諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

染殿神社には瀬織津姫が祀られていると思う。その1

2020年10月26日 11時01分29秒 | 瀬織津姫
染殿神社に付いては以前から書こう、書こうとと思っていたのですが、ブログ友の「ひーさんの散歩道」や「秩父・仙台 まほろばの道」で写真付きで詳しく書かれている。その必要も無いかなぁーと思っていたのです。私は写真も貼れないし、書きたい事も既に書かれていますし。

でも、染殿神社には瀬織津姫が祀られている筈。伝承を考えると瀬織津姫が見えて来る。私のブログではその理由をメインに書きたいと思います。

そう言う事で、データーを表示します。

染殿神社の看板には赤沼大明神(大戸辺命・太苫辺命の兄弟神。建設の神)、垂水神(灌漑の神)、染殿姫(本名・藤原明子。藤原良房の娘で文徳天皇の女御。清和天皇の母)か書かれています。

ここで疑問。大戸辺命・太苫辺命は男兄弟の神と建て看板には書かれています。私は「辺命」は女神の事と認識しているのですが、間違っているのかなぁー。

例えば例えば風神である級津彦神・級津戸辺神。この二神は夫婦神とも伝えられているし、級津彦神の別名が級津戸辺神とも伝えられている。「戸辺」とは「家周り」を意味する。屋敷神が二神とも男神と言うのは間違っているのでは。

垂水姫。水が垂れるのだから瀧の女神を意味している。っと言う事は瀬織津姫の性格を示している。

水神が女神である。それは下ネタになっちゃいますが、イザナミ命の尿から水神・ミズハノメ神が産まれている。それで理解して下さい。

しかし、建て看板では飲料水を司り田畑に水を配る灌漑の神と書かれているので、垂水神は恵比寿様の妻神であり、灌漑の女神でもある三島溝咋姫となるでしょうね。

この染殿神社は宮城県の利府に鎮座していますが、同じ利府には三島溝咋姫を祀る伊豆佐売神社が鎮座している。隣の岩切にも伊豆佐売神社がある。

この二社の伊豆佐売神社は山形県鶴岡市湯田川温泉に鎮座する由豆佐売神社からの分霊です。温泉と灌漑の女神とされている。

瀬織津姫と三島溝咋姫は同神なのか。私は「そうだ」と答えます。理由としては由豆佐売神社の境内には、祓戸社の石碑が鎮座しているのが一つ。

水は灌漑水であもり、温泉でもあります。同じ水なのだからそうだと単純に思うのです。

もっとも三島溝咋姫の夫の恵比寿様は天孫族からの国譲りに対し、呪いの拍手を打って入水した神です。

天皇や朝廷には恨みを持っている。その妻神を祀り広めるのは都合が悪い部分がある。祟りは怖いが、信仰を集めるのはもっと怖い。朝廷や天孫族、つまり天皇側が侵略者である事がバレてしまう。

だから瀬織津姫の神名を創造し、大祓祝詞で語らせているのだと私は思います。

つまり、瀬織津姫は隠された神ではない。伊豆佐売である三島溝咋姫等々、国津神の女神の総称、或いは日本の主要な地主神の女神を隠す為の名だと考えています。現に瀬織津姫の神名は、記紀では語られていない。それが証明となります

そして大祓祝詞は神道の厄払いの方法。祓いの宗教である神道は大祓祝詞ありき。大祓祝詞筆頭の瀬織津姫が隠されている訳が無い。

神道の神々は一霊四魂。その性格によって多くの神名が語られる。大祓祝詞でそれらの神名を語るのは困難。だかろこそ、瀬織津姫の神名を登場させたのだと思います。


続く。



コメント (2)
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