私は本だけでなく漫画もかなり好きだが、けっこう選り好みがあるので知らないことも多々ある。
最近、不思議に思っていたのが、いわゆるキャンプ・ブームであった。
私にとってキャンプ=幕営であり、山から山への長期登山には必要不可欠な技術であり、山で生活する手段であるに過ぎない。快適な幕営は重要だが、幕営自体を楽しむ気持ちはかなり薄い。
だってホテルや旅館の快適な部屋で過ごすほうが良いに決まっているからだ。学生の頃は金がないので、ひたすらテントを張って一夜を過ごしていただけで、金が潤沢にあれば山小屋のほうが楽だと本気で思っていた。
これは布型の大型テントを背負ったことのある人ならば、当然に分ると思う。テント、とりわけ濡れたテントは重い。それを担いで半日を登り下りに喘ぎ、ようやくたどり着いた幕営場で、疲れた身体でテントを張る苦労は好んでやりたいものではない。
こうして設営を終えたテントに入り、夕食を食べ、しばし歓談する楽しみは格別なものがあった。でも、早く寝袋に潜り込んで、明日の行動に備えることのほうが大切であった。
そんなテント暮らしを大学生の頃は、一年に二か月はやっていた。だから、テント暮らしそのものを楽しむという発想に乏しい。なので、なんでキャンプ・ブームなのか良く分からずにいた。
最近になって、ようやくキャンプブームの人気の発端となった漫画があることを知った。それが表題の作品である。漫画喫茶でぱらぱらと適当に流し読みしただけなので、真面目な書評は止めておく。
だって、私のやってきたテント暮らしとはまったく別世界なのだもの。
でも、それを否定するのは間違いだ。このような長閑なテント暮らしを楽しんでなにが悪い。ただ、私に縁がなかっただけだ。女の子だけでキャンプを楽しんで何が悪い。私の頃だって女子だけの登山パーティはあったし、ガールズスカウトだってあった。同性同士で楽しむ会話は格別なのは、男だって同じだろう。
それでも、私にはあまりに縁遠いキャンプだけに、ちょっと馴染めないな。ただ、それだけ。
余談だが、この作品のように女の子中心の漫画を男性が楽しむようになったのは、何時頃だろうか。私の記憶だと「軽音」あたりが嚆矢ではないかと思うけど、私はあまり興味がなかったので詳しくない。
と思ったら、ももせたまみの「桃色シスターズ」やら大橋ルイの「会計チーフは憂鬱」などの女性キャラ中心の漫画を楽しんでいることに気が付いた。なんてことはない。実は現在のプロの漫画家の6割以上が女性漫画家なのだから当然といえば当然。
漫画家=男性中心との思い込みが間違っていたのだな。ちなみに少年誌、男性漫画誌で執筆している女性漫画家も多数おります。逆に女性漫画の世界で活躍する男性漫画家のほうが少ないのが現実みたいですね。
最近、不思議に思っていたのが、いわゆるキャンプ・ブームであった。
私にとってキャンプ=幕営であり、山から山への長期登山には必要不可欠な技術であり、山で生活する手段であるに過ぎない。快適な幕営は重要だが、幕営自体を楽しむ気持ちはかなり薄い。
だってホテルや旅館の快適な部屋で過ごすほうが良いに決まっているからだ。学生の頃は金がないので、ひたすらテントを張って一夜を過ごしていただけで、金が潤沢にあれば山小屋のほうが楽だと本気で思っていた。
これは布型の大型テントを背負ったことのある人ならば、当然に分ると思う。テント、とりわけ濡れたテントは重い。それを担いで半日を登り下りに喘ぎ、ようやくたどり着いた幕営場で、疲れた身体でテントを張る苦労は好んでやりたいものではない。
こうして設営を終えたテントに入り、夕食を食べ、しばし歓談する楽しみは格別なものがあった。でも、早く寝袋に潜り込んで、明日の行動に備えることのほうが大切であった。
そんなテント暮らしを大学生の頃は、一年に二か月はやっていた。だから、テント暮らしそのものを楽しむという発想に乏しい。なので、なんでキャンプ・ブームなのか良く分からずにいた。
最近になって、ようやくキャンプブームの人気の発端となった漫画があることを知った。それが表題の作品である。漫画喫茶でぱらぱらと適当に流し読みしただけなので、真面目な書評は止めておく。
だって、私のやってきたテント暮らしとはまったく別世界なのだもの。
でも、それを否定するのは間違いだ。このような長閑なテント暮らしを楽しんでなにが悪い。ただ、私に縁がなかっただけだ。女の子だけでキャンプを楽しんで何が悪い。私の頃だって女子だけの登山パーティはあったし、ガールズスカウトだってあった。同性同士で楽しむ会話は格別なのは、男だって同じだろう。
それでも、私にはあまりに縁遠いキャンプだけに、ちょっと馴染めないな。ただ、それだけ。
余談だが、この作品のように女の子中心の漫画を男性が楽しむようになったのは、何時頃だろうか。私の記憶だと「軽音」あたりが嚆矢ではないかと思うけど、私はあまり興味がなかったので詳しくない。
と思ったら、ももせたまみの「桃色シスターズ」やら大橋ルイの「会計チーフは憂鬱」などの女性キャラ中心の漫画を楽しんでいることに気が付いた。なんてことはない。実は現在のプロの漫画家の6割以上が女性漫画家なのだから当然といえば当然。
漫画家=男性中心との思い込みが間違っていたのだな。ちなみに少年誌、男性漫画誌で執筆している女性漫画家も多数おります。逆に女性漫画の世界で活躍する男性漫画家のほうが少ないのが現実みたいですね。