平成29年8月10日
SLが津山駅前に“引っ越し”
未明にトレーラーで国道を移動
JR津山駅前に新たなシンボルがお目見え。
津山市立南小(同市昭和町)前に展示されていた蒸気機関車(SL)の「C11―80号」が9日未明、駅北口広場に移設された。
トレーラーに載せられ、国道を通っての“引っ越し”を一目見ようと、市民や鉄道ファンらも大勢駆け付け、作業を見守った。
SLをトレーラーに積み込む作業は4日夜に行われ、9日午前0時15分ごろに南小を出発。
山陽新聞の画像です。
目の前の国道53号を人が歩くぐらいの速さでゆっくりと進み、
30分ほどかけて約700メートル離れている津山駅に到着した。
駅ではクレーン2台でSLを台座に降ろし、1時間半ほどで据え付けられると、
南小から一緒に歩いてきた市民らから大きな拍手が送られた。
SLは1935年に製造され、
全長12・65メートル、幅2・83メートル、高さ3・9メートル、重さ51・9トン。
48年に津山機関区に配属され、津山線がディーゼル化される71年まで親しまれた。
76年に当時の国鉄から市が借り受け、南小の正門横で展示を始めたが、
津山駅前再整備や駅構内の「津山まなびの鉄道館」の開館をきっかけに、民間団体や市民らから駅前移設の機運が高まり、
昨年11月に実行委を発足させて移設に必要な資金を集めるなどしてきた。
移設に伴い、SLの化粧直しや駅前に台座を置くための補強工事なども実施しており、総事業費は4500万円。
市民や企業からの寄付金、市、民間都市開発推進機構からの拠出金でそれぞれ1500万円ずつ賄った。
市観光協会の竹内佑宜会長は「多くの方の協力があったからこそできた。
津山市の表玄関、観光の目玉として定着してほしい」と話している。
移設の方法に興味を持っておりました。
作業の様子を見たかった!と思っていましたが、
日程等は狭小な作業場所の為、私たちにも知らされていませんでした。
南小学校での移設の準備作業中
この写真を撮影した、次の日に積み込みが行われました。(4日の夜中)
油圧ジャッキの役割は大きい
低床のトレーラーに積み込み
8月11日には、ミニSLがまなびの鉄道館をはしりました。
津山で子どもらミニSL乗車満喫 まなびの鉄道館、実際に石炭燃やす
JR津山駅構内の総合学習施設・津山まなびの鉄道館(津山市大谷)で11日、夏休みに合わせたイベントが始まった。
ミニSL(蒸気機関車)の乗車体験などがあり、家族連れらが鉄道の魅力を満喫した。
9日に同駅前に設置されたばかりのSLと同じC11形のミニ車両乗車体験を初めて開催。
実際に石炭を燃やし「シュッシュッ」と音を立てながらSLが進むと、連結した座席にまたがった子どもたちが大喜びしていた。
岡山市から家族3人で訪れた若草幼児舎年中組の男児(5)は「ちょっと煙のにおいがして本物みたいだった」と話した。
普段は扇形機関車庫に収蔵されている車両がよく見えるように3両を車庫から頭出ししており、
車内を見学したり、車体をブラシで洗浄したりできる。
車両の向きを変える「転車台」の実演、車掌の制服を着た写真撮影も楽しめる。
イベントは13日までだが、ミニSL乗車体験は12日で終了する。
開館時間は午前9時~午後4時。
残念ながら2日間のイベントです。
乗れなかったかたも、少し足を伸ばし「やずミニSL博物館」を訪れてください。
いつでも乗れますよ。
安東ブログをご覧ください。
博物館にはC11が2台あります。