ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

カタールW杯、開幕

2022-11-21 14:18:01 | スポーツ
いよいよ開幕したカタールW杯。

我が日本代表は初戦のドイツ戦に向けて準備中であろう。正直応援はしているが、引き分ければ上等だと思っている。

日本サッカーは強くなった。今や海外のチームで活躍する選手だけで二チーム作れるほどに層が厚くなっている。しかし、活躍するチームの大半は欧州の二部リーグのチームであり、各国のトップチームでレギュラーを張れる選手は少ない。

それでもサッカー強国に一泡吹かせるぐらいの可能性は秘めたチームだと考えているし、期待もしている。

その日本代表チーム最大の弱点は監督を始めとしたコーチ陣であり、世界相手の経験値の乏しい日本サッカー協会であり、低レベルの報道しか出来ないメディアである。

もっとも、この問題の解決には時間がかかる。決して無為無策ではなく、例え負けても経験は積めるはずとの思いで決定した日本人コーチ陣である。このような体制で挑む以上、過剰な期待は禁物なのは当然であろう。

私は試合の勝ち負けを一人の選手に負わせることには、あまり賛同できない。でも、今回のチームの勝敗の肝は、トップ下の選手であろうと考えている。そのトップ下を任されると思われるのが、現在フランスリーグ・アンのモナコで活躍する南野拓実だ。

はっきり言います。これはギャンブルです。

南野選手が日本代表で活躍したのは2019年がピークでした。この当時の彼は切れ切れのドリブルと、決定機に得点する日本代表のエース格でした。私もその将来に大いに期待をかけた選手でした。

しかし、その後は低調に終始しました。厄介なことに時々、輝くような華麗なプレーでチームを助ける。でも肝心な時に、フカすは外すは揉めるはと問題だらけ。私は当落線上の選手だと予想していたくらいです。

ところが森保監督は、その南野を攻撃の核に据えたいようです。大迫や原口を落選させてまでして選んだ攻撃の中心選手として、南野を選んだのです。これを意気に感じて覚醒するのか、それとも決定機で外しまくるオオボケで終わるのか。

巧さだけなら堂安や久保がいますが、南野にはもう一つ特徴があります。それは、現在の日本代表では断トツの喧嘩番長であること。とにかく気が強い。痩身の甘いマスクに騙されると、喧嘩っ速い気性が見抜けません。

ひょっとしたら一発レッドで即退場の可能性もありますが、その気の強さからチームを牽引する可能性もある。まさにギャンブルです。

先日のカナダ戦では、いるんだか、いないのだか分からない平凡なプレーに終始していました。多分、これは怪我を恐れてか、あるいは本性がばれるのを恐れてかの演技でしょう。

初戦のドイツ戦、果たしてトップ下南野がどう機能するのか。早く観たいような、観るのが怖いような不思議な気持ちですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする