ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

鯖の水煮缶

2022-10-26 11:33:31 | 健康・病気・薬・食事
私はなんでも食べるが、なんでも好きな訳ではない。

食べるけれど、微妙なのが鯖である。痛み易い魚であるのは確かで、よほど新鮮でないと刺身で食べることは無理だ。海釣りの船の上で食べることも出来るらしいが、知人は寄生虫が嫌なので食べないと言っていた。

たしかにアニキサスを始めとして魚には寄生虫の問題がある。やはりプロの料理人の手で処理されたものでないと、そうそう刺身では食べられない。

また鯖は魚臭いというか、青臭い。これもまた敬遠される理由であろう。でも酢で締めたしめ鯖は美味い。特に脂ののった旬のしめ鯖の上手さはマグロのトロにも負けないと思う。

また鯖は貴重な栄養の宝庫であり、上手に調理すれば実に役立つ食材である。ただ、私の料理の腕では、どうしても鯖の青臭さを上手に消すのは難しい。だからこそ鯖の缶詰の便利さがありがたい。

ただ昨今、鯖の缶詰はけっこうな人気で品薄気味。最近は出回るようになったが、味の良い鯖缶はけっこうお高い。さりとて安い鯖缶は少し青臭い匂いが残る。でも工夫次第でこの匂いは消せる。

私が多用するのは生姜と青ネギだ。上手に使えば美味しく頂ける。最近のお気に入りは、豆腐と鯖缶の簡単煮だ。作り方は手抜きに近いお手軽料理。なにせ疲れて帰宅した私が可能な限り楽をしようと工夫した献立なのだから。

まず木綿豆腐を一口サイズにカットしてペーパータオルで水切りしておく。鯖の缶詰を開けて、フライパンに鯖だけ並べて火で炒める。さっと表面が焼けてきたら、缶詰の汁に麺つゆを足してフライパンに入れる。このタイミングでカットした豆腐も丁寧に並べて置く。

沸騰する前に刻んだ生姜を入れ、更に青ネギを一口サイズにカットして入れて弱火で煮込む。煮込むといっても元々汁が少ないので、焦がさないように注意する。全体に熱が回ったと思ったら火を止めて放置。

後はご飯とみそ汁を用意するだけ。

余談だが、鯖の味噌煮缶を使わないのは、味噌汁と味が被るのが嫌だから。最近は夜が冷え込むので、この豆腐と鯖缶の煮込み料理は私のお気に入りである。

けっこうヴァリエーションもあり、卵とオイスターソースを使った中華風もなかなかイケます。それにしても鯖の缶詰、数年前に比べるとかなり値上げしています。特に味が良い奴ほど値上りしているのが、ちょっと小憎らしいです。
コメント
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