「プリシラはアルバートを産んで間もなく死亡」。
「父・ウイリアムもアルバートが幼少の頃に過労が原因で死亡」。
「ローズマリーと船乗りのビンセント・ブラウンは、結婚を反対され駆け落ち。後日許されたが、ビンセントはアードレー家に出入りしづらい状態。息子のアンソニーは嫁のローズマリーにあづけっぱなし」。
以上、コメントで「みなみ様」からご指摘を受けました。
聞いていないよ。全然知らなかったよ。漫画の連載にその情報、載っていたかなぁー。後日談の小説が存在しているのは知っているが、そちらに書いているのかなぁー。
それよりも、このネタどうしよう。困ったなぁー。逃げちゃおーかなぁー。
まっ、ラストはどっちみち同じなので、絶望感をおび、後悔しながら続けます。
っと言う事で、父・ウイリアムがキャンディやアンソニーの父親説は論破されました。私の説は破られました。
私は何時もどこか抜けている。だから最後は何をしてもダメになると言ってきたでしょ。これも私の人生のセオリーです。甘んじて受けて、キャンディの父親はアルバートに訂正します。
私、「キャンディ・キャンディ」の物語のキーワードはツインだと申し上げましたが、アルバートも天使と悪魔の心を持つ、ジキルとハイドの様な二重人格ではないかと疑っていました。何気なく思い悩む描写も記憶していますので。
ポニーの丘でパンツを履かずにスカートだけ履いて、バグパイプをブービボーと吹いていた丘の上の王子様のアルバートは、当時20歳前後だったに訂正します。
その時、キャンディは6歳。
つまり姉・ローズマリーと弟アルバートは、夫が船に乗っていて一緒に暮らしていない時期に、アルバートが13歳でそう言う関係になった。
アルバートのハイドの心が欲望のままにそうさせた。そしてキャンディが産まれる。
その事実を当時アードレー家を支配していたエルロイ大おば様が知る。そんな事が世間にばれたら、アードレー家はお終い。
ウイリアムが亡くなっている事を隠して事業を保っていたが、こんな悪魔の所業が曝露されたら、アードレー家は本当に滅亡する。
この事実は隠蔽する。存在を消す。キャンディは施設に捨てる。
他家に養子に出したらバレる可能性がある。悪魔の子・キャンディは名も無い赤子のまま、捨て去るしかなかった。
その後、ローズマリーは弟との子を産んだ事の罪悪感、娘を捨てるしかなかった悲しみで精神が衰弱し病死(自殺の可能性も有り)。
アルバートは愛する姉・ローズマリーを失い絶望。
苦悩しながら、新たな愛する対象であるもう一人のローズマリーを思い出す。自分と姉の子であるキャンディを。
だから「確固たる保護者」ウイリアムとしてキャンディを見守る。時にはストーカー宜しく、ポニーの家まで行ってキャンディの様子を探る。
姉・ローズマリーの面影を残すキャンディに父と娘の愛ではなく、ローズマリーの時同様、男と女の愛の感情を持つ。
キャンディを自分の手元に置きたい。しかし其れは事の成り行きを全て知っているエルロイが許さない。
その後、6年が経ちアルバートの当主としての立場が高まった。アルバートの権力で親戚筋のラガン家にキャンディを奉公させた。エルロイは渋々認めた。
そこではニールとイライザ兄妹からキャンディは虐めを受ける。それがエスカレートしてキャンディは問題を起こし、メキシコに売られる事となった。
当然、アルバートは黙っていない。エルロイの大反対を押し切って自分の養女にキャンディを迎える。
エルロイはアードレー家の危険分子であるキャンディに嫌悪感を持つ。
悪魔の子・キャンディは、アードレー家の不幸を及ぼす。キャンディの存在は、アルバートの狂気が目覚める切欠になりえる。その不安にかられる。
アルバートは姉と関係を持った狂気の男。当然、真の目的はローズマリーの生まれ変わりであるキャンディとの結婚。
エルロイは其れも察知していた。危惧していた。
そしてエルロイの不安は的中する。
続く。