続きます。
桜、桜の花弁と言うと神道の知識がある人は木花咲耶姫、木花散流姫姉妹。
スピリチュアルの世界では瀬織津姫の花になっています。間違いではないですが、本来はその源流の神の花です。
その神とは二神一体の神、大歳神。大歳神とその妻神・天知迦流美豆姫の花です。
桜が咲く様に疱瘡神が現れ、桜の花弁が散る様に疱瘡を撒き散らす。故に桜は疱瘡神を表現する花と言えます。
塩釜神社の神紋が塩釜桜なのも疱瘡神を祀っているから。その疱瘡神は志波彦神。つまり大歳神の御子神である阿須波神であると私は考えています。
全国的に大歳神を祀る神社は少ないですが、天知迦流美豆姫として祀っている神社は、私の知るところ一社のみです。
大歳神は天照大神前霊と呼ばれています。私は天孫族が大歳神の一族の女性と婚姻し、国津神である大歳神を天孫族の神である天津神に向かえた姿が天照大神と考えています。
記紀で言うなら、天岩戸に隠れたまでは大歳神。出て来てからは天照大神だと推測してます。
天照大神は女神です。そうなると大歳神の女性の姿、妻神である天知迦流美豆姫の存在は都合が悪い。大衆が天照大神ではなく、天知迦流美豆姫を信仰されては困る。しかし、そのまま消し去っては大変な祟りが降り注ぐ。
何れ詳しく語りたい。証明したいと思っていますが、大歳神は疱瘡神です。日本は祟神天皇の時代、人口の半分が疱瘡で亡くなったとされています。
それ故、日本人は疱瘡神を一番畏怖している。天知迦流美豆姫を大切に祀り鎮座して頂けねばならない。
故に瀬織津姫を創造した。大歳神神族の総称として大祓祝詞で唱えた。
神々で一番辛い思いをした大歳神の一族。受代苦で考えれば日本の神々の中で一番尊い神。
だから祓い清めの神として瀬織津姫の名に変えて人々を祓い清めている。そう私は考えているのですが、でしたら染殿神社ではどんな姿の瀬織津姫を祀っているのか。
その秘密は染殿神社の隣に面する赤沼が握っている。そう私は考えています。
続く。