諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

会津に逃げて来た海人・アタ族。その1

2017年10月31日 16時52分31秒 | 神道
以前、瀬織津姫の著書で有名なY氏と西会津の奥川に行った時の話です。

渓流釣りに行ったのですが、仙台とは比較にならないくらい魚影が濃い。まるで釣り堀状態。ここまで簡単に釣れると渓流釣りの楽しさが落ちる。ちょっと複雑でした。

正直に言って山女魚・岩魚はヘラブナよりも単純。ヘラブナの繊細な釣りの方が私は好みです。

否、多分、あの時釣れた山女魚は放流されて直ぐだったのだろう。しばらくしたら天然魚に近い警戒感を身に付ける筈。じゃないと渓流釣りが楽しいと思う人は少ない。山女魚・岩魚も環境に適応して老獪さを身に着ける。そうじゃないと釣りは面白くない。山女魚・岩魚は一日釣り歩いて一匹釣りあげるのに醍醐味があると思いますね。

それはそうと西会津の奥川では、Y氏の知り合いのHさんのお宅に泊まりました。一応、私、仙台マコロンを土産に持って行ったのですが当然初対面です。でも大変歓迎されました。有難かったです。分かってはいましたが会津の人は人が良い。人情がある。会津人の人間性は癖が有るけど素晴らしいと思います。本当に。

私は福島県いわき市の生まれですが人情では断然会津が上です。正直、仙台人とは人種が違うのではないかと言う位、心の優しさが違います。

私もこの西会津の地が本当に気に入っちゃいました。年金が出るようになったら古民家を買って、ここで釣りをしながら暮らすのも有りかと思います。

ここなら私も生きられる。会津は私の理想郷。改めて好きになりました。会津は良いわ。でも冬は雪が深いだろうなぁー。灯油代も嵩むだろうし、冬場は都会の方が良いかな。浦安とか。

さて、Hさんのお宅での夕食は山菜の天ぷら、蕎麦、そして馬刺し。私は成程、会津はやはり海人族の血が色濃い。会津は海人族の楽園。だから人情深い人が多いのだと実感した次第です。

どうしてそう思ったでしようか。

先ずは蕎麦です。蕎麦と言えば岩手の南部蕎麦、信州蕎麦、出雲蕎麦、関東、そして会津蕎麦です。これらの地は縄文の文化が残っている。否、手長足長伝説と言った方がピンとくるかな。

私、思うのですが、古来、蕎麦は日本の主食の一つだった。その記憶が色濃く残っているから蕎麦の名産地として続いているのではないでしようか。

それと馬刺し。会津はお刺身と言えば馬刺しや鳥刺しなのです。これっ、不思議だと思いませんか。

普通、お刺身と言ったら鮪とか烏賊、蛸、ハマチ、ホタテ、赤貝、鳥貝等々、海の魚と言うか魚介類でしょ。それなのに馬とか鳥とか肉の刺身を出すって不思議です。

西会津の奥川って確かに山奥なんですが、クルマでスーパーくらい通えます。家庭でも冷蔵庫くらい有ります。それなのに馬刺し、鳥刺しを出す。刺身と言えば馬刺しと鳥刺し。ここに何か秘密が有る様に思えます。

西会津の奥川では山女魚・岩魚が釣れる。これは太古の昔からでしょう。でも渓流魚と言えども川魚は回虫が怖い。だから馬刺しと鳥刺し。でも動物や鳥を刺身で食べたいという欲望と風俗。これは何を意味するのか。

私、思うのですが、この地域の人々は生食の文化を持っていた。でも渓流魚でも川魚は生食に適さない。だから動物と鳥類で試してみた。生で食べるのが美味しい事を知っていたから。

それは元々は海で暮らしていた人々。それが何らかの理由が有って会津のこんな山奥まで来た。

会津は盆地で夏は暑く冬は寒い。特に冬はとんでもない雪が降る土地です。こんなとこに態々海に住んでいた人達が移り住んできた。何が目的だったのか。


続く。







コメント (5)
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