安東伸昭ブログ

安東伸昭の行動日記

農業用水不足が懸念されている。

2018年08月11日 | 農業
平成30年8月10日 津山朝日新聞の記事を追加
 ため池に頼っている農家さんは、水不足を危惧




平成30年8月9日 7:00

津山地域の降雨量は、西日本豪雨以降7月29日に台風12号の影響で10.5mmを記録していますが、ため池の貯水量は減少しています。
稲の穂が形成される次期に農業用水の不足が声となって出てきています。

私の地域でも小さいため池は、池の底が見える状況であり、まとまった雨が欲しい!状況になっています。
10日余りで、水位が1m低下してきた。
羽出池では、間もなく第二水門が見えてくる状況になっている。



塩手池と羽出池水系のため池の状況
 
7月28日現在(台風通過前に現地を確認)
台風12号の雨では水の確保ができませんでした。


8月8日現在
各ため池のも水位は1m程度下がっています。









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小田川決壊は低部の越水が主要因

2018年08月11日 | 災害
平成30年8月11日 

小田川決壊は低部の越水が主要因 国調査委結果、堤防外側削られる.

西日本豪雨で破堤した倉敷市真備町地区の小田川と3支流の決壊要因を探る国の調査委員会(委員長・前野詩朗岡山大大学院教授)の第3回会合が10日、岡山市内であり、決壊した8カ所はいずれも周囲より低い部分から越水し、堤防が外側から削られたことが主な要因との結果をまとめた。



地盤・地質や河川の専門家ら委員7人が出席し、国管理の小田川と県管理の末政、高馬、真谷川の3支流について非公開で協議した。
終了後に会見した前野委員長は「地盤沈下などで低くなっていた堤防部分から水があふれた。
さらに堤防が外側から削られ、川の水圧に耐えられず決壊したことが主たる原因と推定する」と述べた。

 また小田川の決壊2カ所のうち、高馬川との合流部の1カ所については越水だけでなく、堤防やその地盤に川の水がしみこんで崩れる「浸透」も絡んだ可能性があるとし、引き続き調査する。
 調査委は決壊原因について、現場調査のほか、破堤前の堤防の測量データなどを分析した結果、周囲より低い部分から決壊したことを確認したという。

このうち小田川上流の北岸(同町尾崎)の堤防高は標高16・9メートルと、想定される最高水位を踏まえて国が設定する整備目標(17・2メートル)に0・3メートル足りず、改修予定だったことが判明している。

 次回会合は今月下旬の予定。
今回の調査結果を踏まえて本格復旧工事の工法などを協議する方針。
 西日本豪雨で真備町地区は、面積の約3割に当たる1200ヘクタールが水没。多くの家屋が浸水し、10日現在で51人が死亡した。

《私見》
水位上昇についは、河川内樹木の影響についての考察を公表していただきたい。
 樹木によって、本来の流出係数が低下し、水位が上昇したのではと考える。
 30cmとの関係についての考察を願う。

このことは、日本の多くの河川に該当すると考えられる。
 ※写真は小田川と高梁川の合流部付近
   河川の幅が樹木によってわかりづらい。



平成30年7月8日 山陽新聞
西日本豪雨 倉敷・真備 小田川決壊 高梁川合流点 地形影響か 破堤のメカニズムは不明

岡山県内では、倉敷市真備町地区で小田川の堤防が決壊するなどして大規模な浸水被害が起きた。
岡山大大学院の前野詩朗教授(河川工学)は「破堤がどのようなメカニズムで起きたかは現時点で不明だが、小田川と高梁川の合流点で水が流れにくくなっていたことが影響したとみられる」とする。
 合流点付近をみると、高梁川は「つ」の字のように大きく曲がり、小田川は緩い勾配で西から東に流れている。
この地形から、前野教授は「増水時には高梁川の水位が上がるため、小田川の水がはけにくくなる」と指摘。
その状態が長時間続けば、堤防の下を通る河川の水が田んぼなどに噴出する「基盤漏水」現象が起きる可能性もあるという。

 国は小田川の洪水対策として、2019年度から高梁川との合流点を今より下流に付け替える工事に着手することを決めている。
前野教授は「もしも工事が終わっていたら、今回のような大きな被害は出なかったと予想される。

予算との兼ね合いもあるが、早急に対策を進める必要がある」と話した。



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