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ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

靖国参拝に思うこと

2014-01-09 12:03:00 | 社会・政治・一般

日本国首相は靖国神社に参拝せねばならない。

当たり前である。太平洋戦争で戦い、死んでいった兵士たちは、当時の日本政府(大日本帝国)の命令により軍に徴兵されて戦地に赴いて戦い、そして死んでいったのだ。

その命令を出したのは、当時の日本政府の首相が出したものだ。戦争の決断も、敗戦の受諾も政治家にこそ責任がある。なればこそ、現在の日本政府の最高責任者である総理大臣は、必ず靖国神社に参拝して英霊に謝し、慰霊し、同じ過ちをしないと公言すべきである。

どの時代、どの国であっても、時の権力者が国のために戦い、そして死んでいった者たちを慰霊するのは当たり前のことだ。故国のため、郷里のため、家族のために戦い、そして死んでいったものを慰霊することは自然な感情である。

ところが、太平洋戦争以後、日本国の首相はその当たり前の行為を自由にすることが難しかった。

難しくなった原因の一つは、戦勝国であるアメリカがその戦いに正義の衣を着せる為に裁判と云う名のショーを開き、戦争犯罪者という欺瞞を敗戦国に押し付けたことにある。

ちなみにこのショーを主宰したマッカーサーは、後に朝鮮戦争が起こり、朝鮮半島に敵対的勢力があると、日本列島の平和を維持することが難しいと知り、大日本帝国がなぜ大陸へ侵略したのかを実感することになる。

侵略ではなく、防衛のための大陸への軍事進出であったことを我が身で知ったマッカーサーは、まだ収監されていた戦犯たちを解放し、日本に押し付けた憲法を無視して、日本列島防衛のためい日本軍を、日本政府に命じて編成させた。それが今の自衛隊である。

どうも当時、マッカーサーはそれが憲法違反だとは深く認識していなかったらしい。多分、憲法なんて実情に合わせて改正すればいいだけだと思っていたらしい。だが、なにより当時任されていた日本列島の管理を無事全うするためには、朝鮮半島へ軍事的進攻が必要であり、憲法違反とか、自ら有罪にさせた戦犯の解放が自らの間違いであることを考える余裕はなかった。

実際、軍人としてのマッカーサーの判断は正しく、遠くワシントンの地でおたおたしているアメリカ政府の対応の遅れが、シナ軍の参戦をもたらした。果断なマッカーサーの指揮の下で、朝鮮半島の大半を制圧したのに、再び半分をシナ軍に取り返されてしまった。

だからマッカーサーは、朝鮮半島のみならず、その後背地であるシナの満洲への核爆撃を望み、それを理由にアメリカ政府に解任されている。シナ及びソ連との核戦争の危険性を危惧したアメリカ政府の判断は正しいと思う。でも、その判断故に朝鮮半島は分断されたのも確かだ。

すぐにアメリカ本土へ送還されてしまったマッカーサーは、日本の戦後処理の過ちを直す余裕はなく、おかげで今も戦争犯罪人の汚名は晴らされず、憲法違反の軍隊は自衛隊の名の下に生き残る始末である。この失態が今日に至るまで解消されずにいることが、靖国問題をややこしくしている。

だが、その頃までは日本政府の政治家が靖国神社に参拝することは、それほど問題ではなかった。ただ、事なかれ主義が蔓延していたがゆえに、日本社会党や共産党との無用な軋轢を嫌って、首相の参拝はそれほど多くなかった。

その靖国参拝が国際問題となった。といっても問題にしているのは韓国と共産シナだけだが、それでも一応は国際問題である。この両国は貧しい間は日本の経済援助が必要不可欠であったので、靖国参拝を大きく騒ぎ立てることはなかった。

だが経済成長にある程度成功し、日本の経済援助の必要性が薄れると、途端に本音が出てくるようになった。元々他民族に対する蔑視意識の強い儒教の影響下にあるシナとコリアは、日本を当然のように格下に考えていたから、それだけに侵略されたことへの屈辱感は凄まじい。

コリアの場合は、日本を貶める事で、自らを高く捉えようと奔走する。蔑視している日本が、コリアよりも大国である現実に耐えられず、虚構の世界観に逃げ込んで、それを真実だと思い込むことで劣等感を隠そうとする。だから日本の政治家が軍人を慰霊することなんざ、認められる訳がない。

一方、シナにしてみれば日本は恐ろしい敵国である。その威信を貶めることは、自国の国際的威信を高めることに役立つと認識するがゆえに、靖国参拝を誹謗する。これは長期的な指針でもあり、日本を属国化しない限り、日本への攻撃はなくなりはしない。

話し合いで解決する問題ではない。むしろ話し合うだけ無駄である。ただ、ポーズとして話し合いの余地を残すだけで十分である。

なお、アメリカが日本の首相の靖国参拝に失望していると、盛んに朝日や毎日あたりが宣伝しているが、これは勘違いというよりも曲解に近い。アメリカが心配しているのは、アメリカ自身の国防戦略への悪影響である。日本と韓国は、太平洋の端の前線基地としての役割があり、その役割に綻びが生じるのを心配しているだけだ。

ただ、謀略上手なシナは、アメリカ議会へのロビー活動を通じて、なんとかアメリカと日本の間の離反を目論んでいるので、その目論見に乗せられた一部の政治家が先走り、それが失望と云う表現で伝わった。

ところが日本側の抵抗を知ると、あっさりと表現を失望から懸念に覆している醜態である。アメリカ国内からも他国の慰霊行為に口をはさむべきではないと抗議があり、結局シナとコリアに大騒ぎしないようにと伝えるにとどめている始末だ。

一応、確認しておくがアメリカ政府は口先では安倍政権もしくは日本の右翼的志向を警戒しているように表現しているし、その尻馬にのったマスコミが騒いでいるのは事実だ。だが、アメリカは既に日本の軍隊を自国の手先として掌握しているし、その協力体制を強化することを着々と進めており、靖国問題はなんら影響していない。

口には出さないが、日本政府がアメリカに対して軍事的野心を持つなんて、まったく心配していない。それでも首都・東京周辺の米軍基地には、いざと云う時のための日本政府制圧作戦ぐらいは用意しているだろう。それほど間抜けな政府ではない。

アメリカが気にしているのは、コリアとシナのロビー活動及び選挙資金拠出があるからだけだと断じても問題ない。実際、アメリカ政府は安倍政権に対して実効性のある制裁等は一切課していないし、その気もない。ただ一部高官の会談を延期させただけだ。

繰り返すが、政府の命令で戦地に赴き、そこで死んだ兵士を首相が慰霊するのは当然であり、義務でさえある。シナとコリアの文句に動じることなく、また反日自虐のマスコミの煽動に乗せられることもなく、自然体で謙虚な気持ちで靖国参拝はなされるべきだと思います。

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