諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

二柱神社と高玉神社。そして高玉伝説。 その2

2014年11月09日 04時09分21秒 | 神道

続きます。

さて、お次は高玉神社です。祭神は宇迦之御魂神。お稲荷様です。高玉明神とも言われています。二柱神社の境外社です。

何故、二柱神社の境外社なのか不思議です。二柱神社の境内は中々広いので、高玉神社の社を鎮座させるスベースはいくらでもあります。

考えられるのは二説。

一つは高玉神社の神職が不在となった、亦は元々おらず「二柱神社さんで管理してくんち」となった。

二つは「神仏分離で仁和多利大権現から二柱神社と社名を変えたが、お稲荷様を一緒に祭ったら三柱神社となる。それでなくても鬼渡神を隠したと言うのに」との理由から出されてしまったとも考えられます。

二柱神社は元々現在地ではなく、近隣の修林檀跡地に鎮座していました。仁和多利権現として。

仁和多利権現が瀬織津姫、或いは瀬織津姫と関連とする神なら、早池峰神社や伊豆佐比売神社の様にお稲荷様を境内に祀っていた可能性は高いと思います。

弁才天もお稲荷様であるダキニ天も同じ流れである事は、宇賀神を頭に乗せた弁才天像が物語っています。そして瀬織津姫も弁才天とされる。つまり瀬織津姫や弁才天、お稲荷様もその源流は同じ。全てはアラハバキ神に通じている。私はそう考えていますので。

現在、高玉神社が鎮座している場所は、元々、小曽沼城と言うお城が建っていた。それが沼田検断とか言う人の屋敷となり、高玉屋敷なってます。

この高玉屋敷に純情可憐なお女中さんがいたんです。名前は「お玉」。このお玉さん、屋敷の主が家宝としていた10枚ぞろいの皿を、一枚割ったと濡れ衣を着せられます。そして手打ちに。つまり殺された。

その後、この界隈にお玉さんの人魂(火の玉)が現れるようになった。これが高玉伝説となります。

この話、どっかで聞いたことがありますでしょ。そうです、怪談の番町皿屋敷です。

この番町皿屋敷に類似する話は、全国の至る所に存在します。。ストーリーは多少違ったりしますけど。

番町皿屋敷のお菊さんのケースは、屋敷の主かやっぱり家宝としている10枚揃いの皿を一枚隠します。そして主は皿の管理をさせていたお菊さんのせいにして、お菊さんを木に吊るして刀で滅多刺しにして殺害。お菊さんの遺体を敷地内の井戸に放り込みます。

その後、夜な夜な井戸の中から「一枚~、二枚~、三枚~・・・・・・・・九枚~、一枚たりないぞ」と声が聞こえてくるようになったと言う話ですね。

この話、多分、類似の話はあったかも知れませんが、フィクションと考えて良いと思います。このお玉さんやお菊さんにはモデルがいますので。

そのお玉さん、お菊さんのモデルですが、ヒントは既に書いております。お暇な方、次回まで考えといて下さい。


つづく。











 

 

コメント (16)
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