ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

論点ずらし、なのか

2015-07-13 12:31:00 | 社会・政治・一般

あァ、厭らしい。

突然に手のひらを返した韓国の横やりにより遅れた、今回の日本の世界遺産登録だ。如何に信用がおけない国かが、よく分かったと思う。それはともかく、おかしいのが我が国の政治家、とりわけ野党のセンセイ方である。

強制徴用だ、なんだと騒いでいるが、馬鹿じゃなかろうか。第一次世界大戦以降、戦争は国家総力戦であり、民間企業、民間人の強制徴用は常識である。あのアメリカなんざ、真珠湾攻撃を受けて戦争参加の意を明らかにするや、すかさず国内の兵站物資を生産できる工場等を、民需から軍需に切り替えさせて、国家の総生産力を戦争に投入している。

実を云えば、大日本帝国はそのあたりの認識が甘く、本格的な国家による民需から軍需への強制切替はミッドウェイ海戦以降である。しかも、当初は日本本土限定であり、とてもじゃないが国家総力戦には遠い。

なにやら国会では、言葉遊びを弄しているようだが、本質から目を背けた愚論でしかない。

更におかしいのは、我が国のマスコミ様である。外相会談での合意を反故にしてまでした裏切り行為を責める記事は、読売、産経や週刊誌だけで、朝日、毎日らは平然と、強制徴用の問題にすり替えようとしている。

私にはそうとしか思えない。いったい、どこの国の報道機関なのだ?

本気で日本の平和を望むのなら、海峡を挟んですぐの隣国の本音を伝えるべきではないのか。その隣国の実態を報じた上で、我が国の平和は、如何に守られるべきかを論じるべきではないのか。

私には、平和を守ることよりも、自分が良心的平和主義者であることをアピールするだけの、醜悪な愚行に思えてなりませんね。

コメント (2)
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