少し怖いお話を。
といっても幽霊や怨霊の話ではなく、極めて現実的な話です。テーマは「もし日米安全保障条約が無効化したならば、どうなるか」です。
その結果を一言で云えば、自衛隊と称する日本軍の無力化です。まず自衛隊の戦闘機、イージス艦などの最新兵器はすべてその機能が停止します。またミサイルなどの防空システムも、基本ソフトはアメリカ製ですから、同様に機能を停止します。
延べにしたら数十兆円のハイテク兵器ですが、敵味方識別装置はアメリカ製のブラックボックスですから、日本側では手が出せず、動かなくなった兵器に呆然とすることになるでしょう。小銃などコンピューターソフトを使用していない武器は、従前と変わりなく使えますが、ハイテク兵器はほぼ全滅でしょう。
そんな馬鹿なと思うかもしれませんが、アメリカは同盟国だからこそ、高性能な武器の使用を日本に認めているのであって、同盟関係が断絶すれば、それは日本が敵国側になったことだと判断します。当然にハイテク兵器が使えないように無効化する方策を、各兵器の基本ソフトに密かに仕込んであることは、ほぼ間違いないはずです。
その結果どうなるか。自国を守れない国は、奪われても仕方ありません。それが歴史が証明する真理です。
まず北海道はかねてよりロシアが熱望しており、あわよくば本州の半ばまで欲するでしょう。でも、一番日本列島を欲しているのは共産シナであることは、ほぼ間違いありません。
現在のシナ海軍の増強方針をみると、強襲揚陸艦などを多数用意しつつあるようで、来るべき日本列島支配に向けての情報収集も盛んにやっているようです。既に日本国内に多数滞在しているシナ人を活用しての占領政策が練られていることは確定的です。
そんなロシアとシナの間に立って、あわよくば我こそが支配者にならんと妄想しているのがコリアでしょう。ただ、この国は妄想ばかりで、具体的な方策がない。上陸作戦及び占領作戦を実行するための軍隊が出来てない。
ただ日本列島には、既に多数のコリア人が生活してますから、彼らが暴発し、落花狼藉の醜態をさらすのはほぼ確定的でしょう。第二次大戦後、日本の敗戦受託後に三国人が、散々日本人に暴行略奪した惨劇が繰り返されるでしょう。まァ、ロシアかシナのどちらかが鎮圧して正義面を晒すと思いますけどね。
でもね、一番恐ろしいのはアメリカです。彼らはよく知っています。この日本列島には高度な技術を持つ企業が多数あり、それがシナやロシアに活用されることの危険性を誰よりもよく知っているのがアメリカなのです。
ではアメリカはどう出るのか。私の予測する最悪のシナリオは、日本の工業地帯に核ミサイルを落として壊滅させることです。日本の高度な技術を敵国に奪われるくらいならば、自らの手で潰してしまえ。アメリカは軍事に関しては極めて真面目な国ですから、最も合理的で効率の良い方法をとるはずです。まァ実際は、日本をシナ、ロシアとの戦場にして工業力を壊滅させれば責任を追及されずに済むので、そうすると思います。
自由と民主主義の国であるアメリカは、近代以降最も残虐で破壊的な軍事大国であることを、くれぐれも忘れないで欲しいものです。
衆議院選挙の際、安易にアメリカとの同盟解消などを口にした馬鹿が幾人かいたようですが、アメリカの怖さを分かったうえでの発言なのか、私は大いに疑問んですね。
ちなみにアメリカを最も恐れているのは、実は霞が関の官僚たちです。田中角栄を権力の座から引きづりおろし、細川護煕を引退に追い込んだように、アメリカとの同盟関係を危険にさらす政治家は、いかなる手段を使っても自らの手で消すつもりだと私は考えています。
だから現実的には、あまり怖がる心配はないはずです。多分・・・
だって海上&航空自衛隊はアクセスカットされて標的になり、陸自は兵站がアウト。すると国防は丸裸です。必然的に「いつ中国やロシアに併合されるか解らない国」になります。
「そんな国の日本円」で取引したい国や企業があるでしょうか?? ないと想うです。
工業地帯に米国が核を落とすかは解りかねますが、輸送遮断、食糧、エネルギーを絶たれて通貨は紙クズとなり、日本という国が崩壊。
人口の7割が死亡して、国家としての体をなさない状況……アフリカの紛争地帯みたくなるのでは?
おそらく統一国家としての日本は終わると思います。
ただ所有する国外金融資産も膨大なので、すぐには国家崩壊とはならないでしょう。ただ、シナの支配下に陥った場合、現在のチベットやウィグルの悲劇が日本でも起きることは確実ですね。