続きです。
作業着60代男が私との商談に熱心じゃなかった理由。一つは私が既に他の物件で外壁塗装を経験しているからでしょう。つまり私は客として見込めないと初めから分かっていた。
それなら何故、私との商談の機会を持ったのか。
それは「5ちゃんねる」で知ったのですが、彼らは懐にボイスレコーダーを忍ばせているそうです。それで録音して仕事をしている事を上司に証明する。それだけの為に私との商談をセッティングしたと考えられます。驚きでが・・・・。
私も元は建設業界紙の記者です。所々専門用語を口走っています。そして大家の会に所属していると伝えだ。これがダメ押しだったでしをょう。
もし私が騙されて200万円で外壁塗装したとします。それがコロナで活動を停止しているとは言え大所帯の大家の会に伝わったら、あっと言う間にボッタクリ外壁塗装会社である事が仙台に広がる。
折角、S社からW社に業態を移した。W社としてボッタクリ商法は続けるつもり。それが大家会に広がったら、直ぐに全国の大家の会に広がる。
W社も全国展開している。コイツを騙して客にしても後が怖い。そう思ったのかも知れません。
私は度々建設業界は皆ブラックと申し上げておりますが、私の勤めていた建設業界紙のどっぷりブラックでした。何たって会社を1年程度で解散するのですから。
ボーナスを出したくない。昇給させたくない。人件費は最低に抑えたい。しかも記者の求人はいくらでも集まる。
だから募集、解散。募集、休刊の繰り返しです。新聞社も顧客である建設関係者も建設業界紙なんて必要だなんて思っていませんから。
じゃ、何で建設系の新聞が存在するのか。そりゃ「談合しているバラしちゃうよ」と〇すと言いますが、〇がらせると言いますか、まっ、そう言う訳なんであります。褒められた仕事じ無いんでがんす。
極論言うと、建設系の新聞記者なんて馬鹿でも務まります。市役所等に行って公共工事の競争入札のニュースリリースを貰って来て、リライトすれば良いのですから。
新素材、新工法、新築発表等々、全てニュースリリースが出ます。それで紙面は埋まります。そんなに価値のある媒体ではありませんよ。
話をW社に戻します。
支店に作業着男が一人しかいなかった。それはS社からW社への移行で、社員を減らしていたのでしょう。何たってS社は外壁塗装会社としては大手ですから。
驚いた事にS社時代のCMは<私が好きだったアイドル「〇之〇みどり」の夫で、大河ドラマでも主役を務めた俳優を起用しています。今でもテレビCMに出ています。こうなると外壁塗装を経験したことない人は、信じるかも知れませんねぇー。
S社の「5ちゃんねる」には騙された顧客、元社員、辞めたがっている現社員、入社希望者が喧々諤々の書き込みをしています。
社員は良心の呵責に耐えきれず辞めて行く。ブラックな心の者しか残れない。契約したらそれに応じた金も入る。騙された客は憤慨し、恨み言ばかり書いている。行政指導が入り、「5ちゃんねる」でこんな情報が流れていては、中々契約には至らないでしょう。
更にコロナが追い打ちした。このコロナ下、アポなしの訪問販売は迷惑です。しかもマスクをしているから会話の妨げになる。そして暑い。社員は阿鼻叫喚の書き込みばかり。契約も全然取れていないみたいです。
それとやっぱり作業着は、自社で塗装をしていると顧客に誤解させる為でした。びっくりする安さで下請けに丸投げ。あまりにも安い金額なので、新人が塗装して斑だらけ。タイル張りのマンション用の透明塗料も変色しまくって大変な事になっているそうです。
そこでふっと思ったのですが、あのスーツの爽やかな30代の社員は自分の家族の写真名を出して、自分をアピールした。心が痛まずそれが出来るのは凄いなぁー。やっぱり世の中、悪の心が無ければ生きて行けないもんだなぁー。
こんな経験すると、生きるのが益々嫌になっちゃうなぁー。
ではでは。