ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

ワイルドスピード スカイミッション

2015-07-06 14:54:00 | 映画

アメリカ人って、本当に車が好きなんだと思う。

カーアクションが売りの映画は数多ある。ハリウッド映画は、このカーアクション映画を良く作る。もちろんヨーロッパだって、シナだってカーアクションの出来が良い映画を幾つも作っている。

だが、車に対する愛着は、アメリカ映画が一番ではないかと思うことがままある。ただ、その愛着の仕方が違う。日本だとマメに洗車して、ワックスをかけて、社内を掃除する。土足を許さず、車はいつも奇麗にしておくのが、日本流ではないかと思う。

土足禁止は如何なものかと思うが、車は第二の家ではないかと思わせるのが、日本人の車への愛着ではないかと思うことは多い。でも、これって多分、日本だけのような気がする。

アメリカでは、車は徹底して移動の手段である。外見がボロボロでも、走ればいい。もちろん、洗車、ワックスばりばりの綺麗な外見の高級車もある。しかし、街を走る車の大半は、埃とドロで薄汚れている。多少の汚れなんて気にもかけないのがアメリカ流。

ただし、手入れは十分する。アメリカの人は、車のメンテナンスは自分でやることが多い。タイヤ交換だって、オイル交換だって自分でやる。走るための機能のチェックは自分で確認してこそ安心するらしい。

多少、壊れても自分で直せるものなら自分でやる。ドアミラーやランプの故障くらいは気にしない。なぜなら走るのに支障がないからだ。走るのに差し障ると分かって初めて自動車修理工場に持ち込む。

持ち込んでも、全部任せるのではなく、自分で出来る部分は工具などを借りて直してしまう。交換すべき部品が高いと思うと、自分で車のスクラップ置き場へ行って、格安で入手してしまう。とにかく、出来るなら自分ですべて面唐ンるのがアメリカ流。だから自宅にガレージは欠かせない。

思うに、この感覚は馬を世話することの延長ではないかと思う。かつて馬こそが、人間の乗る最も汎用性の高い移動手段であった。実際、これだけ自動車が普及し、道路が整備された今日でもアメリカの田舎に行けば、馬が日常的に使われている。農業国家アメリカならではだ。

その馬の生まれ変わった姿が自動車なのだと感じることは多い。古代の騎馬騎士たちは、人馬一体となって戦場を疾駆したというが、その感覚が現代のアメリカでも生きているように思えてならない。

特に表題の映画を観るとそう思う。最初はマイナーな映画であったように思うが、人気が出てシリーズ化し、今回で7作目である。内容は敢えて語るまい。ただね、車を空に飛ばしなさんな。普通は航空機で輸送だろうが、その車を空に飛ばしちゃうあたり、正直理解できないぞ。

まァ、面白いことは面白い。最後がちょっとシンミリしちゃいますけどね。

コメント (2)
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