諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

天照大神の祟り。そしてスサノオ尊とイエス・キリスト。その6

2015年10月27日 15時21分40秒 | 神道

続きます。

ここからは非難を受けそうですが、勇気を持って言っちゃいます。私はヒョットコとオカメもそうだと考えています。

東北では風神と水神が並んで祀られているケースが多くみられます。何故か祀っている神名は殆ど書かれていませんけど。

天狗は八手の葉の団扇を持っています。勿論、風を起こす為です。天狗=猿田彦神であるなら猿田彦神は風神と成ります。ヒョットコは息を吹きかける口をしています。ヒョットコの「ヒョッ」というのは風の音とも考えられます。これは風神を意味しているのではないでしょうか。

更に猿田彦神は「彦」の字が付く。彦は日子。太陽の子です。太陽神です。これは風神=太陽神だと考えられます。

風神と言えば級長津彦神ですが、級長津彦神にも「彦」の字が付いています。これも風神は太陽神である事を示していると思います。

オカメの場合はどうなのか。オカメの口は半開きです。ゆだれを垂らしているオカメのお面もあります。ゆだれは水神を表しているのではないでしょうか。更にオカメは「お亀、瓶、甕」等々、水に関連する名前でもあります。

そして問題のオカメ・ヒョットコ踊り。私は宮崎県・老人会のお爺さん、お婆さんがオカメ・ヒョットコのお面を被ったその踊りを見ましたが、まぁー何と言いますか、はっきり言ってエッチな踊りです。お爺さん、お婆さん達がニコニコ大笑いしながらのエッチな踊り。見てて居たたまれなかったです。東北人の私は文化の違いを感じましたわ。

道祖神は夫婦和合の神です。だから男女の性器が御神体であったりするのです。そしてオカメ・ヒョットコ踊り。そのものズバリです。共通していると思いますね。

どうしてオカメ・ヒョットコがこんな道化のような踊りをしているのか。私がそのオカメ・ヒョットコ踊りを見たのは宮崎県です。天孫降臨の地です。それ故、天孫族側から見て本来の日ノ本の地主神をオカメ・ヒョットコとして道化に落としたように考えます。残念ながら。

さて今まで斑馬・稚日女尊ではないかと思われる神々を上げてきましたが、その大元の存在は誰なのか。もう判りますね。そう岐の神。クナト大神です。

クナト大神はイザナギ尊がイザナミ尊に黄泉の国から追われていた時、「こっちに来るな」と投げた杖から生まれています。

杖というと110センチの鼻を持つ猿田彦神を思い出しますが、猿田彦神の源流にはやはり杖を持った沖縄の老婆の神・サダル神に繫がるとの説もあります。そうなるとクナト大神は女神の可能性も考えられます。

猿田彦神の妻となったアマノウズメ尊は猿女と呼ばれています。これはもしかしたらアマノウズメ尊も猿田彦神。強いてはサダル神である事を示している。そして神には男女の性別は関係ないのかもかも知れません。事実、アメノウズメ尊を猿田彦神として祀っている神社も存在しますし。

さて結論です。道祖神は村の境界線に鎮座しています。村への魔の侵入を伏せぐ境界線の神だからです。即ち斑馬はクナト大神であると考えます。

そうすると稚日女尊はどなた様なのか。勿論、アラハバキ神である筈です。同じく境界線の神ですから。そして勿論もしかしてですが、クナト大神もアラハバキ神も同じ神なのではないかと私は考えます。斑馬の死で稚日女尊の直ぐに自決した事がそれを物語っている様に思います。

 

続く。

 

 

 

 

 

 

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする