日々のパソコン案内板
【Excel関数】 No.1(A~I) No.2(J~S) No.3(T~Y)
【Excelの小技】 【HTMLタグ&小技】
【PDFの簡単セキュリティ】
【複数フォルダーを一括作成するんならExcelが超便利だよ!!】
【アップデートが終わらない!? Windowsの修復ツールを使ってみる方法】
【削除してしまったファイルやデータを復元する方法ー其の一(以前のバージョン)】
【削除ファイルやデータを復元する方法ー其の二(ファイル履歴)】
【Excel振替伝票の借方に入力したら貸方に対比する科目を自動記入】
【手書きで書くように分数表記する方法】
【Web上のリンクさせてある文字列を選択する方法】
【Excel2010以降は条件付き書式設定での文字色にも対応!】
【Windows10のWindows PowerShellでシステムスキャンの手順】
極端なヘビースモーカーだった私の父親は肺がんで、私が25歳の時に他界しました・・・
手術の当日、手術室に入ってから数時間後、私たち家族は医師から呼ばれました。
医師の口から出た言葉は、「がん細胞が動脈に食い込んでいるので、99%取り除くことは不可能です」・・・と
それでも私は「残り1%に賭けることはできませんか?!」と食い下がりました・・・が、
母が一言「解りました・・・閉じてください・・・」・・・と
私は病室へ帰ってきた父の顔を見ながら、こみ上げるものをグッと我慢していました・・・
・・・・
結婚を反対され・・・妻には一度も会ってくれなかったのが心残りなのですが、
父親の生き様を尊敬こそすれ、恨んだことはありませんでした・・・
現在の医療技術の進歩は目を見張るものがあります。
今朝は、その一つの事例を紹介してみようと思います。
~以下、3月12日読売新聞朝刊より抜粋~
医療ルネサンス
大腸がんの転移
3度の肝臓切除 乗り越え
東京都内の会社役員だった山崎義男さん(62)は2005年7月末、毎年受けている健康診断の後、そのまま残るように言われた。すると、医師らに「超音波検査で変なものが見つかった」「肝臓に5センチくらいのしこりがある。このままではだめだ」といわれ、近くの病院に直行するように指示された。病院で調べたところ、肝臓のしこりは別の臓器から転移したがんだった。放置すれば余命は半年程度という状態だった。ところが、1か月検査入院しても元のがんが見つからず、すぐに手術が出来なかった。
医師の勧めもあり、がん専門の「がん研有明病院」(東京都江東区)に転院した。10月半ばの内視鏡検査でようやく「大腸がん」が見つかった。粘膜表面より深いところに広がっており、見つけにくかった。
同病院消化器外科・肝胆膵担当部長の齋浦明夫さんによると、大腸がんは肝臓に最も転移しやすく、2割の患者に肝転移がある。ほかの臓器に転移した場合、一般的にがんの治療は非常に難しくなる。
しかし、大腸がんの肝転移は近年、切除技術や抗がん剤の進歩などで治療成績が向上しており、半数以上の患者は手術可能で、5年生存率は50%を超す。
山崎さんは10月末に開腹手術を受け、大腸と肝臓のがんを順番に切除した。転移したがんは大小数個を切除したが、「再発する可能性はあるが、また切れば大丈夫」と説明された。
齋浦さんによると、肝臓は再生能力があり、30%残すことができれば、ほぼ元通りになるため、再発しても手術を繰り返せる。
医師の予想通り、年明けに肝臓に再発し、2月に2度目の手術を受けた。山崎さんは「2度目なので恐怖はなかった。がんは取れるんだから医師を信頼すればいいと思った」と話す。
ところが、それでも終わらなかった。2度目の手術後に抗がん剤治療も受け、安心感も出始めた1年後、またも肝臓に再発。「なぜまた?」とショックを受けながら、07年5月に3度目の手術を受けた。今回は肝臓の血管に近い場所にがんがあり、血管修復も含めた手術は10時間かかった。
3度目の手術からもうすぐ7年。再発はない。病をきっかけに56歳で仕事を引退し、自然豊かな八ヶ岳の麓でのんびり暮らす。「思ったことは、がんは手術が出来れば治る可能性は高いということ」と語る。
齋浦さんは「昔は肝転移が多いと手術できなかった。しかし、今は切除技術が進歩し、肝臓機能を損なわず、転移の数が多くても手術できるようになった」と話している。