ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

暗殺事件の後始末

2022-07-21 11:53:30 | 社会・政治・一般
お隣の半島にかつて、極めて自身の欲望に忠実な男がいた。

この男、ブンちゃんは女と金を自由にする手段として宗教を利用したのだが、風紀を乱したとの罪で豚箱に入れられた。豚箱でブンちゃんは反省しました。政府を敵に回してはダメだと。冷戦下の半島においては、敵は共産主義である。敵の敵は味方だ。

彼が考えた新たな宗教は、共産主義と云う名の悪魔を追い払う救世主としてのブンちゃんです。そのために教徒をタダ働きさせて金を集め、政治家に献金させて、堂々と宗教団体の教祖様として認められちゃいました。

ブンちゃんの欲望は限度知らず。世界中に自分の教団を広げ、政治家と役人に金をばら撒きました。だが、伝統的宗教が根強い国ほど拒否反応が強く、日本とアメリカ以外ではカルト教団とされて追い出されました。

信教の自由を勘違いしている上に、金の魅力に極めて弱い日本とアメリカだけは辛うじて教団を存続させることが出来ました。ただ霊感商法としての悪名が広まってしまったので、愛着ある教団名はちょっくら変えています。

また教団名が世間に広まってしまうことも問題が多いので、世界中に広がる共産主義と戦う組織としての別団体を立ち上げたりして、保守系の政治家に献金して支持を求めたりと、多角的な活動もしています。

当然ですが、日本では保守系で特に反共産系の政治家が、このターゲットになっています。その一人が安倍晋三であったことは、今回の暗殺事件で明らかになりました。

といっても、以前から知っている人は知っていたこと。ただ新聞やTVが、宗教がらみの記事を書きたがらなかったので、世間的な認知が低かっただけでしょう。

安倍元首相の死は残念ですが、これまでマスコミ様が放置していたカルト教団と政治とのかかわりについて公表されたのは良い事です。

信教の自由とは、個人の心の自由の問題であり、宗教組織が好き勝手していい自由ではないことを、改めて認識して頂きたいものですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする