あーあ、久々にやっちまったよ。
子供の頃から私は寝床の周りに本を山積みするのが好きだった。手を伸ばせば、そこに本がある。冬の寒い時期は妹たちに占拠された炬燵ではなく、自分の寝床で布団に包まりヌクヌクと読書にふける。これが私の冬の読書スタイルであった。臆面もなく書かせてもらうと至福の時間であった。
とはいえ小遣いの乏しい10代の頃は、本の山積みというより丘積み程度であった。でも自由に使えるお金が飛躍的に増えた社会人になるといけない。本の山積みは、危険な高さになり、いつ山崩れが起きてもおかしくない危険な状況が常態化してしまっている。
これも30年以上経つと、危機意識も希薄となり、小遣いの増加もあってますます未読山脈は増大するばかりである。いくらナマケグマの生まれ変わりを自称する私でも危機管理の必要性を認識せざるを得ない。まぁ一言でいえば片付けろ、である。
なので週末、寒かったので外出は控え、その替わりに寝床周りの未読山脈を整理していた。そうしたら見つかってしまったよ。今年のお気に入りの一つ「葬送のフリーレン」第七巻が二冊も。
同じ小説を買ってしまったことは何度かある。しかし漫画は珍しい。何故だろうかと訝ったが、おそらく夏場で暑くてバテていた頃だと思う。実はこの作品はゆっくりと読もうと決めていた。内容が濃いというよりも、じっくりと楽しみたいからだ。
ちなみにアニメ版はほとんど視ていないが、北米や欧州では絶大な人気を得ているらしい。動画を短時間だけ視てみたが、原作の雰囲気を上手く活かしており、これはアニメも視てみたいと思っている。
ところで余った7巻だが、年明けにでも新古書店に売りに行こうと思う。今ならけっこう値がつくらしいしね。余談だが私は時折、この二度買いをやらかす。一番多いのはフィリップ・マーゴリンの「炎の裁き」だ。三冊も持っている。何故かというと面白そうだったからで、本当に面白いので本屋で立ち読みして、思わず買い込んでしまったからだ。
いや、ボケじゃないよ。なにせ30代の頃からやらかしていますから。
アニメはヒンメルが出るたび泣いてました。
声優の岡本信彦さんの声と話し方がめちゃよくて。
お時間がある時にじっくりご覧ください。