントです。黒い警察官が来ているコートが革製でなく、定価6000円のビニール製だったのにはガッカリしてましたが・・・・・・。
それに自宅は警察の宿舎です。東京の芝浦にあります。2DKです。家賃は確か2万円弱との事です。
バブル当時、芝浦で2DKなら家賃は20万円前後だと思いますが、その10分の1程度の家賃で住める訳です。これは羨ましいです。ケチ名人のK君には絶叫ものの好ポイントです。それを聞いて私も警察官になろうかと思いましたからね。
趣味の盗撮・・・・じゃなかったカメラもK君に幸運をもたらしました。カメラ屋の女性店員と結婚し、子供も二人出来ましたからね。
彼はケチです。モテるタイプではないです。でも警察官。つまり公務員。これは結婚条件としては好ポイントです。公務員でなかったらかれK君は結婚できない可能性が高かった。万事上手くいっていた。
ただ、彼は私同様真面目でも勉強は不得意。大卒警察官は毎年昇級試験がありますが、何時の間にか後輩が上役になっていたと言うか、バンバン追い抜かれていってるみたいです。まっ、これは初めから覚悟はしていた様ですけど・・・・・。
ここで事件が起きました。K君は中野の交番勤務だったのですが、機動隊に回されたのです。
K君の身長は175センチはありました。背は高い方です。しかも2年ではあったが合気道部に所属していた。どうもこれが決め手となった様です。彼はショックを受けてましたね。
「交番勤務の時は放火魔を捕まえた、自殺しようとしていた人を説得して止めた」と彼は語っていました。人の役に立った。世の中の役にたったと喜んでいたのです。それが機動隊勤務となったのです。生きがいは大分落ちた旨語っていました。
毎日、訓練です。機動隊の防具を身につけて走り回るのです。
そして当時彼がしていた仕事は皇居の警備です。その頃、何者かの集団が天皇を攻撃する噂がたっていて、その警備をしていたのです。
警備といっても機動隊員が数百メートル間隔で立っているだけです。棒を持って防具を着込んでです。季節は夏。そして真夜中から早朝までの勤務です。8時間ずっーと立っているだけの仕事です。私には出来そうにないです。
K君曰く、頭を無にして立ってはいられない。色々考えるそうです。何でこんなことしているのかとか、自分の人生、これで良いのかとか。
私もただ立っているだけというのはキツイですね。或る意味、拷問です。天皇を守る為に警備しているのですが、天皇と自分ではこれほど命に差があるのかと考えちゃいます。
ただ立っているだけでお金が貰えるのであれば、証券マンより良いじゃないかと思ったりもしますが、人生を無駄に過ごしている。それを強制的に考えさせられる。これは辛いです。精神が歪むと思います。
K君の話でも休日、機動隊仲間と飲むと皆荒れるそうです。喧嘩に発展するそうです。それだけ何もしないで立っているのは辛い。思い悩み精神的に参ってしまう様です。
それでも家族が居れば耐えられるのかも知れませんが、守る者がいない独身の私には無理です。自殺しそうになると思いました。
K君の話だと、共通の友人で警視庁に入ったA君は虐めに合っているそうです。警察という堅い組織です。束縛が多いのです。だから大人になっても虐めをする者が出る。
警察は世の中に絶対必要ですが、素養が無い者を入れてしまうのは問題だと思います。やはり人が人を取り締まるのには、多少なりとも無理があるように思いますね。
尚、今回の話はデリケートな部分を書いてしまっさたので、フィクションと言う事でお願いします。
フックションです、フィクション。全て嘘っぱちです。変に騒がないでくださいね。
ではでは。