今回のお題「熊野の本地・五衰殿」ですが、神道のカテゴリーで書くか瀬織津姫のカテゴリーで書くか大変迷いました。
大体、神道と瀬織津姫を分けて書いている時点で間違ってるかも知れません。もしかしたら神道は瀬織津姫ありきの可能性がありますので。
瀬織津姫が元々は縄文時代から水の女、禊の女と言われていた人間の女性達がモデルだった。その女性達への信仰、或いは調伏が目的で記紀が書かれたと言えなくもないと思います.勿論、断言なんて出来ませんけど。
正直言って男神女神関係なく、全てが瀬織津姫を指しているのではないかと思える事があります。そして私が因縁を感じている鬼渡神の中心的存在も瀬織津姫であります。「神道=瀬織津姫」と言えなくもない事例はいくらでもありますし・・・・・・・・。
まっ、今回はそんな難しい事考えるのは止めときます。迷って結論付けも頓珍漢になるだけ。後で訂正するのも面倒ですので。っと言うことで、今回は五衰殿についての物語をさらさらっと書きたいと思います。
さて五衰殿です。「ゴスイドノ」、もしくは「ゴスイデン」と呼びます。私は「ゴスイデン」と呼んでおります。
五衰殿の「五衰」はその名の通り「五つの衰えた箇所」を指しています。「天人に五衰の苦しみ有り」と言われるそうですが、天人が死ぬ前に現れる五つの衰弱の相が「五衰」と言う事らしいです。
具体的には「1.衣装が汚れる」、「2.頭上の花が萎む」、「3.体に臭気が漂う」、「4.脇汗が流れる」「5.本座から落ちる(引退する? リストラされる?)」の五つが「五衰」です。
2番の「頭上の花が萎む」と言うのがチッョト分かりませんが、「頭が呆ける」と言う意味でしたら、私に当て嵌まるかもしれません。夏場に風呂に入らず、着替えもしなかったらですが。
天人だから普通の人間とは違うと言うことなのでしょうか。天人になった事無いので分かりませんが、五衰とは人間を指しているいる様にも思えます。天人から見れば人間は衰えている存在でしょうからね。
続く。