諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

白山信仰の「白」について、瀬織津姫で再び考えてみた。 その1

2014年10月16日 11時20分14秒 | 瀬織津姫
以前、白山信仰の「白」について、色々こじつけて考えて見ました。

白山の「白」は「吐く」ではないか。川の水源は山。川は山から流れる。山から泉が湧く。山は神。泉が湧くのではなく、神である山が水を吐く。つまり「吐く山」が「白山」になったのではないか。

「泉」は「白+水」で「泉」。水の色は無い。透明と言える。つまり「白」。清らかな水の色が「白」。

清らかな水を吐く山の「吐く」と「白」が同意語になった。だから「白山」と呼ばれる様になったのではないか・・・・・・・っとしたのが、「白山」と呼ばれる様になった私の考えです。

しかし、或る本を読んでいたら「白山」は「曰山」であるとする話が載っていました。

「白山」の「白」は「曰く」の「曰」。「朕曰く、饅頭が食べたい」の「曰く」。「つまり言葉を吐く」の意味の「曰く」です。

言葉を吐いた主は当然、白山信仰の神・菊理姫。

黄泉比良坂でイザナギ命とイザナミ命が対峙。山は黄泉の国でもある。

イザナミ命が「現世の人間の命を、毎日1000人分奪ってやる」と言ったら、今度はイザナギ命が「それなら毎日、1500人の人間を産んでやる」と言い争う。そこに菊理姫が現れる。

菊理姫はイザナギ命の耳元で何かを囁く。それを聞いてイザナギ命はニンマリ。全てに納得する。つまり菊理姫はイザナギ命に何らかの言葉を吐いた。

その菊理姫が言葉を吐いた山、つまり「吐く山」。それが「曰山」となり「白山」となったと言います。

私はイザナギ命とイザナミ命の仲を取り持った、括り付けたから括り姫。そこから菊理姫となったと思っていました実際は離婚したんですけど・・・・・)。

しかし、その「曰山説」では菊理姫はイザナギ命、イザナミ命、それぞれの意見を聞いて、それぞれに理を諭したから「聞く理姫」。それが「菊理姫」となったと言うんです。

うーん、納得です。なるほどと思います。辻褄が合います。私が信じていた「吐く山説」、「括り姫説」よりも信憑性が高いですね、こりゃ。これはチョット降参です。

私の「吐く山説」は「山が水を吐く」訳ですから、水神・瀬織津姫で考えた訳です。菊理姫は瀬織津姫であるとする説を信じて。

でも菊理姫オンリーで考えた方が、ストレートに意味が通じるし、納得しますね。うーん、どうしましょ。

こうなったら私も男。引くに引けない(引き篭もった生活してますが・・・・・)。

いや、別に私が正しいと主張する訳ではないですが、まだ何かが隠されている様な気がしていたのです。

それならあえて瀬織津姫オンリーで白山信仰の「白」をまた考えよう。前回とは違うタッチで迫ってみようと思った次第です。

それには「白(ハク)」の別の意味を最初から調べねばなりません。

「吐く、掃く、拍、箔、薄、迫、博」とハクにも色々意味合いがあります。

この中では「掃く」に興味を覚えます。鬼渡神は屋敷神でもあります。屋敷神には箒神がいます。埃(穢れ)を箒で掃う神です。祓い清めですから瀬織津姫にも繋がると思います。

でも「掃く」は今の私には難しい。鬼渡神を絡めて考えると多くの意味合いが出てきます。どうやって終わらせて良いのか考えもつきません。これはバスです。今回「掃く」で考えるのは止めときます。別の「ハク」にします。

その別の「ハク」とは・・・・・・・・・・・・、


つづく。











コメント (2)
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