諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

天照大神の祟り。そしてスサノオ尊とイエス・キリスト。その2

2015年10月19日 12時20分15秒 | 神道

続きます。

天照大神がどの様な祟りを起こしたのか。これは皆さん、ご存知だと思います。天照大神が天岩戸に入られて太陽が登らなくなり、世の中を真っ暗闇にしちゃった事ですね。

そして祟りを受けたのは天照大神以外の八百万の神々です。太陽が無くなるとどんな神もお手上げになった訳です。だからこそ太陽神・天照大神は神道の最高神なのだと思います。

まぁー多分、天照大神が天岩戸に入られた経緯はご存知だと思いますが、一応述べときます。

先ず、天照大神と同様、三貴子として産まれたスサノオ尊が父であるイザナギ尊から「海を守れ」を言われます(諸説有り)。しかしスサノオ尊は母であるイザナミ尊が恋しい。イザナミ尊のいる黄泉の国に行きたいと泣きじゃくっています。それでイザナギ尊も「勝手にしろ」となっちゃいました。スサノオ尊は「そんでわ」と言う事で、イザナミ尊がいる黄泉の国へ向かう事を決心しました。

ここで疑問なのですが、本来のスサノオ尊は海神と成るべきだった訳ですが、黄泉の国に向かおうと思ったのです。これってもしかしたらスサノオ尊は月読尊である事を意味しているのではないかと思うのですが、どうでしょうかねぇー。一つのキーポイントでは有ると思いますが、これはまた何れ考えてみたいと思いますね。

さて、それで黄泉の国行きを決心したスサノオ尊ですが、高天原にいわす姉の天照大神に一言言ってから旅立とうと思います。それで勢い良く高天原に登って行きます。

凄い勢いで高天原へと登るスサノオ尊。それを見た天照大神は「スサノオ尊が高天原を奪う為に襲って来た」と考え武装。そしてスサノオ尊と対峙します。

天照大神はスサノオ尊に対し「何しに来たんだ。高天原を奪うつもりか」と質問。スサノオ尊は「母のいる黄泉の国に行くから挨拶に来た」と返答するも天照大神は信じられない。それではと言う事でウケヒを行い、真実を示せとなった訳です。

天照大神はスサノオ尊の剣を受け取りバーリバリのボーリボリと噛み砕き、スサノオ尊も同じく天照大神のネックレスの勾玉をを受け取り、バリバリバリと噛み砕きます。

そしてスサノオ尊が噛み砕いた勾玉から生まれたのが天忍穂耳尊ら男神五神。天照大神が噛み砕いた剣から生まれたのが宗像三女神です。

スサノオ尊は「自分の剣から女神が産まれたと言う事は、女神達は俺の子である。自分の心が清い事の証明である。この勝負、俺の勝ちだ」と天照大神に対して勝利宣言。嬉しかったのか尊い高天原の御殿の中でウンチをしたり、田圃の畦を壊して田を滅茶苦茶にして暴れます。ウケヒで敗れた天照大神は、それでもじっと耐え忍んでいるいるだけ。

それを良い事にスサノオ尊は頭に乗ります。今度は高天原の斑馬を殺し皮を剥ぎ、機を織っている稚日女尊の屋敷に投げ込みます。それにビックリした稚日女尊は機織の針を自分の急所に突き刺し亡くなった。

耐えに耐えていた天照大神は「最早此れまで」と言う事で、天岩戸に身を隠したと言う事になります。

 

続く。

 

 

 

コメント (4)
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