以前、「吽・阿の狛犬」と題して記事を書きました。何故か仙台に鎮座する神社の狛犬は「阿・吽」では無く、「吽・阿」になってるんです。私が感じたところで7割方が「吽・阿」です。
何故だか判りません。「仙台型」とか呼ばれているらしいですが、塩竃神社等々、有名どころの神社は普通に「阿・吽」なのですが、中規模以下の神社は「吽・阿」になっているケースが多いんです。
うーん、言っている意味お分かりでしょうか。チョット説明した方がいいですね。
ある一定の規模の神社は狛犬が配置されてますよね。神社に向って右側の狛犬は口を開けた「阿の狛犬」。左側は口を結んでいる「吽の狛犬」です。
狛犬は神社に祀られている神を阿吽の呼吸で守る存在です。それが逆の「吽・阿」となっている。これが何故なのか判らないんです。
このブログで度々語っていますが、私には神社で禰宜をしている友人がいます。勿論、仙台に鎮座する神社の神職です。
彼の神社には二組の狛犬が存在します。ここが不思議なんですが、境内社の狛犬は普通に阿吽の形で配置してます。しかし、本殿の狛犬は「吽阿」となっています。これは変です。
一目で判りますが、境内社の狛犬の方が断然古いのに通常の形で配置。新しい筈の本殿の狛犬は逆の「吽阿」。判らんですねぇー。
チョット狛犬について調べたんですが、境内社の狛犬は珍しいタイプらしく頭はヤーさんみたいなパンチパーマです。出雲型だそうです。しかし彼の神社は天孫系の神社。何で出雲型の狛犬が配置されているのでしょう。これも判らんです。
まっ、それは兎も角、前回のお題でも書きましたが、「何故、吽阿に狛犬が配置されているのか」と禰宜の友人には聞いています。友人は言いました「昔の人はいい加減だったから」と。
それは変です。配置が逆なら直せば良いだけの事ですが、狛犬って多少内側を向いています。だから「阿吽」の形に直せば、狛犬はお互いにそっぽを向く事になります。これはおかしい。初めから「吽阿」の形に設置するように狛犬が設計されているのは間違いないです。
その事を追求しようとは思いましたが、彼も神職を勤める立場上言えない事もあるやも知れません。私はそれ以上聞きませんでした。
その後、3.11の東日本大震災が発生。彼の神社も結構被害を被り、寄付等を受けて1800万円をかけ社を修理。他に鳥居も寄進によって新しい物と交換。そしてそして本殿の「吽阿の狛犬」も亀裂が入り、寄進により新調しました(私の家の修理代も誰か寄付してくれ~。寄進でもいい~)。
その狛犬なんですが、かなり現代的で「L・I・O・N ライオン」って感じです。「これ、狛犬かよ。フランスのクルマのプジョーじゃないんだぞ。カッコいいけど、これでいいのか」と思う様なデザインの狛犬です。
それ以上に驚いたのが、やっぱり「吽阿」で配置していること。「昔の人はいい加減」と言いながら、今回も吽阿の形で配置している。これば確固たる意思で吽阿で配置しているのは間違いないと思いました。
友人は本当に知らないのか、人には言えないのかのどちらかだと思います。そこでまたまた考えました。何故、吽阿なのかを。
「吽・阿の狛犬」は全国的にゼロでは有りませんが、仙台や宮城県に集中している(宮城県寄りの福島県、岩手県も多い)。仙台と言えば伊達政宗。
友人の神社も伊達家との関わりが深く、仙台藩伊達家4代当主である伊達綱村により、「新しく伊達家の当主となった者は、友人の神社の神前へ報告せよ」と厳命されています。何故かは知りませんが、伊達家との関わりは間違いないです。
そこで調べました、伊達家を。そして見つけました「吽阿」の共通点を。
仙台では「仙台青葉祭り」と言う雀踊りを踊る祭りがあります。この雀踊りは伊達家の家紋「竹雀紋」が由来です。
この竹雀紋、詳しくはネットで検索していただきたいのですが、竹の輪に二匹の雀をあしらっています。
この二匹の雀、向って右側はクチバシを閉じていて、左側はクチバシを開いている。つまり「吽阿」の形になっているのです。
もしかしたら伊達家の竹雀紋に習って、伊達家に縁のある神社は雀の配置同様、狛犬を「吽阿」に配置したのではないでしょうか。どうでしょう。チョット弱いですかねぇー。
結構考えたんですけど、私にはそれしか思いつきませんでした。いい線行っていると自惚れていますが、どうでしょう。違うかなぁー。
多くの本を読んで調べましたが、「吽阿の狛犬」を解明している記事は、どこにも載ってませんでした。狛犬製作の職人に聞けば判るかも知れませんが、狛犬職人ってどこに居るんてしようか。会ったら是非聞いてみたいです。
多分、A神社のK宮司ならご存知たと思うのですが、教えてくれるでしょうか。これは聞いてはいけないこと事かも知れないので、聞き辛いですわねぇー。
あっ、もし奇特な皆さんで「吽阿の狛犬」に付いて知っている方がいらっしゃいましたら、コメントで教えて下さい。宜しくです。
ではでは。
何故だか判りません。「仙台型」とか呼ばれているらしいですが、塩竃神社等々、有名どころの神社は普通に「阿・吽」なのですが、中規模以下の神社は「吽・阿」になっているケースが多いんです。
うーん、言っている意味お分かりでしょうか。チョット説明した方がいいですね。
ある一定の規模の神社は狛犬が配置されてますよね。神社に向って右側の狛犬は口を開けた「阿の狛犬」。左側は口を結んでいる「吽の狛犬」です。
狛犬は神社に祀られている神を阿吽の呼吸で守る存在です。それが逆の「吽・阿」となっている。これが何故なのか判らないんです。
このブログで度々語っていますが、私には神社で禰宜をしている友人がいます。勿論、仙台に鎮座する神社の神職です。
彼の神社には二組の狛犬が存在します。ここが不思議なんですが、境内社の狛犬は普通に阿吽の形で配置してます。しかし、本殿の狛犬は「吽阿」となっています。これは変です。
一目で判りますが、境内社の狛犬の方が断然古いのに通常の形で配置。新しい筈の本殿の狛犬は逆の「吽阿」。判らんですねぇー。
チョット狛犬について調べたんですが、境内社の狛犬は珍しいタイプらしく頭はヤーさんみたいなパンチパーマです。出雲型だそうです。しかし彼の神社は天孫系の神社。何で出雲型の狛犬が配置されているのでしょう。これも判らんです。
まっ、それは兎も角、前回のお題でも書きましたが、「何故、吽阿に狛犬が配置されているのか」と禰宜の友人には聞いています。友人は言いました「昔の人はいい加減だったから」と。
それは変です。配置が逆なら直せば良いだけの事ですが、狛犬って多少内側を向いています。だから「阿吽」の形に直せば、狛犬はお互いにそっぽを向く事になります。これはおかしい。初めから「吽阿」の形に設置するように狛犬が設計されているのは間違いないです。
その事を追求しようとは思いましたが、彼も神職を勤める立場上言えない事もあるやも知れません。私はそれ以上聞きませんでした。
その後、3.11の東日本大震災が発生。彼の神社も結構被害を被り、寄付等を受けて1800万円をかけ社を修理。他に鳥居も寄進によって新しい物と交換。そしてそして本殿の「吽阿の狛犬」も亀裂が入り、寄進により新調しました(私の家の修理代も誰か寄付してくれ~。寄進でもいい~)。
その狛犬なんですが、かなり現代的で「L・I・O・N ライオン」って感じです。「これ、狛犬かよ。フランスのクルマのプジョーじゃないんだぞ。カッコいいけど、これでいいのか」と思う様なデザインの狛犬です。
それ以上に驚いたのが、やっぱり「吽阿」で配置していること。「昔の人はいい加減」と言いながら、今回も吽阿の形で配置している。これば確固たる意思で吽阿で配置しているのは間違いないと思いました。
友人は本当に知らないのか、人には言えないのかのどちらかだと思います。そこでまたまた考えました。何故、吽阿なのかを。
「吽・阿の狛犬」は全国的にゼロでは有りませんが、仙台や宮城県に集中している(宮城県寄りの福島県、岩手県も多い)。仙台と言えば伊達政宗。
友人の神社も伊達家との関わりが深く、仙台藩伊達家4代当主である伊達綱村により、「新しく伊達家の当主となった者は、友人の神社の神前へ報告せよ」と厳命されています。何故かは知りませんが、伊達家との関わりは間違いないです。
そこで調べました、伊達家を。そして見つけました「吽阿」の共通点を。
仙台では「仙台青葉祭り」と言う雀踊りを踊る祭りがあります。この雀踊りは伊達家の家紋「竹雀紋」が由来です。
この竹雀紋、詳しくはネットで検索していただきたいのですが、竹の輪に二匹の雀をあしらっています。
この二匹の雀、向って右側はクチバシを閉じていて、左側はクチバシを開いている。つまり「吽阿」の形になっているのです。
もしかしたら伊達家の竹雀紋に習って、伊達家に縁のある神社は雀の配置同様、狛犬を「吽阿」に配置したのではないでしょうか。どうでしょう。チョット弱いですかねぇー。
結構考えたんですけど、私にはそれしか思いつきませんでした。いい線行っていると自惚れていますが、どうでしょう。違うかなぁー。
多くの本を読んで調べましたが、「吽阿の狛犬」を解明している記事は、どこにも載ってませんでした。狛犬製作の職人に聞けば判るかも知れませんが、狛犬職人ってどこに居るんてしようか。会ったら是非聞いてみたいです。
多分、A神社のK宮司ならご存知たと思うのですが、教えてくれるでしょうか。これは聞いてはいけないこと事かも知れないので、聞き辛いですわねぇー。
あっ、もし奇特な皆さんで「吽阿の狛犬」に付いて知っている方がいらっしゃいましたら、コメントで教えて下さい。宜しくです。
ではでは。