ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

Jアラートに思うこと

2022-10-06 14:28:48 | 社会・政治・一般
まったく無意味だとは思わない、それほど平和ボケはしていないつもりだ。

しかし、10月4日早朝のJアラートには驚き、かつ呆れた。青森県に警報を出すのは良いが、危険性のない東京に警報出す意味が分からない。

第一、警報が出せても、撃墜出来ない。もし本物の戦術核ミサイルであった場合、十分安全な避難場所なんてどこにあるのか。その場合の交通規制など治安維持はどうするのか。

有事法制が未整備の日本は、このように口先(Jアラート)で騒ぐだけで、具体的な対策はとれないのが平和国家日本の現実だろう。あげくに政府は北コリアに厳重に抗議すると馬鹿の一つ覚えを繰り返すだけ。まったく無意味です。

ちょっと邪推すると、騒ぐことで来年度防衛予算に色を付けようとしているのかと思わないでもない。でも、事なかれ主義が蔓延している霞が関のエリート様には無理だろうな。

本気で北のミサイル発射実験を抑制しようと思うならば、アメリカと共同(ここが肝要)で核兵器の開発計画でもぶち上げれば良い。北京が泡食って北を叱りつけること請け合いである。

脅しつければ日本なんざすぐに金を寄こして尻尾を振ると思っている北コリアと異なり、北京政府は日本が容易に大型の核兵器を開発し、弾道ロケットでさえすぐに作れることを知っている。

日本が核兵器を作らないのは、国民の大半が核アレルギーに罹患しているからに他ならない。それにアメリカも本気で日本に核兵器の保持を許すとは思えないし、アメリカの潜在的敵対国家となるのは好ましくない。

勘違いして欲しくないのだが、私は日本政府が核兵器を持つことに反対である。未だに軍隊を戦争抑止の手段の一つとして行使することを認められない幼稚な国家に、核兵器なんざ持つ資格はないと考えているからだ。

敵国のミサイルが頭上を飛来したにも関わらず、口先で騒ぐだけって、どれだけ情けない国なんだ、この国はよ。
コメント
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